大迂回。
グリーンマックス製京成3700形3798F中期仕様(リニューアル再生産品)が回着した。
コアレスモーター搭載動力ユニット採用が一番の変更点である。
再生産と謳う通りプロトタイプは変更されなかった。
京成3700形3798F 4次車 中期仕様。
3798F:3798-3797-3796-3795-3794-3793-3792-3791。
※リニューアル再生産品。
行先表示類は[05K アクセス特急 成田空港]で3色LED表示器の中期仕様である。
3728Fの部品を流用すればフルカラーLED表示器化された現行仕様に出来たと思う。
その方が同時リリースの3818F中期仕様と差別化を図れただろう。
4次車と5次車は同一仕様で製造されており外観差は無いに等しい。
敢えて3色LED表示器を引き継いだ狙いが全く読めない。
中期仕様の代走[アクセス特急]というプロトタイプこそリニューアルするべきだったと思う。
なお3798Fは富士川車輌工業製ステッカーで現行仕様(3798F)化する。
当初から現行仕様編成増強が導入名目でプロトタイプの影響は皆無である。
再生産品はコアレスモーター搭載動力ユニット採用で動力車のTNカプラーSP化に手間を要さなくなった。
そのため第一次整備は付属品取付に留め第二次整備で一気に仕上げる工程を組んでいる。
ユーザー取付部品は誘導無線アンテナと避雷器でそう時間は掛からないと思っていた。
入工中の3798。
3798,3791は誘導無線アンテナ取付に加えてスカート取付方式を変更する。
既に車体裾とスカートの間に隙間があり見栄えが宜しくない。
3400形3408Fを登場時仕様(3408F-1)へ改めた際に使用停止となったスカート付TNカプラーSPへ付け替える。
新設計の非動力車用床板 (3758用,3798用:旧製品,再生産品)。
旧製品からの変更点は動力ユニットだけではなかった。
非動力車用床板一式も刷新され今までに無い形状をしている。
ライトスイッチも床下へ変更され他社製品に一歩近付いたと思う。
しかしこの変更は頭に無く計算が狂った。
旧製品より下垂するTNカプラーSP。
新床板は先頭部のTNカプラー用ボス部の構造まで一新されていた。
先端部が撓みやすく旧製品に合わせたスカート位置では車体裾とスカートの間に隙間が残る。
結局固定済のスカートを撤去し再取付を行う羽目になった。
スカートはTNカプラーSPへゴム系接着剤で固定していたため取り外し自体は容易だった。
その代わりスペースの都合上山盛りにしていた事が裏目に出て接着剤除去に苦戦している。
再取付を行ったスカート。
スカート取付は従来方式を踏襲した。
TNカプラーSPのジャンパ連結器部とスカート上部裏側をゴム系接着剤で埋める。
接着剤が固化するまで待ち時間を要するものの支持位置が上方向に変わるため車体裾との隙間を狭くできる。
3400形を含めた旧製品は全編成のスカート支持方式を変更したが現在に至るまで下垂は現れていない。
誘導無線アンテナを取り付けた3798。
先にスカート支持を変更してしまったため暫く分解が出来なくなってしまった。
そのため誘導無線アンテナは車体を組んだまま取り付けた。
ランナーからの切り出しは上々で殆どバリを残さずに済んでいる。
3791では先に誘導無線アンテナを取り付けた。
屋根板を取り外した方がアンテナをしっかり嵌込める。
自分にはこの方法が合っている様で取付時間は3798より短くなった。
この後スカート付TNカプラーSPに交換しスカート位置を調整した。
誘導無線アンテナ取付,スカート付TNカプラーSP化した3791。
3798FはTNカプラーSP化を施し出場させる。
先頭部のスカート付TNカプラーSP化とは別工程で連結面側はアーノルトカプラーのまま存置した。
残る第一次整備の項目は避雷器取付である。
どうも避雷器取付が上手く行かず苦手な作業になっている。
避雷器取付脚とパンタグラフ台枠の取付孔の関係も改善されている事を願った。
入工中の3797。
上野寄の3797から取付作業に入ったがよりによってパンタグラフ2台搭載車だった。
避雷器取付は成田寄から開始した。
取付脚改善の期待は虚しく砕け散った。
そのまま押し込もうとしたが避雷器を受け付けない。
しかも力加減が強すぎたせいでPT-4804形パンタグラフを破損させてしまった。
破損したPT-4804形パンタグラフ。
フレームこそ曲がらなかったもののスライダーが破損し使い物にならなくなった。
[/]形の上枠が収まるフレームが割れてしまい形状を維持できない。
たまたまジャンク品のグリーンマックス製PT-4804形パンタグラフが1台残っていた。
フレームは塗装されていたがスライダーは無塗装のままでこれを代打に起用した。
グリーンマックス製の下枠交差形パンタグラフは意外に厄介な構造をしている。
