日々の覚書

MFCオーナーのブログ

なんてったってアイドル

2005年04月18日 23時01分03秒 | 音楽ネタ
高視聴率番組だから、ご覧になっていた人も多いだろう。今日のフジ系『HEY!HEY!HEY!』である。帰宅してふとテレビをつけたら、丁度この番組の放送時間で、画面には往年の女性アイドルたちが7人。こういうのは好きなので、つい見てしまうのだ(笑)

出演していたのは、あべ静江、増田恵子、大場久美子、石野真子、南野陽子、西村知美、浅香唯、の7人。皆一時代を築いたトップアイドルたちだ。個人的には、あべ静江と南野陽子は結構好きで(笑)、胸ときめかしてよく見ていたなぁ。『スケバン刑事』見てましたよぉ~(爆) その、今はオトナになったアイドルたちが語る当時の思い出話や暴露話、大変楽しませて頂きました。

思えば、音楽には全く興味がなく、学校の音楽の授業が大嫌いだった僕を、音楽の道へ導いたのは歌謡曲であり、中でもブラウン管で愛くるしい笑顔を振りまくアイドルたちだった。小学校高学年の頃、天地真理・南沙織・麻丘めぐみ、の御三家が全盛だったのだが、僕は南沙織と麻丘めぐみが好きだった。容姿もさることながら、彼女たちがテレビで歌う曲が僕を惹きつけたのだ。「17才」「芽生え」「私の彼は左きき」...これらを作曲したのは筒美京平だったと知るのは、もう少し後のことである。

続いて好きになったのは(本人+楽曲)は、やっぱり山口百恵であり、キャンディーズだった。この頃になると、完全に音楽にのめり込んでいたから、FMで洋楽(ロック)を聴き漁り、テレビでアイドルをはじめとする歌謡曲を聴く、という日々を送っていた。で、その頃、ある曲を聴いて大変な衝撃を受ける。それが太田裕美の「木綿のハンカチーフ」だったのだ。この曲を聴いた事によって、僕にとって筒美京平は歌謡曲の重要なファクターとなった。マジな話、歌謡曲に対するスタンスが変わってしまったのだ。この筒美京平と、あと沢田研二、この二人によって、僕の中ではロックも歌謡曲も同列のものとなった。

それ以降は筒美京平を座標として歌謡曲を聴いていたと言っても過言ではあるまい。とはいっても、やはりアイドルには惹かれるもので(笑)、山口百恵の引退、松田聖子のデビュー、そしてピンク・レディーの解散、と80年代の初めにアイドル歌謡が大きな転機を迎えた時、僕が惚れ込んでしまったのは松本伊代だった。言うまでもないが、彼女の曲を多く手掛けたのは筒美京平である。久々に、本人の魅力+楽曲の魅力に取り付かれてしまったのだった(笑)

かつてのアイドルたちも、当然の事ながら年齢を重ねていく。けど、昔と違うのは、しぶとく芸能界で生き残っていること。若さと可愛らしさを武器に登場したアイドルたちの、酸いも甘いも噛み分けた現在の姿をテレビで見るたびに、僕は感慨深いものを感じる。ああ、頑張ってるなと思うのだ。いつまでも若くはいられない。結婚だってするし子供だって生んで当然。変わって当たり前。変わりすぎたら幻滅だけど(苦笑)
昔の面影を存分に残しながらも、今はアイドルではなくなった元アイドルたちが、上手に年をとってるな、と感じさせる姿を見るのは本当に嬉しい。言ってる事がすっかりオジサンだけど(爆)、かつて僕を音楽の道へ引きずり込んだアイドルたちの“今”そして“今後”に、僕はエールをおくる。やっぱり、かつてのアイドルは、僕にとっては今でもアイドルなのだ。一緒に年とっていきましょうよ(爆)


コメント
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