笑う角には

サボってた訳じゃないよ？・・・っとまず前置き。

いや～、まさかまさかの日ハム日本一☆って今さら？っなんて思わないで下さいよぉ～～！

新庄の最終打席は見てるこっちも涙なくしては見れませんでした。っと言っても私はお仕事だったので（仕事中もソワソワ。近くのパチンコ屋さんのテレビを数回見に行きました・・・。）、帰ってきてからいろんなニュースで見たんだけど。あの場面だけは、未だに何度見ても泣けてしまうのです。優勝した日はとにかく感動して泣きました。（笑）そんなに日ハム好きだったか？って感じだけど、そんな私ですら泣けるってことは、ファンの人たちはもっともっと興奮したことでしょうね。

いや、優勝の日だけじゃなく、リーグ１位通過から何度も何度もいろんな場面で泣かせてもらいました。（新庄だけじゃなく、金村にも泣かされたぁ～！）日ハムが札幌に移転することになった時、こんなにドームがいっぱいになることも、たったの３年で日本一になることも、全く想像できなかったことでした。私もドームに見に行くまでは、野球を見ることがこんなに楽しいことだなんて思いもしなかったし。

きっと日本シリーズは全国放送だから、きっと全国の人にわかってもらえたんじゃないかな～、どれだけ北海道で日ハムが愛されてるか。もちろん、他の球団だって愛されてると思います。でもね、大事なのはこれがたったの３年でここまで来たってこと。北海道はそれまで圧倒的に巨人党が多い地域だったのです。でも、そんな中で日ハムがこれだけ北海道民に愛されてきたのには、ただ単に新庄の被りもののパフォーマンスだけじゃない。そうやって楽しませつつも、気を引きつつも『勝利』という結果を残してきたからなんですよね。結局プロスポーツだから、評価されるのは結果有りきなんだもん。

ドームに行く度に思うんです。確かにみんなのイメージは『日ハムと言えば新庄』だと思うんです。でもね、意外にもドームで新庄のユニやリストバンドしてる人って多くないんですよ。新庄は入口であって、みんな見に行くことでいろんないい選手を見つけるんですよ。そして、新庄ってそれを狙ってたと思うんです！日ハムを、北海道を、野球界を盛り上げる為に自分が入口になったんだと思うんです。なかなかやろうと思って成功させるだけの力を持った人っていないと思います。

日本シリーズのシリアスな雰囲気の中で、選手があんなに笑顔で、みんながお互いの気持ちを盛り上げるかのように一つ一つの小さなプレーに喜びあう場面をみなさんは今まで見たことありましたか？少なくとも私はなかったんです。単純に見てるこっちも楽しいですよね！

新庄剛志は本当に偉大な選手だと思う。これから先、北海道日本ハムファイターズを語る時、必ず名前が出る選手。記録なんかの数字では決して括ることのできない選手。ただただ面白い被りものパフォーマンスだけでは語ることのできない選手。簡単に『記憶に残る選手』って言葉だけじゃ言い表せないくらいの功績を残した選手だと思う。楽しさも感動も与えられる人なんてそうそういないもん。

本当に引退しちゃうんだなぁ～って思うと淋しいけど、あのスター性はきっと何をやっても成功しそう！ここまで盛り上げてくれれば十分じゃない！おつりが来るくらいの貢献度ですよ！新庄の姿を見て育ってきた若手もいっぱいいるし（イケメン多いし！）、これからもしばらくはこういう日ハムのスタイルは変わらないと思う。プロスポーツでもあるけど、お客さんを入れると言う意味では常に楽しませるというスタンスも忘れちゃいけない。それを実際見せてくれたのが新庄だもんね。

『笑う角には福来たる』新庄の笑顔が日本一をグっと引き寄せたんじゃないかな～。