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日々の覚書

MFCオーナーのブログ

夏季オリンピック

2008年08月13日 13時54分00秒 | スポーツ

現在、個人的には盆休み真っ只中なのであるが(仕事中の方には申し訳ない^^;)、巷の話題はやはり北京オリンピックであろうか。時差が少なく、テレビ観戦しやすいのがいいよね。何かと話題の、星野監督率いる野球チームは今日が初戦で、残念ながら2連敗で予選突破はならなかった男子サッカーも今日三戦目。どちらも、いわゆるゴールデン・タイムでの中継というのもあり、ビール(発泡酒?)と枝豆をお供に日本代表チームの応援というのも夏休みならばこそ(なんのこっちゃ)。

それにしても、水泳の北島康介や柔道の谷本歩実の金メダル、実に素晴らしい。文字通り、快挙である。2人共、前回のアテネに続いて2大会連続というのが、これまた凄い。特に北島選手。なんたって水泳だからね。暴言かもしれないが、僕はスポーツの中でも、陸上や水泳というのは、とにかく身体能力が全てと思っている。他の競技だと、技術や戦術でカバーする事も可能と思うが、走ったり跳んだり泳いだりというのは、ひたすら身体能力が優れている方が勝ちなのだ。だから、悲しいかな、身体能力(或いは体格)という点では欧米人にどうしても劣る日本人は、この分野で世界の頂点を極める事は出来ない、と僕は思っている。もちろん、トレーニングを積む事により、身体能力を高める事は可能だ。けど、持って生まれた能力に差があれば、いくら努力しても無駄である。しかし、そんな日本人でも、欧米人並みもしくはそれ以上の身体能力に恵まれ、尚且つそれを維持・向上させて世界レベルで活躍出来る選手も時折存在する。それが、今回の北島選手な訳だ。ほんと、お見事である。一度金メダルを獲るだけでも凄いのに、2大会連続である。素質だけでなく、その陰には正に血の滲むような努力があったことだろう。

谷本選手も凄い。柔道といえば、日本のお家芸のように言われているが、実際にはそんな事はなく、今では日本は理事会からも締め出され、ルールも勝手に変更され、不利な立場に置かれている。そんな逆境の中で、これまた2大会連続の金メダル。凄いことだ。今回、谷亮子は銅メダルに終わったけど、4大会(もしかして、5大会?)連続メダルというのも物凄い記録であるし、全体的なレベルはどうか知らないが、個人レベルでは世界に通用する人がまだまだいるのだ。この先、欧米諸国の日本潰しはさらに露骨になるだろうが、なんとか撥ね退けて頑張って貰いたいもの。

メダルといえば、アテネで金メダルを獲った女子マラソンの野口みずきが、北京は欠場する事になったそうな。調整ミスか何か知らないが、とにかく直前練習での故障だという。無理すれば走れない事もないが、今後のことを考えて欠場する事にしたとか。期待も大きかっただけに、残念に思う人も多かろう。

あ、さっき陸上は日本人には不利だ、と書いたが、マラソンはやや違うように思う。身体能力はもちろんだが、持久力というのも必要だしね。力まかせに走るだけでは、いくら欧米人でも42,195キロはもたないだろう。それに、マラソンでは体格も小さい方が有利、という説もあり、日本人でも十分勝負できる分野である。しかし、毎回オリンピックの度に、マラソンは暑さ対策が鍵です、と言ってるが、分かってるのなら何とかすればいいのに。得点力不足が今後の課題です、と毎年言ってるサッカーみたいなもの。毎度毎度敗戦の弁が同じ、というのは何も対策しませんでした、と言ってるのと同じ事だ。

それにしても、真夏のオリンピックというのは何とかならないものか。選手には酷だろう。見てる方はいいけど。もう少し涼しくなってからの方が、いいのではないか。かつての東京オリンピックみたいに(10月10日開幕)。でも、オリンピックはずっと夏なんだよね。夏季オリンピック、というくらいだから、仕方ないのかもしれないけど。思い起こせば、ロスもソウルもアトランタも真夏だったなぁ。シドニーの時は9月だったと記憶してるけど。

