アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日も3つのことについてお伝えします。
1.昨日は、孫のソラ君の誕生9カ月の日
2.【依存】て悪いことなの?(3):『建設的依存』<本日のメイン>
3.JBpress掲載の『超訳 アドラーの言葉』第2弾
1.昨日は、孫のソラ君の誕生9カ月の日
私たち夫婦の内孫、ソラ君は、とても順調な成長ぶりで、私たちもその成長ぶりをモデルに日々成長を志しています。
最近では、食事前にマナーについて学習するシーンの写真が送られてきました(笑)。
私は、ソラ君にあやかりリハビリで日々成長を心がけています。
■6月5日のブログで「成長とは幼児が大人になること」について書いていますので、ご参照ください。
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https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20240605
2.【依存】て悪いことなの?(3):『建設的依存』<本日のメイン>
「【依存】て悪いことなの?」シリーズの3回目として【依存】の建設的な側面と自分自身が依存しやすいタイプだと感じている人への対処法について書きます。
なお、この文章は、ある月刊誌の原稿に手を加えたものです。
人は誰でも何かに依存しながら生きています。
衣服も住宅も誰かが作ったものですし、食材も海外からの輸入なしには日本は成り立ちません。
「持ちつ持たれつ」という言葉があるように、双方が相手のことを配慮しながら依存し合う「相互依存」は、「協力」という言葉に置き換えられる建設的な関係です。
私は、左手にハンデを追い、日常生活に支障を来しています。
そんな場面で、「お手伝いいただけますか?」とサポート要請をし、貢献を引き出し、そのことに対して感謝を表明することもまた、建設的な関係と言っていいでしょう。
非建設的な依存に陥らず、建設的にできている人の秘訣は何でしょうか?
それは、「分散」ができるかどうかです。
依存症にならない人は、趣味を楽しんだり、友だちとおしゃべりしたり、一人でショッピングしたりと、「モノ・コト・ヒト」を上手く分散してバランスよくつきあうことができます。
依存の分散ができているので、一人の時間もエンジョイできます。
ついでに、自分自身が依存しやすいタイプだと感じている人に対処法をお伝えします。
先ほど非建設的な依存に陥りやすいのは「分散」ができないことだとお伝えしましたが、その根底には自分が嫌い・自信がないという思いがあります。
自己受容(短所や欠点と感じることも含めて、ありのままの自分を受け入れること)ができず、そのため、他者の期待や価値観を基準に判断・行動する「他人軸」になり、その相手との関係に執着してふり回されるのです。
それを変えるには、普段から「分散」を心がけた行動をすること。
スマホ依存なら、ある一定時間、スマホを別のスペースに置いたままにする、特定の人に依存しているなら他の友だちと会う時間を作るなどです。
気持ちを切り替え分散することで、少しずつ変わることができます。
同時に、他人軸ではなく、自分軸を持つことを心がけることが大切です。
それには自己理解を深め、自分の思考や価値観を深く知ることが欠かせません。
過去をふり返り、自分の柱となる価値観は何か、自分が本当にやりたいことは何かを考えてみましょう。
以上の心がけで建設的な依存をしつつ自立した生き方が選べるのです。
3.JBpress掲載の『超訳 アドラーの言葉』第2弾
経営者層やマネジメント層など、日本の未来を創るビジネスリーダーのための総合メディアで、「良質なコンテンツを増やし、人生をより豊かに」をスローガンとするJBpressで2024.6.6(木)「『どうせ自分なんて』が口癖の人たちへ…アドラーが説く、今日の人間社会は『すべて劣等感から生まれた』ということ」のタイトルで『超訳 アドラーの言葉』の第2弾が紹介されていました。
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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81368
アドラーの言葉は次の11でした。
・人間は劣等だからこそ発達した
・人間の社会文化のすべては劣等感から生まれた
・劣等感があるから向上心をもつ
・劣等感は健康の証
・劣等感が問題になるとき
・理想に向かって向上する
・劣等感が強すぎると劣等コンプレックスになる
・劣等コンプレックスの定義とは
・人生における非建設的な感情
・見栄や自惚れの正体
・劣等感を克服するには
第1弾の「自己中心的」な子どもに共通する親の子育て…アドラーが説く「甘やかされた子」「憎まれた子」に欠ける共同体感覚ー子育てに悩む親に知ってほしい、心理学三大巨頭の一人・アドラーの言葉」は、下記をご覧ください。
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https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81265
こちらは、先週のアクセスランキングで「北朝鮮」「韓国」の問題を押しのけて第1位に輝いていました。
■2月から5月までの東洋経済、婦人公論、ゲーテ、PHPのオンラインで紹介された『超訳 アドラーの言葉』のことは、漏れなくヒューマン・ギルドのWebsiteのNews欄で紹介しています。
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<お目休めコーナー>6月の花(8)