頼子百万里走単騎 "Riding Alone for Millions of Miles"

環境学者・地理学者 Jimmy Laai Jeun Ming(本名:一ノ瀬俊明)のエッセイ

塾は行かなかったが、夏期講習には行った。

2023-09-29 11:27:14 | 日記
高3夏休みの1981年8月に1週間、中野区の親戚宅に下宿し、河合塾の夏期講習(東京)に参加した。午前2コマ、午後2コマを申し込んでいたが、午前中はしんどくなって2日で脱落。最後までフルに出席したのは東大コースの午後2コマ(数学と英語)だけ。午前中は一般国公立コースで人数も多く、ちょっと違うかなと思ったらしい。この講習で、自分の計算力もまんざらではないと実感。全統模試でも感触はあったが、全国の受験生の様子もよくわかった。
そして、午前にゆっくり出発して昼食は最寄り駅前の牛めし屋へ。現代の吉野家のような感じではない。銀の平皿に飯が盛られ、煮込んだ牛のひき肉がドバっとかけられてるやつ。700円くらいだったろうか。外食文化のなんとやらも見えてきた。
講習代半分近く無駄にしてしまったが、疲労を残さず、得るものの多い飛躍の機会となったようだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本地理学会発表要旨集が無料で読めます。

2023-09-29 10:55:54 | 日記
田園回帰は持続可能社会のキーになりえるか ~6年間のフィールドワークをもとに~
一ノ瀬 俊明
セッションID: P025
2023年9月
https://doi.org/10.14866/ajg.2023a.0_101

リモートセンシング分野における都市熱環境研究のミスリード
一ノ瀬 俊明
セッションID: 131
2023年3月
https://doi.org/10.14866/ajg.2023s.0_8

中国における都市熱環境配慮型都市開発の実現
一ノ瀬 俊明, 陳 宏
P1506
2011年3月(震災で中止)
https://doi.org/10.14866/ajg.2011s.0.216.0

最小スケール気候変動適応策としての被服色彩選択効果について
一ノ瀬 俊明
セッションID: 506
2020年3月(コロナで中止)
https://doi.org/10.14866/ajg.2020s.0_27

まちづくりにできる都市温暖化対策 〜気候変動適応策として〜
一ノ瀬 俊明
セッションID: 115
2020年10月(オンライン)
https://doi.org/10.14866/ajg.2020a.0_25

都市気候学のためのモバイルモニタリングシステムの開発
一ノ瀬 俊明, リグワル ビクトリア
セッションID: 701
2015年9月
https://doi.org/10.14866/ajg.2015a.0_100003
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のネタから

2023-09-26 13:13:35 | 日記
高校か大学(前期教養)か忘れたが、小生の猪突猛進(当時)なキャラを、「昔の自分自身を見るようだ」と戒めた友人がいたのを思い出した。その後彼が小生より成功した人生を歩んでいるなら、確かに「おっしゃるとおり」と思えるだろう。

メダルの価値はいつから下がったのか。30年前、つまりバルセロナ五輪あたりまでは、日本がお家芸以外でメダルをとるなんて稀なことだった。個人競技の6位入賞ですら、ほぼ記憶に残っているくらいだ。種目の数も激増。6チーム出場でのメダルと、100人ほどがガチで競う伝統種目の6位入賞。その価値判断がメディアの扱いに惑わされてはならない。

三高(高身長、高学歴、高収入)とは言われなくなってきている。流行しなくなったからではない。当たり前になっただけという理由。低身長も低学歴も低収入も結婚は難しいまんま。

遅まきながら、ネットスラングの「チー牛」の意味がやっとわかった。留学生に気になる日本語を挙げてもらったおり。実際店頭での価格は、牛丼より高いが、栄養バランスが気になった。プラスで払うなら、サラダとかの副菜を充実させたいところ。チー牛は注文しないと思う。チーズはチーズで、上には上がある奥深い世界。