僕のオリンピック原体験といえば、東京...な訳ねぇ~だろ!(爆) あの時は、確かに生まれてたけど、まだ2歳で、オリンピックなんて全く記憶にない。記憶にある最初のオリンピックは、1972年のミュンヘン大会である。会期中に選手村でテロが発生したりなんかして、その点でも記憶に残る大会だったと思うが、当時小学生だった僕にとっては、ミュンヘン大会=マーク・スピッツでなのある(笑) そう、あの水泳の選手で、金メダルを総なめにした、あのスピッツだ。なんというか、見るレース全てでスピッツが優勝していたような気がする。

そういや、ミュンヘン・オリンピックも、丁度学校が夏休みの頃だったっけ...

ふと思ったのだが、昨日北島選手も出場した水泳の200メートル平泳ぎ予選を見てたのだが、最近の平泳ぎって、あんな感じなの? なんというか、潜っている時間の方が長く感じられたのは僕だけ?(笑) それと、水泳のターンだが、昔はターンする時、潜って一回転して、水中で壁を蹴ってターンしてたような思うのだが、今は壁に手をついて、身体の向きを変えて再び泳ぎだす、というターンになってる。いつ頃からそうなったのか? 何か、規則の改正でもあったのだろうか? 今さら何言ってんだコイツは、って感じだけど(笑)

あと、北京オリンピック絡みで面白い話を聞いたのだが、インドの射撃の選手が金メダルを獲ったらしいが、インド人で個人種目で金メダルというのは、史上初なんだそうな。で、その選手、報奨金も莫大なんだろうな、と思ったけど、なんとご褒美として、一生電車乗り放題になるらしい(笑) 本人は飛行機が嫌いで、飛行機で移動する遠征が苦痛だったそうで、これで飛行機に乗らずに移動出来る、と喜んでいるらしい。電車乗り放題、というのはインド国内だけの話ではなかったのね(笑) ま、良い事である(笑) いかにも金メダルのご褒美、という感じでよろしい^^

という訳で、オリンピックはまだまだ続くのだった(なんのこっちゃ)

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栄光のサウスポー

2008年08月05日 22時07分43秒 | スポーツ

200808050917000

世間にブロガーが何人いるのか知らないが、このネタを取り上げる人は少なかろう(笑)

中日ドラゴンズの山本昌投手、通算200勝達成である。プロ入り25年目にしての快挙達成、実にお見事。本当におめでとうございます。山本投手、あなたは中日ドラゴンズの、いや日本プロ野球の至宝です。誇りです。

とにかく、この度の200勝達成、凄いことだらけである。史上最年長での200勝も凄いが、完投で飾ったのも見事。しかも巨人戦、その上、史上最年長での完投勝利というおまけ付き。もしかすると、200勝よりもこちらの方が凄い事かもしれない。

山本昌投手のプロ入り初勝利は、5年目の1988年のことである。なんでも、プロ入りしてからの4年間未勝利の投手で、200勝を達成したのは山本昌が初めてなのだそうだ。恐るべき大器晩成。また、200勝の内訳を見ると、セ・リーグ5球団全てから30勝以上の勝ち星を挙げており、非常に安定して勝てる投手である事を証明している。ケガ等による戦線離脱で、一桁の勝ち星しか挙げられなかったシーズンが、1988年以降11回もある(今年は含まず)のが実に惜しい。

