試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3738[3738F] 2次車 中期仕様 (3768[3768F-1] 改番,黒色側面窓枠印刷補修施工)

2020-01-16 23:54:51 | 京成線:3700形
自爆。

グリーンマックス製京成3700形3768F中期仕様(3次車:3768F-1)は離脱していた旧3758F中期仕様(3次車:3758F)と出場が前後した。
旧3758Fの種車は旧3798F現行仕様(4次車:旧製品)だったが改修を機に後期リニューアル工事施工編成への改装が決定する。
そのため3768F後期仕様後期リニューアル工事施工編成(3次車:二代目)との窓セル交換が行われた。


京成3700形3768F 3次車 中期仕様。
[3768F-1]:3768-3767-3766-3765-3764-3763-3762-3761。
※3色LED式表示器編成。

2018年8月に旧3758F現行仕様(→後期仕様:3758F)が再出場を迎え残された部品で3768F-1の仕上げに取り掛かった。
透明成形窓セルへの交換で選択肢が広がりプロトタイプは3728F中期仕様(1次車:3728F-1)に次ぐ3色LED表示器編成とした。
経年が浅く旧3758F中期仕様よりも軽度な整備を経て2018年9月に出場させている。
その後3768,3761(3768F-1)にて誘導無線アンテナ(8078)の換装試験が行われ現在に至っていた。
ところが最近黒色側面窓枠印刷の掠れが目立ち始め時間経過と共に銀色塗料露出部が増えてしまった。


入工中の3768中期仕様(3768F-1)。

回着当初から3768Fは印刷状態が芳しくなく第二次整備時にマッキーで側面窓枠モールドを塗り潰した。
同様の措置を施した3767以下6両(3768F-1)は竣工当時と殆ど変わらない状態が維持されている。
マッキーのインク被膜は然程強くないが余りにも3768,3761(3768F-1)との差があり過ぎる。
黒色前面窓枠補修でもマッキーを全面採用しており激しい劣化は今ひとつ腑に落ちなかった。
取り敢えず黒色側面窓枠は再補修での様子見が決定し3768,3761の改修入場に至っている。


剥離が著しい黒色側面窓枠(山側)。

部品調達が遅れ3768,3761(3768F-1)の第二次整備は3768F-1が出場する直前に先送りされた。
側面窓枠の塗り潰しには旧3758F及び3767以下6両(3768F-1)への施工を済ませたマッキーが用いられたはずである。
3758Fも補修した黒色側面窓枠は全車健在でありインク残量不足の可能性が考えられた。
今回はようやくペン先が解れたばかりのマッキーを使用するため被膜強度向上に期待出来る。
耐久試験には申し分なくひとまず側面窓枠状態の悪い3768を先発入場させた。


ゴム系接着剤固定を採用した妻面窓セル。

側面窓枠モールドが側面窓セルと近接している構造を持つため組み立てた状態での全面補修は行えない。
よって分解が避けられず溶着固定した妻面窓セルも取り外し対象となった。
一応再分解を考慮した固定方法が採られており上作用式にて難無く撤去を終えている。
掠れていた黒色側面窓枠はインク乗りが良く3767以下6両(3768F-1)と同水準に引き上げられた。
なお三度目の固定となった妻面窓セルはゴム系接着剤に変更し剛性低下を防いでいる。


角度が改められた電球色LEDライト基板集電スプリング。

3768(3768F→3768:3768F-1)が装着していた電球色LEDライト基板は3758(3758F)へ転用となった。
但し相互交換とはせず新たに投入した電球色LEDライト基板(直販品)を充当し製品仕様への復旧が図られた。
現在はTR-180A床板装着車でもライト基板集電スプリングの角度を変更する導電板との接触向上策が標準化している。
入場時期が噛み合わなかった3768F-1はまだ未施工編成のまま残されており改修に乗じて修正した。
幸いライトユニットは撤去済であり一旦電球色LEDライト基板を取り外して無理の無い形状に仕上げた。




[3738]:山側。

3768(3768F-1)の車体改修は滞りなく完了したが突如として3768F現行仕様(3次車:3768F-2)との編成番号重複解消策が急浮上する。
10編成まで勢力が拡大した3700形であるが3708F現行仕様(1次車:3708F-2旧3708F登場時仕様)の出場を境に改番は休止となった。
だが同一編成番号は管理を煩雑化させる要因となり3788F現行仕様(3次車:3788F3768F:三代目)より再開に踏み切っている。
ジオマトリックス製3700形用インレタは2018年11月を最後に使用機会が無いまま予備品となっていた。
約1年2箇月の月日が経年劣化を招いていると思われ側面用車両番号板から転写へ取り掛かっている。




3738 [A13 特急 上野]:改番,海側偶柱部赤帯補修施工。


3788 [89K 快速 佐倉]:3788F(3768改番車)。

予想通り側面用車両番号板インレタは[3768]の隠蔽を終える前に台紙から剥がれてしまった。
既にインレタの一部が車体と密着してしまったため多少の傾斜は黙認するしかなくなっている。
前面車両番号標記は3758F,3788Fと同一の改番方式を採用し[3768]を赤マッキーで塗り潰した。
後は[3768]標記跡へ[3738]インレタを転写するのみだったが全桁揃って崩壊に見舞われた。
しかも[3768]標記跡にこびり付いた夥しい転写糊が曲者で除去時の海側偶柱部赤帯喪失を引き起こした。


3738 点灯試験[A13 特急 上野]:ライト基板集電スプリング整形施工。

途切れた赤帯は再び銀色塗料が現れた[3768]標記跡と共に赤マッキーで補修を行い何とか繋ぎ合わせた。
再度前面車両番号標記インレタの転写に移ったが組標記は残っておらず[37]+[3]+[8]と苦しい組み合わせに変わった。
その後も悪戦苦闘が続き[3738]は四度の修正転写を経てようやく成立へと漕ぎ着けている。
ずれが気になる[3738]だが今入場での再転写は見送りとし出場までに方向性を定める予定である。
ちなみに点灯試験はライト基板集電スプリングの角度修正が物を言い一発合格となった。




3738中期仕様(3738F:3768 改番,黒色側面窓枠補修施工)。

黒色側面窓枠補修が主工程のはずだったが改番へと発展し3738(3738F)の竣工に至った。
インレタの状態を考えると少々無理があった仕様変更と言え場当たり的な作業は裏目に出た気がする。
しかしもう後戻りは許されず3768F-1を3738Fに改めるしか手段がない。
3767以下6両(元3768F-1)は側面車両番号板インレタ転写で3737以下8両(3738F)へ改装出来ると思う。
とにかく3731(←3761:元3768F-1)への改番を成功させ3738Fの出場に繋がるよう努める。
この記事についてブログを書く
« 交通営団5000系深川検車区86F... | TOP | 京成3700形3731[3738F] 2次車... »