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日々の覚書

MFCオーナーのブログ

とんでもないパエリアとプログレ・オリンピック

2006年02月20日 23時11分31秒 | テレビ番組

忍者さんとマットさんのブログに触発されて、先の週末での出来事を書いてみる。お二人とも、トラックバック飛ばすので、よろしく!

一応、時系列で(笑)

土曜日(18日)の夜、家で夕食をとりながらテレビを見ていた(ちなみに、この時のメニューは、ごはん・なめこの味噌汁・納豆・鯵フライキャベツ添え・ピリ辛コンニャク、でした。関係なくてすいません)。僕は、土曜夜のTBS系『バク天』をよく見ているので、この日も4チャンネルに合わせていた(関西ではTBS系は4なのだ)。で、今回はスペシャルらしく、テーマは「男に料理は出来るか」という事で、芸人たち4組に材料を買ってこさせ、レシピなしでスタジオで料理を作らせていた。作るように命じられた料理は、カニクリームコロッケ、パエリア、茶碗蒸し、ひじきの煮物、の4品。4組とも、試行錯誤しながら料理に取り組んでいたが、ここで作られたパエリアがとんでもない物だったのだ。

僕はパエリアなんて、もちろん作った事はないが、鍋というか広いフライパンみたいなので、米と具を一緒に炊く料理だ、という事は知っている(間違いじゃないと思うんだけど、忍者さん、どうでしょう?)。炊き上がると米が黄色くなるが、あれはサフランによるものだ、というのも知っている。だが、スタジオの芸人たちは...

彼らはまず、魚介をフライパンで炒め、と同時に炊飯器で米を炊いた。ここで既に間違っている。そして、どうすれば黄色になるかと悩んだあげく、ターメリックで炊き上がったご飯を炒めた。これも間違い。確かに黄色になったけど...そして、ここからが凄い。なんと鳥を丸ごと出してきて、腹を開いてターメリックで炒めたご飯を中に詰め始めた。韓国の料理と勘違いしてるような...^^; そして、それをオーブンへ。で、焼き上がると、詰めてあったご飯を取り出して器に盛り、炒めた魚介等をその上に並べて完成。一応、色とりどりのピーマンや殻付きの貝なども盛り付けられ、ご飯は黄色いし、見た目はパエリアそのもの。

スタジオの他の出演者が試食した所、「ご飯に味がない」「美味しくない」「パッとしない」と、不評さくさく。たとえ、正しい作り方ではなくても、そこそこ美味しければ良しとする雰囲気だったのに、全くウケなかった。専門家にも「見た目はともかく、作り方・味など、これはパエリアではない」という講評も頂戴していた。

多分、彼ら(厳密には、2人のうち一人が反対を押し切って自分で進めていた)は、バエリアの作り方は分からないので、ならば笑いを取ろう、とこのような事をしてみせたのだろう。けど逆効果だったね。少なくとも、僕には悪ふざけに映った。

さて、翌日曜日(19日)、この日は我が盟友(笑)はじめちゃんのバンドThe Sons Of Eveのライブがある。場所は、名古屋は今池の「涅槃」だ。で、行ってきた。はい、名古屋までね(笑)

このライブは、『プログレ・オリンピック』と題され、プログレ・バンドばかり4バンド出演するとのこと。プログレのバンド自体珍しいと思うのに、4バンドも揃うとは。そっちも非常に興味があった。時間の都合で全部は見れない、というのは最初から分かっていたが。

せっかくなので、名古屋で働いている友人に、一緒に行こうと声をかけた。彼は、現在桑名在住、大学時代僕と一緒のバンドでベースを弾いていた。残念ながら、就職と同時にベースを手放し、バンド活動からキレイに足を洗ってしまったけど。今は、休日は野球チームでの練習で汗を流したり、子供の野球の試合で審判やスコアラーを務めている。何故か、大学卒業後2~3年の空白はあったものの、彼とはずっと付き合いが続いていて、年に何度か名古屋で一杯やったりしてるのだが、その元ベーシストを誘ってみた訳だ。そしたら見たいというので、一緒に行った。

