頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

2012年7月4日(フィールドサーベイのスキル)

2019-03-15 22:36:15 | 日記
ここ数年、自分にできる理想の大学院教育を構想してきた。4回シリーズの2回目の一部分で「フィールドサーベイのスキル」と称し、受講生にタイ語と韓国語の超速習方法を教えた。全員(ヨーロッパ人もいる)があいうえお50音の学習が終わっていることを前提に、あいうえおをタイ語と韓国語で書きながら文字の規則性を覚えるというもの。自分の名前を書いてみる課題。理工系でもかくあるべし。
講義以外に、朝一で一人、午後に一人、論文提出を控えた中国人留学生と面談。一時間ほどマンダリン(普通話)で細かい議論をする。ようやく(妄想するだけではなくて、)試行実践の段階に入った。
ここ数年、名古屋大学や筑波大学の講義で同じ出題をしているのだが、年々正答率が下がっているのがとても心配。
http://blog.sina.com.cn/s/blog_6a4d3cb00100w7tg.html
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2012年7月20日(アカハラ?)

2019-03-15 22:33:57 | 日記
(有給無給を問わず、)Pre Doc研究員として複数の大学を、たくましく、したたかに転々とされつつも、先々で人間関係のトラブルに見舞われている知人と、15年以上向き合ってきました。冷静にして客観的な「助言」を折に触れ差し上げてきましたが、いつも同じようなことの繰り返し。本人のキャラの問題であればもはや打つ手なしなのかもしれませんが、本人の主張通り、所属する大学のコンプライアンス上の問題(アカハラが野放し?)というのであれば、文部科学省などの上位機関にゆだねるという流れになってしまうのでしょうか。次はもうないと思いきや、ちゃんと次につながっているあたりは、一定の実力と運を備えている故と思えるだけに、負のスパイラルが繰り返されているのは残念と言わざるをえません。
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2012年7月25日(宇宙戦艦ヤマト2199)

2019-03-15 22:33:05 | 日記
現在上映中のアニメ映画「宇宙戦艦ヤマト2199」。1970年代のオリジナル作品に比べ背景設定は恐ろしく緻密化している感じ。それ以降の理論物理学における進歩が十分反映されている感もなく、科学考証(波動砲の原理説明など)には無理が残る。ただ、抜錨時に世界各国から電力を融通されるくだりは、311後を反映してのことだろう。
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2012年7月25日(フライブルク独日文化協会)

2019-03-15 22:32:04 | 日記
1998年在独時に大変お世話になったフライブルク独日文化協会のマンスハルト会長は日本で生まれ育ち、キクさんというお名前だ。ご主人も東京のUNUで教授をされていた高名な人文地理学者。当時、フライブルク大学の日本人留学生は50名程度、中国人留学生はもっと少なかった。彼女曰く「同じような東アジア人の顔をしていても、話す言葉や文化が違うので、日本人のように親しみがわかない。」とおっしゃっていたが、10年ぶりにお目にかかった時、中国人留学生は300人に増えていて、日本人のほうは横ばい。キクさんは、このドイツの地方都市も東アジアとの新しい付き合い方を模索するべき時期だとおっしゃっていた。
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2012年7月25日(オーラとは?)

2019-03-15 22:31:13 | 日記
いい意味でも悪い意味でも一定の「オーラ」をまとってしまった人は、普通の人々に紛れ込んで上手に調子を合わせていたとしても、何がしか目立ってしまうようだ。その人の立ち居振る舞い、言動のいずこかに、その人の「オーラ」が表れてしまうからだろう。そのような人にはスパイ稼業などは無理ということか。
本日、従前より勉強しようと思っていた内容の学習サークルを発見。訪問してみると、そのかなり後ろ向きなスタンスに、これなら一人で勉強するほうがまし、と思った次第。
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2012年7月29日(西のムネオ)

2019-03-15 22:30:12 | 日記
朝日新聞「大阪市議会は27日、市職員の政治活動を国家公務員並みに制限する「職員の政治的行為の制限に関する条例案」のほか、労使交渉ルールの厳格化や市長選前の市幹部の政治的中立を図る条例案など、職員や労働組合活動の規制を強化する3条例案を可決、成立させた。」
野党系の政治活動のみならず、与党系の政治活動についてもきちんと履行できるかが見ものだ。1989年、某省某庁の1年生官僚だった小生は、いずこよりか流れてきたパーティー券なるものをもらい、今は亡き某与党議員(当時)の「はげます会」なるものに行く機会があった。閉会時、キャリア官僚多数を含む出席者が「XX党万歳」を三声。これは政治的行為ではないのか。当然ながら、思想信条が同一ではない小生はしなかった。
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2012年7月29日(日本語専攻の残酷)

2019-03-15 22:28:35 | 日記
中国twitter(新浪微博)のフォロワーから以下のメッセージをもらいました。ここから読み取れる重要な背景情報は少なくありません。日本語のレベルはとても高いが、日本語だけを専攻して、現地の日本企業で働く、というコースに彼女らが一定の行き詰まりを感じ始めているようです。我々が受け入れたい学生も、日本語だけを勉強してきた人ではなく、きちんと専門を勉強してきた上に、日本で何を学びたいかについて、ちゃんとビジョンを持っている人です。でないと、来日してから1年以上、日本語学校(これから学部を受ける高校卒業レベルの人に交じって勉強)で、つまらなくもハイコスト(学費が高い)な日々を過ごさなくてはなりません。
「私は日本語専攻を卒業し、xxにある日本企業で4年近く仕事してきました。去年から自分の将来の道に悩み、いろいろ考えるようになってきました。学生時代から夢としていたけれど、経済的に実現できなかった日本留学を本気に考えはじめ、今はそれに向かって自分なりに情報を調べ、頑張っています。名大は私の一番入りたい大学です。名古屋出張の時に自分で電車に乗って名大に行ったことがあり、深く引かれました。名大に中国人の先生がいることに気づいた時は嬉しくて堪らなかったです。来年の四月以後に先生の授業に行けるよう頑張ります。」
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2012年7月30日(セルジュークの末裔)

