アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

1.戸田久実さん(ブログフェイスブックアドットコミュニケーション株式会社 代表取締役、一般社団法人 日本アンガ―マネジメント協会 理事)からお贈りいただいた新著『アサーティブ・コミュニケーション』(日本経済新聞出版、990円)を読みました。

まずは、私なりの感想を書きます。

「お互いの立場や主張を大切にした、自己主張・自己表現」である「アサーティブ・コミュニケーション」について1980年代にアメリカから伝わってきた内容そのままの本ではありません。

アンガーマネジメントやアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)も採り入れながら、最近のリモートワーク時のコミュニケーションにも使えるように進化が見られる「アサーティブ・コミュニケーション」の画期的な本です。

私が一番腑に落ちたのは第4章「アサーティブな表現のポイント」の部分です。
「ときには『言わない』という選択をしてもいい」というのは、一見「アサーティブ」に反するようです。
しかし、「言うか言わないかの選択は、あとで後悔するかどうかで決める」「自分の選択を誰かのせい、環境のせいにしない」という記述を読んで、輸入物を大きく超えた戸田さん流の察しのよさも込められた「アサーティブ・コミュニケーション」だと腑に落ちました。
「アサーティブ(英語で”asseretive”)」には「主張的」の他にどうしても「ひどく自信のある」「独断的な」という響きがあります。
その点を日本文化に馴染むよう緩和してくれているからです。

第5章の「ケース別対応例」は状況別、相手別、自分のタイプ別に「こうすればいいんだ」という明確な対応が書かれていて、しっかりとした手本になる内容です。

日頃から察しがよくアサーティブな【できる人】である戸田さんが、読者それぞれに合ったかたちで指南してくれるようなコーチぶりを発揮してくれた「アサーティブ・コミュニケーション」の決定版の本です。

主張性を磨きたい人だけでなく「ひどく自信のある」人にも強く強くお勧めしたい本です。


2.昨夕わくわく合宿プロジェクト立ち上げのZoomミーティングを番澤清美さん(写真下)、栗山慶美さん(写真上段右)と3人で行いました。

ミーティングの趣旨は、5月22日(日)に行った、石波義人さん(劇団四季の主力俳優)ご指導の「自己表現ワークショップ」を1泊2日の合宿制で11月5日(土)、6日(日)に開催しようとするものです。

◆「自己表現ワークショップ」の様子は5月23日付けのブログ この時期に、この人たちとだからこそ:自己表現ワークショップ をご参照ください。 
受講者が深い感動を覚えた1日開催のワークショップでした。

番澤さん、栗山さんのお2人共「私の秘書にしたい」と思うくらい【できる人】で、察しがよくアサーティブな人たち。
それぞれが目的に沿ってしっかりと意見を出し、役割分担も確認し合えました。

この3人のチームでヒューマン・ギルド久しぶりの合宿ワークショップのプロジェクトを遂行します。

ワークショップの詳細は8月末のヒューマン・ギルドのニュースレター発行時にはオープンにします。

<お目休めコーナー> 8月の花(13)



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