ライブ開演は19時だが、17時には今池に到着。涅槃の場所を確認すると、元ベーシストと近所の居酒屋で飲んで、19時ちょっと前に会場入りした。知ってる顔がたくさんいた。Jun Greenさん、どこ行ってもいるねぇ(爆) マットさんも来ていたので驚いた。わざわざ名古屋まで...と思ったら、名古屋の人だったらしい。しかも今池に住んでるのだそうな。てっきり京都の人だとばかり思い込んでいた(恥)

もちろん、はじめちゃんもいた(笑) 彼のThe Sons Of Eveの出番は2番目という事で、それが終わったら帰らせて貰う、と彼に伝えて了解して貰った。3番目以降のバンドの人たちには申し訳ないけど。

さてライブ開演。最初のバンドはいきなり「シベリアン・カートゥル」でスタート。キーボードが実力者とみた。2曲目は「Firth Of Fifth」、3曲目は「太陽と戦慄パート2」、たまんないなぁ(笑) 女性メンバーがいて、その人がボーカルだけでなくバイオリンを弾くのが素晴らしい。同行の元ベーシストも、知ってる曲ばかりで喜んでいた(笑)

さて、続く2番目がThe Sons Of Eveだ。いきなり、ハモンドをステージに持ち込んできてびっくり。編成もELPと同じで、曲が始まったらやはりELPだった。しかも全曲!このバンドは3人とも腕達者で、実に見事な演奏だった。どうしても目がいってしまうのがキーボードなんだけど、音からフレーズからキース・エマーソンだ。プログレ・バンドをやろうとする場合、キーボードを見つけるのが一番大変だと思うけど、よくこんな人がいたなぁ、とただひたすら感心するばかり。はじめちゃんも気持ちよさそうに歌い、プレイしていた。彼のあんな姿を見るのは久々だったりして(笑) 途中機材トラブルで、ハモンドの音が出なくなるハプニングがあったけど、空いてるギターアンプに突っ込んで何とか切り抜けた。お見事。なんだか、別世界にいるような感覚で、僕は彼らの演奏を聴いていた。

The Sons Of Eveの演奏が終わったのが、20時半頃。で、僕ら二人は挨拶もそこそこに店を出た。はじめちゃん、申し訳ない。ほんと、良かったです。このThe Sons Of Eve、4月29日に、BBAまで遠征してライブをするそうなので、京都近辺の方は是非聴きに行きましょう。

P251is06149 P251is06150 P251is06151

写真撮ったんで、一応アップします。あんまりいい写真じゃないな...ま、いつものことだけど...

店を出てから地下鉄で名古屋駅へ。バスで桑名まで帰る元ベーシストと別れ、新幹線に乗る。あ、その前にしっかりホームできしめん食べました。美味かった。

ま、いい週末だったかな(笑)

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109

2005年11月27日 22時39分17秒 | テレビ番組
今年のA Night At RAGも無事終わり、この先のライブ予定も今の所なく、週末はとことんふぬけて過ごしていたのだが、その延長でさっきまでテレビ朝日系列で放送していた『新IQ』とかいう番組を見ていた。正確なタイトルはよく分からないが(新聞取ってないので)、古館伊知郎と小池栄子が司会をしてた番組だ。ご覧になった方も多かろう。テストでIQを測定して、それぞれの脳の特徴を掴み、どんな職業に向いているか、などを分析する番組で、別に見る気はなかったのだが、夕飯の時ついテレビをつけたら丁度始まった所だったので、そのまま最後まで見てしまい、ついでにIQテストまでやってしまった。

その結果はというと、僕のIQは109、脳は左・右型のB(モノ派)で、向いている職業は、大学教授・パイロット・宇宙飛行士・指揮者・大工・農林漁業・タクシードライバー、といった所だそうな。そういえば、小学校低学年の頃の憧れの職業はパイロットだったっけか。