山本昌については、以前当ブログに書いた事があって、この際なので是非読んで頂きたいが(笑)、その時も今も、彼に対する気持ちは同じである。なので、再びあれこれは言わないけど(笑)、とにかく、ドラフト5位で入団して以来ドラゴンズ一筋、最多勝利3回防御率一位1回沢村賞1回に加えてノーヒットノーランも記録、という押しも押されもせぬエースでありながら、今中慎二、川上憲伸といったスター選手の影に隠れがちで、それでも黙々と投げ続けてきた山本昌には、本当に頭の下がる思いだ。打者と違い、投手の場合は、現役を長く続ければ200勝に到達出来る、なんてものではない。40歳を過ぎても現役で投げていられるのは、彼がまだ勝てる投手だからだ。この事が実に素晴らしい。しかも、200勝達成後のインタビューで通過点と言ってのけるなんて...自信と確信がなければ出てこない一言である。入団時、山本昌がこんな凄い投手になるなんて、誰が予想しただろう。

本人も言ってるけど、山本昌はまだ日本シリーズでの勝ち星がない。今年は難しいだろうから、来年も先発ローテーションで2桁勝利を挙げ、優勝しCSも勝ち抜いて日本シリーズに出場して、是非勝ち投手になって欲しい。きっと出来るだろう。引退を考えるのは、それからでいい。

それにしても、山本昌は素晴らしい。全てのプロ野球選手は彼を見習うべきだ。そして、中日ドラゴンズは、背番号「34」を永久欠番にすべきである。

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4月になると

2008年04月04日 00時04分52秒 | スポーツ

3月8日にJリーグが開幕し、プロ野球は20日にパ・リーグ、28日にセ・リーグがそれぞれ開幕し、こうなると毎年、球春到来、春が来た、みたいな気分になる(笑) 実際には、4月にはなったけど、まだまだ寒い。

自分が中日ファンであるので、どうしてもプロ野球はセ・リーグが気になってしまう。今年は、開幕から阪神と中日が飛ばし、なりふり構わぬ補強をした巨人が開幕から5連敗して(球団史上初だそうな)、俄然面白くなってきた(笑) 投打の中心選手を揃って巨人に持っていかれたヤクルトが案外健闘してるのがよろしい。横浜と広島には、もうちょい頑張って貰いたいな。

開幕から5連敗した巨人だが、今日の中日戦で初勝利をあげた。途中まで中日がリードしていたが、ホームラン3連発で逆転、そのまま逃げ切った。ま、あれだけの選手を揃えてるんだし、このまま負け続ける事はないと思ってたけどね。それより、突如乱れて3発かまされた川上が気になる。

ネットの掲示板などを見ていると、金に物を言わせて補強を続ける巨人に対して批判的な意見が多いが、巨人ファンからの反論として、「巨人が金を出さなければ、一流選手はメジャーに行ってしまう。日本に選手たちを引き止める為には、巨人に入団させるしかないのだ」というのもあり、一理あるけど、やっぱり少し違うんじゃないか、と思ってしまう。なんたって松井をメジャーに行かせてしまったのは他ならぬ巨人だし、今年補強したのは外人選手ばかりだし。

巨人ファンに限らないが、日本の一流選手がメジャーに行ってしまうと、日本のプロ野球がつまらなくなる、という考えが僕には理解出来ない。以前に書いたが、僕はメジャー移籍容認派であるので(えらそーに)、一流であればあるほど、よりレベルの高い所でプレーすべきと思っている。メジャーに流出した選手の穴は、新しいスターを育てて埋めればいい。選手のメジャー流出をただ嘆いているなんていうのは、それに代わる選手を育てられない、と認めているようなものだ。プロ球団として、これはちょっと情けないのではないか? 一流選手をどんどん育てて、メジャーに高く売る、その金で有望選手をスカウトし、スターに育てる、これでいいではないか、と思うのだが。つーか、メジャーでは当たり前のように行なわれていることだ。どうせお手本にするなら、これくらいはしたらどうか。

もちろん、チームの顔としてのスター選手は必要だろう。今の、いやここ数年の巨人なんて、はっきり言ってオールスターチームみたいだ。そういうのも確かに味気ない。離れていくファンもいるだろう。プロ野球人気の低迷は、選手のメジャー流出によるものではなく、巨人の強引な補強によるものだ、という意見にも頷けるところはある。なんというか、阪神も最近この傾向が見られるし。ま、ちっとは中日を見習いなさい(爆)

