試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3728F 1次車 後期仕様 フルカラーLED表示器編成 (新後期仕様代替出場,3728F-1:休車) ※再生産品

2018-05-04 21:58:45 | 京成線出場
代替更新。

グリーンマックス製京成3700形3728F後期仕様(1次車:3728F-2)が出場した。
3700形増備は3818F中期仕様(5次車:旧製品)の投入予定があったが諸事情により実現しなかった。
代わりに3728F後期仕様(リニューアル再生産品)が導入されプロトタイプ選定からやり直しを行っている。




京成3700形3728F 1次車 後期仕様 フルカラーLED表示器編成
3728F-2:3728-3727-3726-3725-3724-3723-3722-3721。
※リニューアル再生産品。

7編成が在籍する3700形は各々でプロトタイプ時差が生じるよう出場させてきた。
一応現行仕様が3編成存在するがこのうち3798F(4次車:3798F)は実車の推移次第で何れ後期仕様に変わる。
従って時期が被る編成は3708F現行仕様(1次車:3708F-2)と3768F現行仕様(3次車:3768F)の2本となる。
この2編成以外は仕様を細分化したため3700形同士の離合を難しくさせていた。
3818F中期仕様(旧製品)の増備計画は3758F中期仕様(3次車:3758F)に相当する3色LED表示器編成出場が立案の基である。
[K'SEI]CIマーク未貼付編成の3708F登場時仕様(1次車:3708F-1)を除き同一プロトタイプ時期の3700形増強を考えた。
その第一弾になるはずだった3818F中期仕様は幻に終わった。
3700形出場8編成目となる3728F-2は3818F中期仕様の実質的な代替投入と言える。


休車となる3728F旧後期仕様(3728F-1:旧製品)。

3728F後期仕様(リニューアル再生産品)は中古市場でも余り出回らないスポット生産品である。
事前増備計画の5次車から1次車へプロトタイプが変わった。
所有する3818F中期仕様(5次車:3818F)は幕式表示器編成で台車もサックスブルー成形FS-547(047)へ交換した。
製品原形とは異なる仕様に仕立てており3818Fを3色LED表示器編成で出場させられた。
既に3728F後期仕様(1次車:3728F→3728F-1)が在籍するためプロトタイプの再考に迫られている。
検討の結果スポット生産品の3728F後期仕様(リニューアル再生産品)は製品原形に近い状態を守ることにした。
3色LED表示器編成も対応出来たが3727以下6両が3728F-1と被る。
先ず3728F-2で3728F-1の編成更新を行う。
3728F-1は一旦離脱させ改装の後に再出場させる方向とした。


3722後期仕様(3728F-2)。

第二次整備では3727,3725,3722の避雷器取付が収穫である。
PT-4804形パンタグラフへの避雷器挿入はグリーンマックス製3400形,3700形での難関工程だった。
従来はパンタグラフ台枠の避雷器取付孔拡大を施していた。
この方式は接着剤で避雷器を固定しなければならない。
パンタグラフ姿勢悪化や避雷器の垂直維持も弱点になっていた。
時間こそ要したものの3728F-2では完全差込式が実現した。
最初から嵌合精度が合っておらず取付には強引さが必要である。
その代わり避雷器取付孔拡大の悪影響は全く出なくなった。
今後はパンタグラフ台枠への細工を取り止める。


3726+3725 (3728F-2:動力ユニット搭載車+TR-180A床板装着車)。

TR-180A床板装着車は輪心成形差異解消を図った。
3768Fで2種類の輪心成形車輪が存在する事に気付いた。
1つはコアレスモーター搭載動力ユニット用車輪に近い。
もう一つは輪心表面の処理が艶有りにされている。
先発出場した3768Fは後者の割合が圧倒的に多かった。
よって従来形状輪心車輪と新形状輪心車輪に区分した。
ただ輪心成形差異はリニューアル再生産品から生じておりどちらが新しいか判らなくなっている。
なお3728F-2の輪心成形完全統一は3721から開始した。
山側に従来形状車輪を集中配置した3727以下6両は3728の竣工後に一斉交換を行っている。
車輪交換は各車の組合せ都合により3768F,3798Fを巻き込んでの作業になった。
一連の組換え実施で3728F-2,3768Fは新形状輪心車輪で統一された。
道半ばで中断を余儀なくされた3798Fは今後従来形状車輪で揃える予定である。


3726後期仕様(3728F-2:動力ユニット搭載車)。

導入編成が旧製品からリニューアル再生産品に変わったため動力ユニット更新は回避された。
但し3726灰色成形FS-547(047)動力台車は今ひとつ立体感が欠けるように思える。
在来車に倣い動力台車枠取付台座を中心とした黒色化を施した。
この施工によりスナップ嵌合式FS-547非動力台車や動力ユニット更新車との外観差を抑えられたと思う。
分売品のコアレスモーター搭載動力ユニット用動力台車と振替える手段も採れた。
しかし3150形の動力ユニット更新工程が増加するため自重している。


3798F,3728F-2 (現行仕様,後期仕様)。

行先表示類は[51K 快速 成田]とした。
3798Fに[A09 快速 高砂]を採用しており形態の近い3728F-1は下り方面行の[快速]が先に決まった。
最終候補には[A15 快速 東成田]も残っていた。
1日1本の[A15 快速 東成田]も魅力的だったが自由度を高める目的で[51K 快速 成田]に落ち着いた。
ただ3798F,3728F-2とも日中運用で多々見られる[快速 西馬込],[快速 佐倉]にはせず一癖を持たせている。
3798Fが後期仕様に改められても3728F-2とプロトタイプ時期は重複を維持する。
現行仕様に次いで後期仕様でも3700形同士の離合が可能になった。
各々前期リニューアル工事施工編成と後期リニューアル工事施工編成,1次車と5次車で一応各編成の差別化は図れている。


3728F-2サイドビュー(3721:リニューアル再生産品)。


3728F-1サイドビュー(3721:旧製品)。

3728F-2は原則的に製品仕様を守っての出場となった。
大きな変更点はスカート付SPフレームTNダミーカプラー,TNカプラーSP化程度に留まる。
更新編成であり現時点では3728F-1とほぼ同一仕様と言える。
休車となる3728F-1は改装の方向が定まった。
改番は行わず3708Fに次ぐ2編成体制で纏める予定である。

3728F-2の非動力車はTR-180A床板を装着する。
走行抵抗はTR-180床板装着車より大幅に低減され性能面でも更新が図れた。
まだ3818F中期仕様(3色LED表示器編成)の増強も諦めていない。
旧製品での導入でも構わないと考えていたが3728F-2の出場で考えが変わった。
動力ユニットの更新コストも絡みリニューアル再生産品で絞り込む事にした。
バリエーションの直接的な強化には結び付かなかった3728F-2だが今後の3700形拡充には大きな影響を与えたと思う。
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