同級生たちは「丼屋」と発音していたが、正しくは「どんぶや」。「り」は入らない。
https://www.youtube.com/watch?v=_2gLsWTuUJo

つくばの甲殻堂とamiciが出てる。
ジムにて

能舞台の目的外使用はありなのか
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過激なので日本語では書かなかった(中国SNS用の下書き)。その2。

2023-09-25 19:37:51 | 日記
(座って食べる)外食は贅沢。アジア以外ではその通りです。ヨーロッパでは当たり前。外食は高くていい。しかも日本の安い外食は質が悪い。

三高(高身長、高学歴、高収入)とは言われなくなってきている。流行しなくなったからではない。当たり前になっただけという理由。低身長も低学歴も低収入も結婚は難しいまんま。

ベトナムと韓国は大事なものを失った。漢字で書けば同じになる単語の音だけ聞いても同じ概念だってわからず、いちいち英語の訳を確認するしかない。韓国で何度もそんな場面を見たが、実に馬鹿げている。ベトナムでは日常だ。優秀な教え子と話していても、そういう場面はよくあるほど。日本の地方都市で、駅員との意思疎通に困っている技能実習生を助けた時のこと。英語と漢字理解のどちらも低レベルなんで、ハイ終了。詰みました。漢字を捨てていなければ超絶簡単な類の話だった。

はきだめに■■
正しい日本語の熟語はどちら
つる
ゲロ

配偶者と死別、とか、丧偶、と書いてる女性はまず怪しい。これは書く必要ない。BBA該当ではないとしても、相手に変な気をもたせる目的かも。

6月に中華圏のインバウンド急増。日本で言えば7月の夏休み開始時期に同じ、ってわけだね。日本では暑いが、北方だと8月後半はもう秋。日本の中山間地域もお盆あけに新学期。

性自認が問題なのではない。年齢自認がおかしいっていうのはつまり、悪い意味での発達障害、社会に不適合、ってことではないのか。

支援する以上は、自らも戦闘に加わっているという自覚と覚悟が必要なのかもしれません。原状復原も果たせぬまま、何事もなかったかのように、国際舞台で彼らにへらへらするのだけは絶対なしです。徹底抗戦するな、早期に降伏を、と主張する人にはこれを厳しく問いかけています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガイドツアー (ベータ版)|ファンダメンタルズ フェスmini 2022+1(メタバース)

2023-09-25 18:04:36 | 日記
大槻唯我 × 一ノ瀬俊明 / 「風景」と社会課題
https://www.youtube.com/watch?v=HuTJf02wuIo&t=32s

澤崎賢一 × 石河睦生 × 一ノ瀬俊明 × 湊丈俊 / 対話の複数性、メタ映画
https://www.youtube.com/watch?v=HuTJf02wuIo&t=3818s
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過激なので日本語では書かなかった(中国SNS用の下書き)。

2023-09-25 12:52:05 | 日記
同調圧力のバカバカしさには中学生の時に気が付いたが、同時に「面従腹背」を上手に使うことも覚えた。同調圧力に屈しているかどうかは、相手にとってとるに足らないような(傑出した)存在になろうとも(子供心に)思った。

内職は得意だった。好きな内容だけ先取りして進むよりは、授業のペースで完璧にしていく作戦だった。それは高3まで続いた。大学の講義(教養)はいきなりどれもハイレベルになったが、クラス全員が大なり小なりギフテッドという感じだった。得意なものだけどんどんやる、苦手は早々に放棄する。東大駒場の日常。

中学以降は遺伝。努力は小学生までらしい。勉強しようと思ったのは中1以降なので、小生は遺伝だということ。親父は実家の家計問題で東京教育大を断念(家から通える信大教育へ楽々)。母方祖母の一族には東大がいた(と、後で知った)。

うちは金なかったんで、俺は一校(国立)しか受けてないし、受かったので捨て金はゼロ。甥っ子も、前期×、後期〇(中期も〇)。同じくお金がないんで国公立三校だけ。一撃必殺の覚悟で挑むのは当たり前。