そういう意味で、他球団は巨人を優勝させてはならない。巨人の、いやナベツネのやり方は明らかに間違っている、という事を思い知らせてやらねばならないのだ。はっきり言うと、巨人がどうこうではなく、あのナベツネを辞めさせて貰いたい(笑) 決して、優勝出来ない責任を原監督がかぶる、というのだけはあってはならない。

監督といえば、元サッカー日本代表監督のジーコが、現在監督を務めているトルコのチームがCLに出場し、あのチェルシーを破る、という金星を挙げたそうな。日本代表監督の時は一体何をやってたんだ、という批判も強いが、ここは日本代表の監督を経て、学ぶことも多かったのだろう、と思いたい(笑)

とまぁ、あれこれ考えてしまう球春なのだった。といっても、毎年考えることは変わらないのだけど(苦笑) もうちょっとビールが美味い陽気になったら、また大阪ドームの外野席に行きたいものだ(笑) 

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セリグという名で大リーグ

2007年12月15日 00時46分03秒 | スポーツ

賄賂
公務員が地位や職権を利用して不正に受け取る報酬のこと。
金品が一般的であるが、借金の棒引き、芸者の演技、役職を与えることなど、人の欲望を満たすものならば賄賂(わいろ)となる。ただし、手土産やお中元・お歳暮など社会的儀礼の範囲を超えないものは賄賂とはされない。公務員が賄賂を受け取ることは、公務の公正さに対する信頼を失うことにつながるので、刑法により厳格に処罰することが定められている。この規定は公務員にのみ適用され、民間人が受け取る金品は問題にならない。このような公務の性質のことを不可買収性という。賄賂は、受け取った側(収賄)だけでなく、与える側(贈賄)も処罰される。また、収賄罪が成立した賄賂は、すべて没収される。

受託収賄罪
公務員が請託(行為の依頼)を受けて賄賂(わいろ)を受け取ること。
職務上の権限に関して、ある行為をしてほしいといった依頼を受け、その報酬として賄賂を受け取る公務員の犯罪である。実際に賄賂を受け取る段階に至らなくても、賄賂をよこすように要求したり、賄賂をもらう約束をしていれば、それだけで受託収賄罪が成立する。請託を受けず、ただ単に賄賂をもらうだけなら、単純収賄罪となる。刑法第197条の規定によると、単純収賄罪の場合は5年以下の懲役となるのに対し、受託収賄罪の場合は7年以下の懲役と法定刑がより重くなる。

以上 Yahoo!用語解説より

某前防衛事務次官が、出入りの商社からゴルフの接待などを受けていたとして逮捕された事件が世間を騒がせているが、この場合、この前事務次官の罪名は「受託収賄罪」という事になるのだろう。↑にもあるように、賄賂を貰って見返りとして商社に有利になるように便宜を計ってやった、という訳だ。この商社も、ゴルフやら旅行やらで相当な金額を投資したのだろうが、見返りが国家的プロジェクトに関する物件の受注である。こちらも相当な額だ。ゴルフなんて、安いものだっただろう。

賄賂とまではいかないにしても、接待とか贈り物とか、そういうのはうちの会社でもやってるし、他所でも同様だろう(つーか、民間だから賄賂とは言わないんだね、初めて知った^^:)。こういう習慣は日本独自のものらしいが、「いつもお世話になってます」という気持ちを込めて接待するのならともかく、多額の注文や仕事を貰う為の接待なんて、本当に効果があるのだろうか?と、僕は疑問に思っていた。ご馳走して貰ったり金貰ったりはするが、あとは知らん顔なんて人もいるのではないか、なんて思っていた訳だ。でも、案外と効果はあるものらしい。うちの上司とか見てると実感する。日頃、業者や取引先にブツブツ不平不満をたれてるけど、お菓子とか持ってきたりすると態度変わるもんね(笑) 「次の○○の仕事は、あそこに頼んであげなさい」なんて、急に言い出したりするし。義理堅いのか単純なのか。