代替のスライダーを確保したまでは良かったが知恵の輪状態に陥り復旧まで大幅に時間を要した。
修復中のPT-4804形パンタグラフ。
スライダー交換も大変だったが組立も大変だった。
下枠基部が安定せず片側を嵌込むと反対側が外れやすくなる。
フレームを曲げないよう細心の注意を払ったため40分以上掛けて修復させた。
何とかパンタグラフは元に戻せたがまだ避雷器取付が1台も終わっていない。
再びパンタグラフを破損させる訳には行かず避雷器取付孔をΦ0.8mmのドリルで拡大した。
拡大痕は避雷器本体で隠されるため外観からは判らない。
復旧したPT-4804形パンタグラフ(3797:成田寄)。
取付孔を拡大しても避雷器はしっかりと嵌ってくれる。
ある程度抵抗を伴いながら差し込むため接着剤も不要である。
これ以降の避雷器取付は欲張らず先に取付孔を拡大する。
避雷器取付孔を拡大したPT-4804形パンタグラフ(3795)。
パンタグラフは3795:1台,3792:2台が各々搭載されている。
3797の1台で要した時間よりも早く3795,3792の避雷器取付を終えた。
いつも苦戦する避雷器取付だが何処か間違っていると思えてしまう。
しかし説明文通りに進めているはずで旧製品時代から納得が行かない点になっている。
避雷器取付を終えた3797,3795,3792。
パンタグラフ修復と避雷器取付に苦戦する間3798,3791のスカートが安定し始めていた。
一度床板を取り外し様子を確認してみる。
すると当初より改善されたがまだ隙間が残っていた。
構造上現状より高い位置に改めるのは難しそうである。
仮に新設計の床板で下垂が生じるようならスカートは車体直結にするしかないだろう。
床板前端と接触しているスカート。
軽く第一次整備を終えるはずがとんでもない方向に行ってしまった。
床板刷新に伴うスカート位置変更までは悪くなかった。
全ては避雷器取付が原因である。
まさかパンタグラフのスライダー破損まで至るとは思わず飛んだ災難に見舞われた。
ジャンク品で復旧出来たのは不幸中の幸いだったと言える。
↓
3798F (第一次整備完了)。
何とか第一次整備完了まで漕ぎ着けた。
まだM2c車の種別,行先変更と全車TNカプラーSP化の第二次整備が残っている。
再生産品ということで油断があったのかもしれない。
何れも過去に施してきた項目だが気を引き締めて取り組みたい。
グリーンマックス製京成3700形3798F中期仕様(リニューアル再生産品)が回着した。
コアレスモーター搭載動力ユニット採用が一番の変更点である。
再生産と謳う通りプロトタイプは変更されなかった。
京成3700形3798F 4次車 中期仕様。
3798F:3798-3797-3796-3795-3794-3793-3792-3791。
※リニューアル再生産品。
行先表示類は[05K アクセス特急 成田空港]で3色LED表示器の中期仕様である。
3728Fの部品を流用すればフルカラーLED表示器化された現行仕様に出来たと思う。
その方が同時リリースの3818F中期仕様と差別化を図れただろう。
4次車と5次車は同一仕様で製造されており外観差は無いに等しい。
敢えて3色LED表示器を引き継いだ狙いが全く読めない。
中期仕様の代走[アクセス特急]というプロトタイプこそリニューアルするべきだったと思う。
なお3798Fは富士川車輌工業製ステッカーで現行仕様(3798F)化する。
当初から現行仕様編成増強が導入名目でプロトタイプの影響は皆無である。
再生産品はコアレスモーター搭載動力ユニット採用で動力車のTNカプラーSP化に手間を要さなくなった。
そのため第一次整備は付属品取付に留め第二次整備で一気に仕上げる工程を組んでいる。
ユーザー取付部品は誘導無線アンテナと避雷器でそう時間は掛からないと思っていた。
入工中の3798。
3798,3791は誘導無線アンテナ取付に加えてスカート取付方式を変更する。
既に車体裾とスカートの間に隙間があり見栄えが宜しくない。
3400形3408Fを登場時仕様(3408F-1)へ改めた際に使用停止となったスカート付TNカプラーSPへ付け替える。
新設計の非動力車用床板 (3758用,3798用:旧製品,再生産品)。
旧製品からの変更点は動力ユニットだけではなかった。
非動力車用床板一式も刷新され今までに無い形状をしている。
ライトスイッチも床下へ変更され他社製品に一歩近付いたと思う。
しかしこの変更は頭に無く計算が狂った。
旧製品より下垂するTNカプラーSP。
新床板は先頭部のTNカプラー用ボス部の構造まで一新されていた。
先端部が撓みやすく旧製品に合わせたスカート位置では車体裾とスカートの間に隙間が残る。
結局固定済のスカートを撤去し再取付を行う羽目になった。