「日本の教育は詰め込み。頑張らなくていい。」とか言ってる大人は思いっきりゆとり世代(日本人)だったりする。中国のみんなはどう思うかな。俺は詰め込みだなんて一度も感じたことはない。中学時代のカリキュラムなんてスカスカだと思ってたよ。高校時代も空き時間に受験勉強できたので、カリキュラムはちょうどよかった。子供の時に頑張ったことのない大人は、ビジネスの世界で淘汰される。それわかってんなら、子供が頑張れるようにしてあげろよな。

1970年代の故郷のクラスメートに知ってもらえていたら。ヤンキー高校生からデキ婚、30くらいでバツイチ、離郷、今現在は行方不明。しかし真逆の私が地域に貢献中。「勉強せんと将来行方不明になるぞ。」

就活(1988)の思い出。官庁面接(呼ばれたのは9月、事前訪問していないところ)ではガクチカなんて一切聞かれなかった。世間話のレベル。圧迫面接も一切なし。むしろ隠した部分は少なくなかったかも。五月祭常任委員会、大学生協院生委員会については話したが、学生自治会委員長については語らず。あとは研究の話だけ。天下国家、国際社会については多少。留学生サポート活動も。

1985年8月の広島原爆の日の行事に大学生協ルートで参加した時、地方大学からの参加者と我々との感覚の差に衝撃を受けた。うちらのキャンパスは政治的な戦場そのものだったと知った。YYG一枚岩のお花畑なんぞとは別次元の世界。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トビチ美術館(2023)

2023-09-22 15:38:17 | 日記
昨年までも気になってたが、たとえば瀬戸剛展とこちらの客層はかぶっているのだろうか。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公明新聞 9月7日

2023-09-21 12:22:58 | 日記
次は赤旗か。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

某国の研究者に地頭悪い人が多いってことかも知れん。

2023-09-21 12:17:27 | 日記
MDPI型の論文を日本の難関大学出身研究者が嫌う理由が見えてきた。受験対策効率のよかった人には無駄に見える文献リストの実態。正直意味のないスタイル。本質的な論文だけで十分。余計な情報は不要。

小生も普段の定期試験勉強用に、基礎~応用をカバーする問題集は1年生からやってたので、いわゆる受験対策用に買った問題集は、東大向けの1冊だけみたいな感じでした。どっさり買ったってやらなければ意味ないし、何冊買っても似たような内容だったりする。
何せ、金がない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんか面倒なことになってきた。

2023-09-20 21:25:51 | 日記
現在所内で研究活動上こうしたデータを取得しているのは私だけかと思われます。とりわけ、熱中症対策研究に着手した2011年以降、夏の大公開などの所内行事や、兼任先の大学での講義、アウトリーチ活動で訪問したつくば市内小中学校での実習、などの機会にデータを取得し、教材としての活用を行ってきています。可視画像と紐づけされた場合はあきらかに個人が特定されますので、社会システム領域や企画部広報のホームページなどでも、そのリスクを考えての表示がなされてきているようです。私自身も論文や学術講演の中でこうしたデータを実際に使っておりますが、こうした配慮を心掛けてきております。



検温用のサーマルカメラについて、顔画像が本体内に残ったまま中古品として転売されていたことがニュースになったため、その関係で個人情報保護委員会から注意喚起が出されたようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本地理学会秋季学術大会(吹田)

2023-09-20 21:09:31 | 旅行
中一週間で再び関西です。今回はポスターセッション3連発。主催シンポジウムのお手伝いも。
平野勇二郎,一ノ瀬俊明,大橋唯太,白木洋平,大西暁生,吉田友紀子:衛星観測データに基づいた地表面熱収支解析手法の検証
潘毅,一ノ瀬俊明,森本健弘:リモートセンシングとENVI-metを用いた都市内公園が屋外温熱環境に与える影響の分析
一ノ瀬俊明:田園回帰は持続可能社会のキーになりえるか ~6年間のフィールドワークをもとに~



