準備は出来ました

コジ・ファン・トゥッテのゲネプロも２日目となりました。
昨日は慣れないピットと不規則な配置に苦しめられていましたが今日は流石に慣れてきたようでアンサンブルも整ってきました。
昨日はオケも指揮者も歌手もみんなドタバタと落ち着かず腰の座らない音楽をやってしまいどうなるかとも思いましたが、今日はしっかりとしたテンポでモーツァルトらしい音楽になりました。

コジというオペラ、話の筋はまあドタバタなのですが本当に音楽が素晴らしい。今日も弾きながらその魅力に引き込まれてしまいました。
２幕も終わり近く、現代の響きが聞こえて来る箇所があります。モーツァルトの時代には存在しなかったはずの和音が鳴るのです。
一瞬の事なのですが一挙に時代を飛び越えた音楽になる、とんでもない才能ですね。でもその場面、歌はとんでもない事を歌っていたり。つかみ所が無いけれどその瞬間がとても好きなんです。

明日はいよいよ本番、オケの方は明日は大丈夫。ご心配無く！