試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3818F 5次車 中期仕様 幕式表示器編成 (3818,3811 グリーンマックス製現行LOT誘導無線アンテナ換装)

2016-04-08 21:20:14 | 京成線出場
進捗。

グリーンマックス製京成3700形の行先変更は3728Fで終了した。
今後はグリーンマックス製運行番号ステッカー廃止に移る。
今回入場する3700形3818Fは中期仕様でマグサイン式運行番号表示器,幕式表示器をプロトタイプにしている。




京成3700形3818F 5次車 中期仕様。
3818F:3818-3817-3816-3815-3814-3813-3812-3811
※幕式表示器編成。
◆3818,3811 グリーンマックス製現行LOT誘導無線アンテナ換装)。

グリーンマックス製の運行番号表示印刷は余り彩度が高くない。
特にマグサイン式は劣化の進んだLEDの様な色彩で見栄えが良くなかった。
種別,行先方向幕は富士川車輌工業製ステッカーへ変更済だった。
この時は富士川車輌工業製運行番号ステッカーを持っておらずグリーンマックス製を使用した。
3700形の運行番号変更にはライトユニット撤去がが付き物だった。
しかし3400形3408Fで分解せずに表示器部品の取り出しに成功した。
3700形にも通用するか3818Fで試してみる。


入工中の3818。

屋根板を撤去し表示器部品をプラスチックドライバーで斜めにした。
ピンセットに持ち替えそのまま上へ持ち上げると簡単に取り外せてしまった。
3408よりも容易に取り外せたのは予想外で拍子抜けした。
3818Fは製品仕様3色LED[特急]→幕式[快特]→幕式[特急]→フルカラーLED[快速]→幕式[(飛行機)特急]と種別変更を繰り返してきた。
その都度分解しており嵌込みが緩くなっているのかもしれない。


プラスチックドライバーだけで大きく傾斜した表示器部品。

作業はステッカー交換で運行番号変更は行わない。
[A13]はそのままに富士川車輌工業製ステッカーへ貼り替える。
1組ずつの運行番号だが3400形も含めて重複しないようダイヤデータを参照している。
グリーンマックス製ステッカーはマグサイン式のはずだが緑色に見えないのが難点である。
富士川車輌工業製ステッカーはこれを一掃できるのが良い。
その代わり失敗は許されないので慎重にステッカーを切り出した。




[A13]:富士川車輌工業製ステッカー。

視認性は向上しマグサイン式らしい色合いになった。
そもそもグリーンマックス製ステッカーの発色が悪い。
台紙にはマグサイン式とLED式が区分されている。
しかし変わり映えしないのが最大の欠点だと思う。
この入場を機に誘導無線アンテナの交換も実施する。
3798F,3818Fは取付孔に差し込めない上にやや硬めのプラスチックだった。
第一次入線整備で早速折損し瞬間接着剤で修復した。
その後も何度か骨折を繰り返し継ぎ接ぎ状態になってしまった。
3708F,3728Fでは改善されこの様な減少は起きていない。
グリーンマックスストアで現行LOTの誘導無線アンテナを確保したため継ぎ接ぎアンテナを廃する。


撤去された旧誘導無線アンテナ。

無加工では嵌らず取付孔を拡大してアンテナを取り付けていた。
更に微量の流し込み接着剤で固定し紛失防止策まで採っていた。
幸いだったのは接着剤量が少なく殆ど溶着されていなかったことである。
屋根裏から爪楊枝で押し出しただけで旧誘導無線アンテナは外れてくれた。


交換された誘導無線アンテナ。

現行LOT誘導無線アンテナの取付脚ではかなりぐらつきが出る。
取付孔を拡大した代償だが当時はこれしか案が浮かばなかった。
傾斜どころか簡単に脱落するため流し込み接着剤で溶着させている。
最低限の投入量であり仮に交換の必要が生じても大丈夫だと思う。


運行番号,誘導無線アンテナを交換した3818。

現行LOT誘導無線アンテナは明灰色でやや趣が変わった。
グリーンマックス製3150形と同等品であり見附統一の効果が得られる。
無塗装でも気にならないため成形色のまま取り付けた。


3818 点灯試験[A13 (飛行機)特急 上野]。

3700形系列は比較的安定した点灯を保つ。
3818も特にちらつく様な場面は見られず清掃等は施さなかった。
運行番号表示を貼り替えた効果は抜群でやや奥まった位置にありながら視認できる。
これだけでも入場させた甲斐があったと思わせてくれる。
同様に3811も交換に入った。
3818の様に表示器部品が外れてくれる事を願った。


入工中の3811。

3811は3818よりも取付が緩かった。
プラスチックドライバーで斜めにしたと同時に表示器部品が脱落した。
逆に不安になるほどだがボス支持に頑張ってもらうしかない。


3818より簡単に撤去できた表示器部品。

ここを乗り越えれば後は速い。
[A13]を貼り替え表示器部品を車体に戻すだけになる。
取付もあっさり終えてしまったがボス支持がある程度の固さを保っており簡単に脱落しないと思われる。
但し油断は禁物なので定期的に嵌合度をチェックしたい。


現行LOT化した誘導無線アンテナ。

誘導無線アンテナも3818と同じ取付方法だった。
流し込み接着剤は余り内部まで浸透しておらず何の抵抗もなく撤去できた。
3818,3811で使用していた旧誘導無線アンテナは念の為保管品とする。
何度も継ぎ接ぎした割には枠形状を保っており応急的に使えそうではある。
もう少し現行LOT誘導無線アンテナを確保した方が得策だったかもしれない。


3811 点灯試験[A13 (飛行機)特急 上野]。

何の問題もなく点灯試験は合格した。
3818,3811竣工で3818Fは無事出場となった。
運行番号表示交換が主項目だったが現行LOT誘導無線アンテナ化も屋根上のコントラストを高めてくれている。




3818Fサイドビュー(3811:誘導無線アンテナ交換)。

3818F出場により富士川車輌工業製ステッカー化されていない運行番号表示を持つ編成は3708Fだけになった。
一方3758F(←元3798F)は旧誘導無線アンテナを有しており3700形全編成が再入場する。
相変わらず手際が悪いが整備標準化過渡期に回着した編成であり仕方がない。
コアレスモーターを搭載するリニューアル製品の回着前に標準化項目が確定出来たのは救いだと言えるだろう。

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