スカートはTNカプラーSPへゴム系接着剤で固定していたため取り外し自体は容易だった。
その代わりスペースの都合上山盛りにしていた事が裏目に出て接着剤除去に苦戦している。
再取付を行ったスカート。
スカート取付は従来方式を踏襲した。
TNカプラーSPのジャンパ連結器部とスカート上部裏側をゴム系接着剤で埋める。
接着剤が固化するまで待ち時間を要するものの支持位置が上方向に変わるため車体裾との隙間を狭くできる。
3400形を含めた旧製品は全編成のスカート支持方式を変更したが現在に至るまで下垂は現れていない。
誘導無線アンテナを取り付けた3798。
先にスカート支持を変更してしまったため暫く分解が出来なくなってしまった。
そのため誘導無線アンテナは車体を組んだまま取り付けた。
ランナーからの切り出しは上々で殆どバリを残さずに済んでいる。
3791では先に誘導無線アンテナを取り付けた。
屋根板を取り外した方がアンテナをしっかり嵌込める。
自分にはこの方法が合っている様で取付時間は3798より短くなった。
この後スカート付TNカプラーSPに交換しスカート位置を調整した。
誘導無線アンテナ取付,スカート付TNカプラーSP化した3791。
3798FはTNカプラーSP化を施し出場させる。
先頭部のスカート付TNカプラーSP化とは別工程で連結面側はアーノルトカプラーのまま存置した。
残る第一次整備の項目は避雷器取付である。
どうも避雷器取付が上手く行かず苦手な作業になっている。
避雷器取付脚とパンタグラフ台枠の取付孔の関係も改善されている事を願った。
入工中の3797。
上野寄の3797から取付作業に入ったがよりによってパンタグラフ2台搭載車だった。
避雷器取付は成田寄から開始した。
取付脚改善の期待は虚しく砕け散った。
そのまま押し込もうとしたが避雷器を受け付けない。
しかも力加減が強すぎたせいでPT-4804形パンタグラフを破損させてしまった。
破損したPT-4804形パンタグラフ。
フレームこそ曲がらなかったもののスライダーが破損し使い物にならなくなった。
[/]形の上枠が収まるフレームが割れてしまい形状を維持できない。
たまたまジャンク品のグリーンマックス製PT-4804形パンタグラフが1台残っていた。
フレームは塗装されていたがスライダーは無塗装のままでこれを代打に起用した。
グリーンマックス製の下枠交差形パンタグラフは意外に厄介な構造をしている。
代替のスライダーを確保したまでは良かったが知恵の輪状態に陥り復旧まで大幅に時間を要した。
修復中のPT-4804形パンタグラフ。
スライダー交換も大変だったが組立も大変だった。
下枠基部が安定せず片側を嵌込むと反対側が外れやすくなる。
フレームを曲げないよう細心の注意を払ったため40分以上掛けて修復させた。
何とかパンタグラフは元に戻せたがまだ避雷器取付が1台も終わっていない。
再びパンタグラフを破損させる訳には行かず避雷器取付孔をΦ0.8mmのドリルで拡大した。
拡大痕は避雷器本体で隠されるため外観からは判らない。
復旧したPT-4804形パンタグラフ(3797:成田寄)。
取付孔を拡大しても避雷器はしっかりと嵌ってくれる。
ある程度抵抗を伴いながら差し込むため接着剤も不要である。
これ以降の避雷器取付は欲張らず先に取付孔を拡大する。
避雷器取付孔を拡大したPT-4804形パンタグラフ(3795)。
パンタグラフは3795:1台,3792:2台が各々搭載されている。
3797の1台で要した時間よりも早く3795,3792の避雷器取付を終えた。
いつも苦戦する避雷器取付だが何処か間違っていると思えてしまう。
しかし説明文通りに進めているはずで旧製品時代から納得が行かない点になっている。
避雷器取付を終えた3797,3795,3792。
パンタグラフ修復と避雷器取付に苦戦する間3798,3791のスカートが安定し始めていた。
一度床板を取り外し様子を確認してみる。
すると当初より改善されたがまだ隙間が残っていた。
構造上現状より高い位置に改めるのは難しそうである。
仮に新設計の床板で下垂が生じるようならスカートは車体直結にするしかないだろう。
床板前端と接触しているスカート。
軽く第一次整備を終えるはずがとんでもない方向に行ってしまった。
床板刷新に伴うスカート位置変更までは悪くなかった。
全ては避雷器取付が原因である。
まさかパンタグラフのスライダー破損まで至るとは思わず飛んだ災難に見舞われた。
ジャンク品で復旧出来たのは不幸中の幸いだったと言える。
↓
3798F (第一次整備完了)。
何とか第一次整備完了まで漕ぎ着けた。
まだM2c車の種別,行先変更と全車TNカプラーSP化の第二次整備が残っている。
再生産品ということで油断があったのかもしれない。
何れも過去に施してきた項目だが気を引き締めて取り組みたい。