僕の現在の職業は営業職なんだけど、この職業には右・左型のA(ヒト派)の方が向いているらしい。また、ミュージシャンには右・右型のA(ヒト派)が向いているそうだ。う~む、一体僕はどうすればいいのか?(笑)

実を言うと、IQテストなるものをやってみるのは初めてで、きっと難しいんだろな、と思っていたから、80満点中58点という成績は、自分としては驚きである。100点満点なら72点てとこか。こんなに取れるとは思わなかった。昔から「間違い探し」とか「仲間はずれを探せ」とかいう類の、一瞬の判断力を求められるクイズは苦手で、こんな問題ばかりでは自分のIQはとことん低くなるに違いない、と今まで避けていたんだけど(笑) テストの結果を見ると、左脳の分析力、右脳の空間認識力が割に良くて、左脳の論理力そして記憶力がちょっと悪い。なんと言っていいのか(笑) ちなみに、僕は脳のタイプは、左・右型のB(モノ派)と判定されたのは前述したが、これは「分析的に理解して感覚的に表現する」タイプなのだそうだ。モノ派・ヒト派というのは、ヒト派というのはヒトに接する仕事に向いていて、モノ派は情報やモノを扱う仕事に向いているとのこと。分かったような分かんないような。

IQ109という数字は、日本人の平均的な数字だそうで、国民の41%が100~120らしい(80~100も41%)。ついでに言うと、番組ではスタジオにゲストを呼んでいたが、かのホリエモンも出演していて、彼のIQは98だった。ホリエモンより上とは(笑) なんだか嬉しい(爆)

二時間半も番組を見続けての収穫は、自分は平均的な頭脳の持ち主らしいというのが分かってホッとしたのと、やっぱり今の職業は自分には向いていないのがはっきりした、ということ。さて有意義な時間だったのかどうか(爆)

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「リング」の輪

2005年05月31日 22時58分08秒 | テレビ番組
僕の小学3年の姪っ子が、怖い映画を見たい(または怖い本を読みたい)と言っていた。なんとなく分かる気がする。僕も、その年頃の時は怖い本を読んでみたくて仕方なかった。何故なのか、理由はよく分からないのだけど。

で、姪っ子が「リングって怖いの?」と聞くので、「怖いよ、小説の方は」と僕は答えた。そしたら、姪っ子は映画に興味があったらしい。映画は怖くないのか、と言うので、別に怖くない、というかつまらない、とさらに僕は答えた。興味を持ってるのに悪いけど、つまらないものはつまらない。映画見るなら、小説を読んだ方がいい。だから、正直に姪っ子にも言ったのである。

実際、映画版「リング」はつまらなかった。「リング2」はそれに輪をかけてひどい映画だった。「リング」を見たスティーブン・スピルバーグが、翻訳権を買い取ってハリウッドでリメイクしたのは有名な話だが、何故こんなもの見てリメイクしようと思ったのか不思議である。素材は良いのだから、ハリウッドならもっと凄い物が作れる、とでも考えたか。ちなみにハリウッド版「リング」は見ていないので、面白いかどうか分からない。

このつまらない映画の原作である小説「リング」は面白い。というか、初めて読んだ時は衝撃的ですらあった。何だか分からないけど、とにかく怖い。深夜に読み終えた後、トイレへ行けなかったくらい怖い小説だった。内容については否定的な意見もかなりあり、ビデオを見たら一週間後に死ぬ、なんてあまりにも非科学的過ぎる、というのが主な批判であったような。分かってないなぁ。あまりにも非科学的で、説明がつかないから怖いんじゃないの。この小説「リング」の凄さは、その訳分からない恐怖にある。今までの怪奇小説やホラー小説にはない、新しいタイプの恐怖だったと思う。幽霊が出るとか、悪魔が乗り移るとか、暗闇の中を殺人鬼が追ってくるとか、そういう対象のはっきりした恐怖でない所が凄いのだ。小説「リング」の中で一番怖いのはなんだろう。ヒデオテープか。貞子か。迫り来る死の恐怖か。それらの恐怖が渾然一体となって、さらなる恐怖を増殖させる。だから「リング」は怖いのだ。鈴木光司はとんでもない小説を書いたものだと思う。

