日々の覚書

MFCオーナーのブログ

悲しき中間管理職

2008年01月28日 22時12分36秒 | 時事・社会ネタ

店長は管理職に当たらず

マクドナルドの店長が、未払いの残業手当を支払うよう会社を訴えた裁判で、「店長は管理職ではない」として、東京地裁は日本マクドナルドに店長に対して、管理職扱いされて支払われなかった時間外手当などを支払うよう命じた、という記事である。身につまされるものがある(笑)

僕も実は、しがない中間管理職である(笑) ま、小さい会社だし、他所に比べれば気楽な中間管理職だろうけど、でも時間外手当はつかないし、休日出勤も認められないし、大した権限もない。中間、というだけあって、上がいる訳だし、自分のハンコで決済できることなどほとんどない。正に、↑の判決文にある、“管理職とは、経営者と一体的な立場で、労働時間の枠を超えてもやむを得ない重要な権限を持ち、賃金が優遇されている者”という規定にはほど遠い、いや、遥かに遠い存在である(笑) でも、この管理職の規定に当てはまるとしたら、会社にもよるだろうけど、いいとこ部長クラスまでではないか。課長だの係長だのというのは、名ばかりの管理職で、実際はヒラと変わらない。僕も似たようなもんだ。ま、権限もない代わり責任もない立場なので、気楽と言えば気楽だけどね(笑)

要するに、給料を抑えたいので、会社は中間管理職を増やすのである。時間外手当を支払わなくても済むからだ。そして、今まで以上にこき使う、という訳。

ま、マクドナルドの店長なんて忙しいだろうからね。ひたすら働いて手当もなく、下手すりゃ平社員より給料が少ない、なんて事になれば、会社を訴えたくもなるだろう。しごく当然。ほんと、勝ててよかったね。この手の裁判って、企業に有利な判決が出る事が多いんだけど。以前、会社の不正を内部告発した社員を、会社が訴えたことがあった。不正を明るみにした事により、会社に損害を与えた、という噴飯ものの訴訟だったが、なんとこの裁判、会社側が勝訴してしまったのである。日本では、個人より企業を優先するのだ。過労死もなかなか認められないと聞くし。そんな中、店長の時間外手当という問題ではあるけれど、企業側の敗訴という結果に終わった(日本マクドナルドは控訴する、と言ってるらしいが)今回の裁判は、非常にエポックメイキングな出来事として、長く記憶されるであろう(なんのこっちゃ)。

所で、この記事だけど、僕が取ってる新聞では、夕刊の一面に出ていたが、その見出したるや、

マクド店長残業代認定

やっぱ大阪やなぁ~(爆)

コメント (5)
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