【ワシントン=大木聖馬】トランプ米大統領は7日、6回目の核実験を強行した北朝鮮を巡る対応について「軍事行動は間違いなく選択肢の一つだ」
と述べ、引き続き軍事行動を検討していることを明らかにした。ホワイトハウスで行われたクウェートのサバハ首長との共同記者会見で語った。
「軍事行動の道に進みたくはないが、とることはあり得る」と指摘し、「もしとれば、北朝鮮にとって非常に悲しい日となるだろう」と警告した。
一方で「(軍事行動は)避けられるか。避けられないものはない」とも述べた。米軍は現段階で戦闘準備に入っていないとみられ、トランプ氏の発言は、
国連安全保障理事会で議論が進んでいる北朝鮮への追加制裁と合わせ、北朝鮮の姿勢の変化を促す圧力策の一環とみられる。
北朝鮮が9日、建国記念日を迎えることから、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など新たな挑発を抑止する狙いもありそうだ。