早速SIMカードゲット、日本のCDMAスマホは使えません。
夜は怖くて出歩けません。物価はタイより安い。
食事は最悪。ファストフード系の食堂しかない。激マズ。チャーハンと麺、茹でた野菜、飲料のセットで400円なり。量は多め。
タイのバンコク未満、バリ島以上という雰囲気。屋台の果物屋ではしっかりぼられます。マンゴ1kgが日本並みの値段(300円)。Tシャツは100円くらい。
バンケットのアトラクションで息を飲む思いがしました。500年前にスペインの文化が入る前のフィリピンの装束と舞踊が披露されました。中国南方の少数民族や台湾山地原住民のそれとの地理的連続性(実際高山族の多くはフィリピンより移住)を感じずにはいられませんでした。同じテーブルのフィリピンの先生方にそんな感想を話したら、スプラトリー諸島の侵略の理屈に使われるのを心配しているようでした。
A traditional dance of Philippine in the age before Spain came. Very similar with some minority in China.
しかし、西欧カルチャーが見え見えの現在のフィリピン芸能には興味を抱けません。台湾(原住民)、インドシナ(タイ)、インドネシア(バリ)に比べ、貧相に浮いちゃっている感じがします。現在では宗教も違い、文化の地理的連続性は薄れています。
舞踊団の美女に手を引かれ、バンブーダンスをするはめに。体力的には平気ですが、集中力のほうが大切です。一度ミスったらリカバリーは無理です。
夜、スーツのままホテルの周りにある歓楽街を歩いてみる。カラオケ、バーなど、日本語やハングルの看板が並んでいる。バンコクと違って英語はバッチリ通じるが、やり口はボッタクリかもしれない。とても一人で入る気にはなれない。
最終日夜の晩餐会はまたしてもノンアルコール。品数も少ない。ドイツ人は不満たらたらだ。会場はスペイン時代のコロニアル風建築だ。観光庁がスポンサーで、お目付が来ている中、踊り子たちはかなり緊張していたことだろう。演目は初日と傾向が似ている。最後に、美女が小生の手を引いて、舞台に誘った。彼女たちは既に大汗をかいていることに気がついた。数センチの距離で大汗かいている美女。こんな状況って他にあったような?
今回はマニラの最もマニラらしいところを見に行くことはなかった。スラムやゴミの山だ。治安が悪く、それどころではないらしい。空港に向かうバスからいくつか見ることができた。
マニラ国際空港は思ったよりもかなり小さい。ロビーは中国の地方空港くらいのサイズだ。土産物売り場もかなり限られている。日本人のおじさん(50代以上)と20代と思しきフィリピン人女性のカップルが目立つ。皆、日本語で会話している。フィリピンは年々英語が通じなくなっている。聞くところによれば、英語ができるフィリピン人は日本人など相手にしないし、日本に働きに行こうなんてことにはならない。日本では一般に英語が通じないからだ。日本人はフィリピン人を見下しているかもしれないが、実はお互い様なのだ。日本にはそのレベルの人しか働きに来ないことにもよるのだろう。