想定時刻どおりに会場到着。お手伝い業務。オーバーツーリズム本当にクソだ。
今回はポスター3件(教え子のとかも)と委員会2つ、このイベント(1つ)。実に気楽。



インバウンドの香港人が隣に。
普通話が通じない。英語も日本の高校生レベル。United Nationなど、常識的な単語も通じない。
タトゥーバッチリのヤンキー青年だった。意外に多いらしい。
中国は大嫌いという。これは予想通り。



助かった。家に充電器忘れ、寝る前に気がつき、3日間どうしようかと思っていたら、Joshinに助けられた。ほんまおおきに。
聖地「信長書店」発見。街の景色がバンコクの外れに似ている気がする。
勝共連合、ではなく、勝巨連合のテーマソングがかかってる。優勝おめでとう。




ポスターセッション大盛況でした。伊那谷から、私の発表を見に来られた方もいらっしゃいました。今更人文地理学に転校したつもりはありません。ガチな理系(自然地理学)発表ほかに2枚出してます。


日本地理学会の懇親会も復活。ビジネス談義が続いて、料理の味もろくに感じられず終了。昔からどなたともあまり話さず、歩き回っては飲み食いしているだけみたいに見えてた何名かの(中堅以上)会員の皆様。コミュ障とかいうわけじゃないだろうけど、などとヒューマンウオッチングしながらも、大物の先生方のお話に調子を合わせ。
てなわけで、ホテルに戻ってからマーラータンで調整。
「先生の論文読みましたよ」と、初対面の若手から話しかけられ、対面行事のなかったコロナの3年間ですっかり過去の人になったであろうと油断していた小生は。。。
「主演映画」への感想などもいただけた。



天気図と地震速報に異常なし。テロか、と思いきやその訓練だった。今新幹線車中。


バスタ。飲食街、店舗が大空港の雰囲気ながら、路線は限定的。落差感。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和の階級闘争史観

2023-09-16 01:40:07 | 日記
「どんな小学生だったのか。」
esse-senseでのインタビューと先日のインタビューで、ともに最初に聞かれたこと。
故郷の小学校は毎朝3kmマラソン(高学年,週6日)が義務。夏は水泳の特訓、冬は朝6時集合でスピードスケート(ショートトラックとほぼ同じサイズ)の特訓。町内対抗試合も毎年行われていた。6年生で成長期を迎え、記録が伸びたのではまってしまい、アスリートとしての生活は高校まで続いた。小学校、中学校の回顧を通じ、勉強の話をあまりしなかったのは、インタビュアーには意外過ぎたようだ。中学でも、定期試験前10日間と、普段の授業の予習復習(宿題)しか勉強していなかったはず。高校でも同じだったが、大学入試レベルの問題までその段階でやっていたようで、高3になってからあわてて特殊なことをやったというわけではない。
小学校の図書館にこもって、歴史小説(ノンフィクション)、天文学の本や国際年鑑を愛読していた。当時の国家元首、首都、通貨、政治体制、、、ほぼそらんじていたらしい。受験で選択しなかったが、日本史の基礎はここで形成されていたようだ。そして買ってもらった屈折式天体望遠鏡で夜空に見入る日々。
その過程で、階級闘争史観を気に入ってしまったようだ。
「お金持ちのボンボンがろくに勉強もせず、お金を積んで適当な大学に行く。」
「苦学生が努力を重ね、難関大学に行く。そして階級闘争に勝ち、世の中を変える。」
実際大学に入ったあたりまでは、これを絵に描いたような同級生は少なくなかった。
しかし、その次の世代はどうなるのだろうか。
後者の学生の多くは、親の世代よりも社会的ステイタスを上げたことだろう。そしてそんな努力をしなかった生徒の次の世代が、一念発起して同じような志を抱いて、、、とはならなかったようである。また、お金持ちのボンボンは、教育課金の効果もあり、、、。
こんな世の中になって久しいが、令和時代における階級闘争の意義とはなんだろうか(同じように存在するのだろうか)。目の前の優秀な苦学生は、心から支援したいと思うし、ぜひ成功を勝ち取って欲しい。一方、それとは真逆の生徒や家庭(親)の事例についての報道を見るにつけ、階級闘争への初心を貫いてまで手を差し伸べるに足る人々なのだろうか、と思ってしまったり。社会にはびこる自己責任論の根底にあるのも、そんな考え方だろう。政権与党の特定議員が露骨にこんな言動を重ねてきているが、彼らを除けば学生時代のようなネガティブな印象はないし、岸田政権が鳩山政権あたりと重なって見えてしまうこともあるくらいだ。
コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイガー食堂(辰野町小野)