所が、映画化された「リング」は、こういった混沌とした恐怖をすっきりと整理し、その対象を貞子のみに絞ってしまった。一作目はまだしも「リング2」は完全に貞子の映画である。ま、そういう怖いキャラクターを創造し、貞子=怖い、というイメージを一般に浸透させてしまったのは、ある意味大したものだが(世の中の貞子さんは、一気に肩身の狭い立場になってしまった。ご同情申し上げる)、だいたい小説に於ける貞子は、あんな化け物ではなかった。それどころか、絶世の美女として描かれていたのだ。続編の「らせん」でも同様。自らの怨念をビデオテープに念写するほどの類い希な超能力者である貞子は、怨念の塊となって甦ると、その美貌で男たちを惑わし、着々と異形の世界を作っていく(ここいらは「らせん」の話なんだけどね)。そんな貞子が、映画では長い髪で顔を隠して井戸から這い出してくる、ただの化け物になってしまった。映画版「リング」の怖さは、振り返ると貞子がいる、といった部分に集約されてしまっている。暗い所で、いきなりあんなのが出てくれば、誰だってびっくりするよ。そう、お化け屋敷と一緒。得体の知れない恐怖ではなく、暗闇で「わっ!」と脅かすあの感覚。こういうのを子供騙しというのだ。

もちろん、ここまでは姪っ子には説明してない(笑) そりゃそうでしょ、訳分からないもんね。

付け加えておきたいのだが、小説「リング」が文庫本になってからじわじわと売れる、という異例のベストセラーとなり、世間でも話題になり始めた頃、テレビの2時間ドラマになった事がある。これは面白かった。映画と違い、小説を見事なまでに映像化し、しかも例のビデオテープや貞子をはっきりとした形にして見せた事で、小説とは違った楽しみ方が出来る作品になっていた。ほんと、あのビデオテープの映像は見事だった。小説だとそれぞれの頭の中にイメージとして残るだけだが、正にそのイメージ通りであり、また曖昧だった部分が鮮明な映像になることで、不気味さが倍増する。早い話が、イメージと違うなぁ、ってのが全くなかったのだ。これは凄い事ではなかろうか。そして貞子。美しいが不幸な生い立ちと持って生まれた特殊な能力と身体のせいで、安住の地を見つけられない薄幸の女性。演じたのは三浦綺音という人で、最近見ないけど、顔に似合わない大胆な演技で当時話題になっていた女優だ。これがはまり役だった。美しく儚くだけど尋常でない物を感じさせる女性。正に貞子そのものだ。主役の高橋克典や原田芳雄も好演だったし、単に2時間ドラマと片付けてしまうには、あまりにも勿体ない、素晴らしい作品だった。もし、これがDVDで出ているなら、映画版より、こちらを見る事を強くお薦めする。

実は「リング」ネタ、というか「リング」から派生したネタはまだあるのだが、一旦ここで終わりにする。続きは明日(?)

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ロックが歌舞伎町を変える!?

2005年05月26日 23時59分30秒 | テレビ番組
いよいよクイーンのミュージカル(正確に言うと、クイーンの曲を使ったミュージカル)『We Will Rock You』が明日初日を迎える。3ヶ月のロングラン公演なのだが、はっきり言ってファンしか見ないだろうし、そんなに続くのか実は不安である(笑) ちなみに、僕は6月4日の昼公演を見ます。もし、見かけたら気軽に声をかけてやって下さい(笑)

