アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

11月10日、96歳で老衰のため死去した森重久弥にまつわるちょっといい話が11月11日付け讀賣新聞の「編集手帳」に出ていました。

そのままコピーします。

芝居が始まったのに、その少女は客席の最前列で頭を垂れ、居眠りをしている。「屋根の上のヴァイオリン弾き」九州公演でのことである。

森繁久弥さんをはじめ俳優たちは面白くない。起こせ、起こせ…。そばで演技をするとき、一同は床を音高く踏み鳴らしたが、ついに目を覚まさなかった。

アンコールの幕があがり、少女は初めて顔を上げた。両目が閉じられていた。居眠りと見えたのは、盲目の人が全神経を耳に集め、芝居を心眼に映そうとする姿であったと知る。心ない仕打ちを恥じ、森繁さんは舞台の上で泣いたという。

(途中略)

映画、舞台、テレビと、巨大な山脈をなす芸歴のなかで、盲目の少女との挿話は山すそに咲いた一輪の露草にすぎまい。山脈の威容は、語るべき人たちが語ってくれよう。いまは小さな青い花の記憶を胸に映し、亡き人への献花とする。

<お目休めコーナー> ご近所で②



コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
鳥肌が、、、 (wakako)
2009-11-12 23:58:37
はじめまして。

毎日ブログ楽しく拝見させていただいてます。

今日のを読んで、鳥肌が立ってしまいました。

ありがとうございます。

感謝
 
 
 
コメントに感謝 (岩井俊憲)
2009-11-13 05:06:03
wakako様

毎日ご訪問感謝しております。

おそらく今回が初めてのコメントだと思いますが、ありがとうございました。

これからもちょくちょくお願いします。
 
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