2019-03-15 22:27:35 | 日記
小生の講義にいたドイツ人留学生のゼルチューク君。変わった名字だと思ったら、これはトルコ語のセルジューク。ご両親の代はトルコ籍だったそうな。1980年代にGastarbeiterに関する書籍を読み、いくつかの社会問題を勉強した。彼らの次世代はすでに、普通にドイツ社会に定着しているようだ。小生の好きなドイツのドラマ「GSG-9」のヒーローもトルコ移民(劇中、自身はムスリムだと述べている)という設定だ。
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2012年7月31日(バス停名称の英語表記は?)

2019-03-15 22:25:33 | 日記
JRバス(つくばセンター発ひたちのうしく行き)に乗って気がついた件です。バス停「環境研究所」の車内電光掲示板英語表記がEnvironment Instituteになっている。気象研究所もWeather Institute(民間気象会社と混同しそう)。
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2012年7月31日(いつか来た道)

2019-03-15 22:24:25 | 日記
いわゆるリベラル左派も合流した民主党に、日本「左翼」再編の役割を期待したことは見当はずれだったのだろうか。(という、ノスタルジックなおじさんたちの酒飲み話になってしまった。) 弱小乱立→結果としての利敵、という、「いつか来た道」が繰り返えされるのは見たくない。
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東京における夏季の高温化とその対策:2012年7月31日執筆

2019-03-15 10:12:25 | 日記
やや陳腐になってきた感のある話題ですが、書いてみました。
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一般に都市化が進むと都市の高温域が拡大するとともに、高温にさらされる時間・人口が増加します。こうした都市の高温化現象(最近では「ヒートアイランド」という言葉で表現されることが多いです)は、都市の住民に著しい不快感と健康影響を与えています。都市化の進行により都市の地表面は、土壌や緑地などからアスファルトなど、水分を含まず、しかも大気を加熱しやすいものへと転換してきました。また、大都市地域では公園などの整備が進んでいるものの、宅地の緑や生産緑地などが大きく減少しています。
一ノ瀬俊明(2012):東京における夏季の高温化とその対策.ECOネット東京62 エコアカデミー,11
http://all62.jp/ecoacademy/11/01.html
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2012年6月2日(中学地理教科書の今)

2019-03-15 10:09:01 | 日記
この春に某出版社から出た中学地理教科書の次版著者のミッションが始まっている。まずは現版の査読を終えた。次版が出るのは検定の終わる3年先になるだろう。阪神淡路の記述がかなり多い。これらが311と福島の記述に置き換わるのだろう。尖閣の取り扱いも非常に小さい。中学生にどこまで理解してもらうべきか。小生が中学生だった35年ほど前からすれば、多くの教科で教科書が薄っぺらくなる中、地理は恐ろしく厚くなり、カラフルになっている。激動の現代社会故覚えることも増えたはず。40代以上の方には、一見して資料集(副教材)と映るだろう。
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2012年6月5日(アフリカ人女性から)

2019-03-15 10:08:11 | 日記
Skypeではよくアフリカ(プロフィールを見ると若い女性ばかり)から「連絡先」に加えてというリクエストが来る。当然、「有害な相手」も交じっているはず。傾向は似ているが、これがWindows Liveだとアメリカからが多い。FBでは日本人と思しき相手から2件ほど来ただけ。ウィルスに感染しそうなサイトに接続させようとしたり、何かのIDとパスワードを入力させる小窓を開かせようとしたり。相手も「営業」に必死のご様子。もちろん、暇人でもないかぎり彼女らの罠に落ちることはないと思いますが。
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2012年6月8日(同姓同名さん)

2019-03-15 10:07:24 | 日記
「容疑者が使用の偽名も実在」 
仮に小生の氏名が使われても、キャラに特徴ありすぎで、すぐ足がつくだろう。とあるデータベースによれば、一ノ瀬俊明さんは日本にもうお一人いるらしい。イチノセトシアキさんの範囲ならば、薄膜関係の技術者をされている方、ハワイのボクシング道場の師匠(故人)などが検索にかかる。一方、小生が使っている偽名「頼俊明」さんの本物は少なくない。台湾のIT系企業家はよいとして、福建省か広東省の元郵便局員・横領犯(公判中)という方もいる。泪。
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2012年6月9日(ブラック研究室)

2019-03-15 10:06:26 | 日記
日本国内の某有名大学で、指導教授に成果を横取りされたあげく、修了が2年延期(本人談)になり、退学を選んだという留学生の話を聞いた。それが初めてではなく、以前にも同様の「被害」にあって前校を退学したという。このような事例が同じ分野で頻繁に起きるとは考えにくいので、学生本人の性格や行動、対応も含めて第三者が検証すべきではと感じた次第。二回連続でブラックな研究室に当たることもありえるのだろうか。選んだ本人にも事前の十分な検討の余地があったのでは。
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