2023-09-15 16:52:20 | 日記
その昔、あの「裸の大将」もお世話になった名店。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高校生からの問題提起に答えました。

2023-09-14 18:09:54 | 日記
 15年ほど前ですが、中国政府・共産党も「三農(農業、農村、農民)問題」を盛んに議論しておりました。そして10年ほど前ですが、農村にも冷蔵庫などの「白モノ家電」の普及が進んだというニュースが注目されました。
 歴史の授業で習ったと思いますが、1980年代までは農村部に「人民公社」という組織があり、農民は基本的に農業会社の「社員」として働いていました。現在も、新疆ウイグル自治区には一部残っていると聞いていますが、今日「人民公社」はもうありません。日本でいうと、農協(JA)の担っている業務も担当していたわけで、農民の福利厚生に関しても、一定のセーフティーネットが機能していた時代だったと言えます。それがなぜ消えてしまったのか、ソビエトの事例(コルホーズ)とも共通する背景があるとは思いますが、調べてみると面白いでしょう。人民公社のままだったら、機械化もやりやすいのではないか、と感じる内容ですが、実際はどうなのでしょう。日本の中山間地域でも過疎化・高齢化が進行し、農作業を請け負う会社組織が立ち上がり、そこでは機械化もほぼ必須となっていますね。
 農村の労働力が安いことは、中国政府が農村労働者(私もケニアでインタビューしたことがあります)をアフリカに送り込んで現地を開発することの背景になっているようです(日本がこれをやろうとしたらどうなってしまうでしょうか)。
 大学受験者が中国全体で8割程度となっているようです。農村の出身者も、「高考」を受験して、様々な大学(高専や短大レベルを含む)に進学しており、親の世代(私と同じか少し下)とは大きく変わってきています。20年前の文科省調査では、沿海部大都市の富裕な子たちは欧米への留学志向が強く、日本に留学している子たちの中では、東北地方(旧満州)の農村部出身者の比率も比較的高い、とありました。身近に留学生がいたらヒアリングしてみるとよいでしょう。農村出身者がいるかもしれません。
 私は普段、中国の若者とSNSで意見交換(中国語)をしています。フォロワー約30000人弱なので、実にいろいろな意見が集まります。文化大革命の後に、優秀な若者を地方の農村に派遣して(追いやって)、農業などに従事させたという歴史(下放)をご存じと思います。優秀な教育者を農村部で確保するにはよい方法だったのかもしれません。コロナ後の現在、大学を出ても行き場のない若者があふれているようです。いつか来た道(下放)で解決しようとする可能性を懸念しています。そこまでの教育投資に見合わない、とも思えますが、実は今現在、日本国内でも地方移住を考える若者が地味に増えていて、そう仕向ける政策が効いてきているのではと思い、観察を継続中です。
一ノ瀬俊明(国立環境研究所/名古屋大学/華東師範大学)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここ数日metaの行動がおかしい

2023-09-14 02:29:21 | 日記
おいおい、これって私が責任者として世界に発信するよう編集部から頼まれてる件だぜ。何連日勝手なことしてんだよ。


コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする