にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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一枚のはがきが

2005-12-11 23:15:25 | Weblog
年末になるとあちらこちらの友人知人から届く喪中のはがき。
その中に一枚知らない女性から私宛に喪中のはがきが届いていた。
しばらく見覚えの無い名前について考え込んでいたのだ、知り合いの中にこの名前は居ないぞと。
しかし亡くなった方の名前を見てあまりの驚きで今度はしばし呆然となってしまった。

高校時代の同級生が亡くなったのだった、先月の末の事だ。
はがきは彼の奥様から私宛に出されたのだった。

高校2年の時に同級だった彼とは家の方向も一緒だったのでそれから卒業するまでよく京急に乗って帰ったものだった。
彼の家にもよく遊びに行ったのだが、あの頃の彼は水泳部で鍛えた頑強な体で周りにエネルギーを溢れさせていた。

7~8年前、仕事帰りの東横線で偶然隣り合わせに座ったのが最後に彼と会えた時。
あの時仕事が忙しくてとぼやいていたのを思い出す。なんだか声も疲れていて大丈夫かと声をかけたのだけれど。

5年前に高校の仲間と飲んだ時、彼も来る予定だったのだが結局仕事が終わらず来れなかった事があった。
あの時もみんなで彼の事を心配していたんだけど。

今は彼の思い出が頭を駆け巡っている。

黄昏どき

2005-12-11 01:36:02 | Weblog
今日のコジの本番は開演が午後6時ちょうど。
今日は本番のみでリハも有りませんから会場に入るのは開演の1時間半ぐらい前。
4時半を回って外もすっかり暗くなって来た頃にパーシモンに着いたのです。

夕焼けもほとんどが消えかかり空の色も深い紺に変って来た頃、そんな時間帯が大好きです。
それもこんな初冬の黄昏時が一番好きなんです。

ホールの前は公園になっていて木々の枝の間からホールの明かりが見えかくれしていて本当に美しい光景でした。
風の冷たさと明かりの暖かさと、そして何より空の色の美しさ。
西の空低く、かすかに茜色が残っていてそこから始まった青が紺に変わり東はすっかり夜の色。
そして西の空高く宵の明星が強く輝き一層空の色を際立たせていました。

これから始まるおとぎ話の世界に自然と入っていくような、そんな雰囲気を醸し出していて気持ちがふわっと暖かくなって行くのを感じたのです。
なんだか幸せな気分になった一日でした。