ちなみに、僕は贈り物されても、それで便宜計ったりとかはしない。重要なのは仕事の中味であるし、第一そんな力はない。お土産持ってくるんなら、もっと値引きしてよ、とか考えてしまうタチだ(笑) 接待なんて、された事は滅多にないけど(笑)、面倒臭いというか迷惑なだけ、という時もある。

ま、そういう意味で、逮捕された前事務次官は、随分義理堅い人だったのだな、と思う。この人に限らず、受託収賄で捕まる人たちって、そんなに悪い人ではないのではないか、なんて思ったりもする訳だ(笑) 一番悪いのは、貰う物だけ貰って何もしてやらない奴だろう。

前述したけど、受託収賄罪というのは、公務員に適用されるもので、民間の人間が金品を受け取って、特定の業者を優遇しても、道義的な問題はともかく、罪には問われないらしい。やはり、公務員たるもの、国民の公僕でもある訳で、誤解を受けたり信頼を損なったりしない様、常に襟を正していなければならない、という事なんだな。分かってるか?(笑)

話は変わるが、アメリカの元上院議員が、薬物疑惑に関わっているとされるメジャーリーグの選手のリストを、実名で公表したそうな。その中に、現阪神タイガースのウィリアムス投手や、元西武ライオンズのカブレラ内野手も名前もあるらしい。阪神ファンにはショックなニュースだろう。JFKの一角を占めるウィリアムスが、こともあろうに薬物疑惑だなんて...

ま、本人も否定してるようだし、何かの間違いである事を祈りたいけれど...これがほんとの“阪神半疑”、なんちて(爆)

メジャーリーグといえば、現在のコミッショナーはバド・セリグである。実に勿体ない。セ・リーグのコミッショナーなら面白いのに(爆)

で、明日15日は、いよいよ「第一回プログレ普及会総決起集会」なのである。きっちり仕込みとおさらいをしないといけないのだ。こんな与太話を書き殴ってるヒマはないのだよ、ほんとは(爆)

という訳で皆さん、是非「第一回プログレ普及会総決起集会」お越し下さい。で、その翌日は、同じBBAで「ビートルズ赤盤セッション」があります。よろしかったら、こちらも是非^^;

よろしくお願いします m(_ _)m

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いざ、ストーブ・リーグ!

2007年11月16日 00時17分23秒 | スポーツ

日本シリーズを制した中日ドラゴンズが、アジア・シリーズをも制し、プロ野球もストーブ・リーグに突入した。これからは、選手の移籍・引退・契約更改がスポーツ紙を賑わせる季節な訳だが、今年のストーブ・リーグも、中日が制しそうな雲行きだったりなんかする(笑)

ご存知の通り、中日の主力である福留がFA宣言したのだ。以前から、球団首脳との確執が伝えられていただけに、もしかするとあり得るかも、とは思っていたが、やはりFA権を行使してしまった。しかも、他球団との交渉解禁日初日に、なんと巨人と交渉してるのである。福留は、PL高校3年の秋のドラフト会議を前にして、「希望は巨人か中日、それ以外に指名されたら社会人へ行く」と宣言し、近鉄が交渉権を獲得すると、宣言通りプロへは行かず、社会人の日本生命に行ってしまった。そして、3年後中日を逆指名してプロ入りする訳だ。で、FA権を得た今、巨人と交渉している。阪神も狙ってるようだが一歩リードされ、しかも巨人の担当者がいい感触だった、なんて言ってるもんだから、福留獲得は難しくなったと言ってよかろう。本人は、大リーグも視野に入れているそうだが、案外とかつての憧れだった巨人に入団しそうな感じだ。ま、いいけど(笑)

