小島と広島と私たち

島爺の倉橋島での農作業と,
広島を中心とした孫たちとのくらし

麦踏み

2010-02-13 18:28:45 | 農業塾OB会

 麦を踏んで,しか脅しの修繕(?)
 今日は農業塾OB会・白木圃場の麦踏み。
霜柱が立っていては作業にならないということで,現地に10時集合。総勢27名。
朝の打ち合わせ会場は,春にジャガイモを植え付ける予定の場所。
立ち上る煙は蚊遣火ではなくて,耕耘の前準備として大豆殻の焼却。
 朝礼は,二手に分かれて一方は麦踏み,他方は鹿脅しの修復作業をする確認と諸注意。

 昨日までの雨で畑地がやわらかいため,長靴を履いている人が麦踏みにあたる。
まるで湿雪の上を下駄を履いて歩くような具合で,鎌やシャベルで泥を落としながらの麦踏みとなった。
しんどい作業だったが,これで分蘖も進み丈夫な麦になってくれることだろう。
 鹿脅しにあたったのは地下足袋班。
風によって吹き寄せられたものがあるため再度強固に結び変える。今のところ鹿の食害はない。作業途中で山の方で恨めしそうな鹿の鳴き声を聞いて振り仰ぐと,山の近くの畑にも,白木圃場の鹿脅しに学んだらしいものが見えた。Oさん発案の鹿脅しはしっかり地域に根付いているようだ。

 順調に作業が終わってコーヒータイムは,なんとこれまたOさん手製の“竹で出来たコーヒーサーバー”。
ご覧のように大小2つの竹を組み合わせ,上の部分は節によって下の竹に止まるように工夫され,節には穴があけられているからフィルターをセットすればコーヒーが濾過される仕組み。
下は,醤油樽を想像していただければいい。細竹がきっちりはめ込まれ,木の栓がついている。
毛利元就の教えに従い,3本の矢ならぬ3本の竹がしっかりと机に鎮座する。
今回はコーヒーとお茶であったが,紅茶と,三種が味わえる。
 Oさん,私よりだいぶ年長のはずだが,随分と頭が柔らかい。

 さて,ジャガイモの植え付け準備にかかるが,豊作の期待できる育て方が本日付の農業新聞に掲載され,それを中農さんが白木農園だよりで紹介してくれている。

 OB会,疲れることも多いが,それ以上に学ぶことが多い。

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