そのせいでもないだろうが、さっきNHKの10時のニュースの中で、このミュージカルが取り上げられていた。教えてくれた人がいたので、普段テレビを見ない僕でも知っていて見る事が出来たのだが、もちろんNHKである。単純にクイーンの紹介や特集をするはずがない。正直言うと、全く知らなかったのだが、この『We Will Rock You』が新宿で上演される裏には、非常に深い事情があったのである。

歌舞伎町といえば、やはり日本最大の歓楽街であり、それなりにおっかない場所なのである。ほんとは素人が近寄ってはいけない場所なのだ。実際、中国マフィアの暗躍が取り沙汰され、犯罪も後を絶たないという。近頃では、イメージの悪さから客足が遠のき(嘘つけ、って気がするけど)、閉店に追い込まれる店も多いらしい。ほんと、にわかには信じがたいけど(笑) そんな歌舞伎町のイメージを一新し、人々をこの街へ呼び戻そうというプロジェクトの一環として、『We Will Rock You』の上演が決まったのだそうだ。へぇ~。知らなかった。

確かに、新宿コマ劇場で上演される、と聞いた時は意外だったけど、さっき見た番組によると、新宿コマは演歌の殿堂として知られており、ミュージカル(それもロックの)を上演するのは初めてなのだそうだ。しかも、今までのロングラン記録は美空ひばりの一ヶ月半であり、今回のように3ヶ月もやる事自体が異例らしい。へぇ~。で、初日を迎えるにあたって、3ヶ月近くも休館にして、場内の改装をしたとか。へぇ~。新宿区役所つーか区長(女性だった)もバックアップしてるそうな。へぇ~、へぇ~。

女性区長は力説する。「このミュージカルは20万人を動員します。ということは、普段歌舞伎町に来ない20万人が、歌舞伎町を訪れる事になります。新しい人たちが訪れる事で、歌舞伎町を変えてくれるはずです。」う~む、『We Will Rock You』はそんな重大な任務を背負っていたのか。地元商店街の人たちも期待してるらしい。街中にポスターが貼られ、今や歌舞伎町は『We Will Rock You』一色だとか。もし、思ったほど客が入らず、一ヶ月で打ち切りになったりしたら、一体どうなるんだろう?(爆)

見ていて、なんとなくしっくりこない物を感じたのは、僕だけではあるまい。そんな事で歌舞伎町が変わるのか。新しい客層が増えても、歌舞伎町に取り込まれるだけではないのか。だいたい、何かを変えようとする時に、ある年代の人々はロック(音楽)の力を借りたがる。ロックが既成概念をぶち壊し、新しい価値観を与えてくれる、なんて本当に思っているのだろうか。いい加減にして欲しい。昔はともかく、今じゃロック=若者、なんて公式は通用しない。かつてロックを毛嫌いしていたオヤジどもが、なにか勘違いしているだけじゃないの? それに、歌舞伎町の何をどう変えたいのか、今いちよく分からない。犯罪のない街にしたいのなら、歌舞伎町に巣くうマフィアどもを根こそぎ退治しないと意味ないだろう。若い人にもっと遊びに来て欲しいのなら、ロックミュージカルじゃなくて、違う企画を考えなさい。健全な街にしたければ、ディスコも飲み屋も風俗店も一掃して公園にでもするべきでしょう。結局、目先の変わった物に飛びついて騒いでいるだけ、って気がする。いい年こいて...

また、そういうものに、クイーンが担ぎ出されてしまった、というのがイヤだな。大人たちが若者にアピールする為の道具にされたみたい。そういうのに担ぎ出されて、クイーンが政府公認というかPTA御用達バンドみたいなイメージが植え付けられてしまう事を、僕は最も危惧してしまうのだ。選挙戦でロックを流したクリントンを思い出してしまった。単に女性区長がクイーンのファンなので舞い上がっている、という方がよっぽど納得出来る。