お気づきの人もおられると思うが、FAやらポスティングシステムやらで、どのチームも主力流出という被害を被っているにもかかわらず、中日は何故かそういう目に遭っていない。確かに、FA権を行使して他所へ移籍した選手はいたけど、それこそ落合とか前田とか武田とか、戦力的にはそれほど痛手を被った訳ではない。中日が、特に選手を大事にするチームとも思えないので(笑)、これは単に運が良かっただけだろうけど(それに前述した選手は、生え抜きではなく移籍組だ)、今年に限っては、さすがの中日も主力の流出の危機を迎えている。福留もそうだが、岩瀬も今年FA権を取得しているのだ。岩瀬がどうするのか分からないが、やはり彼も人の子、大リーグへの憧れがあるらしい。それに、川上も来年FAを取得するらしいが、彼は迷わず大リーグへ行くだろう。もし、今年福留と岩瀬がいなくなり、来年川上までいなくなったら、中日はどうなる? いや、来年とは限らない。川上が、FA前年の今年、ポスティング・システムで大リーグへ行ってしまう可能性も大ありだ。そうなると、中日は先発のエース、抑えのエース、そして3番打者を一気に失う可能性だってあるのだ。

うむ、これは由々しき事態である。が、しかし、僕は実は、FA等での選手の意志による移籍を支持しているのである。そりゃそうだ。才能がある選手であれば、いずれ日本のプロ野球では満足出来なくなるのは当たり前。海外で自分の力を試してみたい、という気になるのは当然だ。海外とまではいかなくても、選手だって商売である。今より待遇の良い所に移りたくなるのは仕方ないだろう。自分の意志でチームを移る、これは実力のある者が勝ち取った正当な権利であるので、大いに行使すべきである。と、ずっと思っていたし、そういう発言もした。イチローや松井秀喜みたいな選手を、狭い日本に閉じこめていてはいけない。本人が行きたいなら、アメリカへでもどこへでも送り出してやるべきだ、というのが持論なのだ(えらそーに)。

だから、中日の選手が他所へ行きたいとか、アメリカへ行きたいとか言い出しても、それは勘弁して、とは言えない立場なのだ(笑) 福留も岩瀬も川上も、行きたいならどうぞ、と言わねばならない。これ、結構つらい(爆) けど、仕方ないのだ。選手の移籍は認めるけど、中日の選手はダメ、とは言えないでしょう。彼らに代わる選手が出てきてくれる、と思って諦めるしかあるまい(笑)

しかし、日本のプロ野球に導入されてから15年ほど経つFAだけど、選手の移籍が活発になり、球界が活性化される、なんて思ってなかったけど、やっぱりそうはなってない(笑) 結局、金のある人気球団に、スター選手が集まる事になる。巨人は福留獲ってどうするんだ。外野手はたくさんいるだろうに。広沢や清原のような失敗例もあるけど、小久保や小笠原の成功例もあるし(小久保はFA移籍ではなかったけど)ってんで、あまり気にしてないのか。しかし、今の巨人のレギュラーで生え抜きは、高橋と二岡と阿部くらいだもんな。昔は、他チームの主力でも、巨人は選手層厚いから、簡単にレギュラーにはなれない、なんて言われたけど、今は関係ないらしい。

阪神も、近頃はFAに頼りっぱなしという気がする。今年は、広島の新井とヤクルトの石井を狙ってるらしい。思い返してみても、阪神のFA成功例といったら、金本しかいないような気がするんだけど。気のせいか、失敗の方が多いような...(山沖、石嶺、片岡...)

と言いつつ、中日もFA宣言した西武の和田を狙ってるらしい(笑) 確かに、福留の代わりとしては十分過ぎるけどね。落合監督は、就任した時、現有勢力の底上げだけで勝てる、と言って、本当に優勝しちゃったけど、確かにウッズ以外は移籍の主力って見当たらない。生え抜きで固めて頑張ってる、という感じ。監督の手腕もあるけど、やっぱ土地柄かな(笑) ま、首位打者になった事もあるし、和田ならレギュラー間違いないと思うけどね。名古屋の水に慣れさえすれば(笑)

という訳で、ストーブ・リーグはこれからなんである(笑)

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