３部作

プッチーニの「３部作」をやっております。
今日はゲネプロ、場所は東京文化会館。
夏のピットと言えばここ、毎年のようにオペラやバレエでここのピットに入ります。
それも夏、真夏です。
今回はオペラなのでまだ凌げるかもしれません、バレエは暑いのです。
ダンサーが体を冷やさない為に空調を切る、もしくは弱めて公演を。
たまにエアコンぎらいの歌手、それも主役級の歌手の為に空調を止めてオペラをやったりもしますが。
そうなると地獄が待っている。
真夏のピットはもっと軽装でいきたいな。

地獄といえば３部作の第３部「ジャンニ・スキッキ」です。
最後のジャンニのせりふに地獄が出てくる、でも考えれば３作とも地獄に堕ちるのですね。
人を殺す、自殺、人を騙す。
どうにも血なまぐさい３作、ですが音楽の美しさはさすがにプッチーニ。
やっていて楽しいのですが３つの作品のそれぞれの性格を描き分けるのはなかなかに大変。
出来ればもう少し指揮者に頑張ってもらってメリハリの利いた音楽にしたいものですが。
オケの力だけでは限界が、明日の本番では暴れてくれるといいのですけど。