番組でインタビューされてたゲイだかニューハーフだかって感じのお姉さんの、「混沌とした所が新宿の魅力なんだから、変えて欲しくない」という一言の方が、よっぽど重みがあった。良くも悪くも、歌舞伎町は“闇”の部分を持った街なのだ。そう簡単に変えられるもんしゃないし、またそれはそれでいいではないの、という気もする。行きたくない人は行かなければいいだけ。僕のように(笑)

でも、少し違う意味で、クイーンって凄く歌舞伎町が似合うバンド、って感じもするけどね(笑)

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SMAP vs Pearl

2005年04月24日 22時23分54秒 | テレビ番組
昨日、フェンス・オブ・ディフェンス(以下FOD)の事について書いたら思い出した事があるので、今日はそれを書く。でも、FODとはあんまり関係ない(笑)

フジ系の番組『SMAP×SMAP』の中の企画に、ゲストを招いてSMAPと共演する、というのがあるが、かなり昔Pearlが出演した事がある。Pearlと言えば、あの田村直美(Vo)が結成したバンドで、当時のメンバーは北島健二(G)、トニー・フランクリン(Bs)そしてカーマイン・アピス(Ds)と、錚々たる面子だった。FODはまだ活動中だったはずなので、北島健二は掛け持ちだった訳だ。この面子によるアルバム『Pearl』が出たのは1997年初頭だったように思うので、彼らが『SMAP×SMAP』に出演したのも、多分その頃だろう。この辺記憶が曖昧で申し訳ない。

この時の共演で、Paerlの曲とSMAPの曲を合体させてメドレーにしたようなのを演奏していた。Pearlは「有名人」という曲だったと思うが、SMAPのは記憶にない。この時はカラオケも打ち込みも使用せず、Pearlの演奏だけでSMAPは歌っていた。オーバーダブなしの生演奏だ。当時の(そして今も)テレビの音楽番組の状況を考えると、画期的な企画だったのだ。

こういう場合、共演が終わると、ゲストとSMAPのトークがあるのだが、この時のトークにPearlは登場しなかった。そしてSMAPのメンバーだけでトークが進んだのだが、そのうち「さっき共演した人たち、誰なの?」なんて話になった。そりゃ、SMAPのメンバーはFODもBBAもブルー・マーダーも知らんだろうしね。そこで、木村拓哉が解説を始めたのである。

「あの二人の外人さん、すげー有名な人たちなんだよ。外国の色々なアーティストと共演してるんだ」
「へぇ~」
「ボーカルの女性は田村直美さんだよ」
「えーっ、あれが」
「ギターの人は日本で一番上手い人で、フェンス・オブ・ディフェンスってバンドの人なんだ」
「へぇ~、知らないなぁ」
「俺たち、デビュー前に“Nightless Girl”って曲カバーしてただろ。あれのオリジナルをやってるバンドだよ」
「えーっ、ほんと~」
「俺たちが、あの人たちと同じステージに立つなんて、とんでもないことなんだ」
「へぇ~、知らないとはいえ、凄い人たちと共演しちゃったんだねぇ」

この時のトークにPearlが出てこなかったのは何故か分からない。演奏してる時も、ただ“Pearl”ってテロップが出ただけだった(番組のエンドロールでは“編曲 Pearl”とクレジットが流れたが)。あのジェイムス・ブラウンやシェリル・クロウだって、歌だけでなくトークにも出たのに。丁度、Pearlはアルバム発売後のツアーをしている時期で、宣伝を兼ねて出演したのだろうけど、ツアーやアルバムについて何も喋っていないので、視聴者は何も分からない。その出演意図は今もって全く不明である。第一、あの日『SMAP×SMAP』を見ていた人の何人が、Pearlだと気づいたのだろう。これじゃ、何の意味もない。

もしかして、彼は単にSMAPと共演したいだけだったのだろうか? 「SMAPの為にアレンジをやらせて頂いて、一緒に演奏出来れば、もうそれで十分です」とか。よく分からん。

それにしても、デビュー前のSMAPがステージでFODの「Nightless Girl」を歌ってたとは知らなかった。

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