おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨晩(11月1日)、カミさんと外食をして家に帰る途中で眺めた十三夜の月が美しかったです。
Amazonで相変わらず「女性学 > ジェンダー」部門でそれぞれ第1位 をキープしている私の『男と女のアドラー心理学』(青春出版社、1,400円+税)は、ライフタスクのうちの愛のタスク(ラブタスク)に交友のタスク(フレンドシップタスク)を加味して書いた本です。
最近読んだの本の『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』(白河 桃子,是枝 俊悟、毎日新聞出版、1,000円+税)は、愛のタスク(ラブタスク)を仕事のタスク(ワークタスク)から見直してみるのに格好の本です。
2016年10月11日から12月20日までTBS系列のテレビでドラマが放送され、「恋ダンス」がエンディングに使われて人気を博していましたね。
ストーリーをご存じない方は
「逃げ恥」にみる結婚の経済学 ー テレビドラマ「逃げ恥」で契約結婚はこう始まった!
(2017年10月27日 是枝俊悟 / エコノミスト)
に目を通すことをお勧めします。
さて、この『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』は、結婚を「婚活」ブームの生みの親(白河 桃子氏)×イクメン・エコノミスト(是枝 俊悟氏)が結婚にまつわる「お金」「セックス」「子ども」「介護」等々について豊富なデータと経済の視点から考察した点においてとてもユニークな本です。
私には、第2章のコラムの「皆婚時代から、負け犬、婚活、『逃げ恥』まで・・・・ニッポンの結婚」がとても参考になったし、「好きの搾取」の言葉にもドッキリさせられました。
私にとって一番学びになったのは、第4章の「生存戦略としての結婚2.0は『共同経営責任者』」です。
家族の「定例経営会議」は、アドラー心理学の夫婦会議そのものであるし、「働き方改革」は「暮らし方改革」という主張と、白河氏の次の章の結びの言葉に大いに納得しました。
「逃げ恥が教えてくれたのは「逃げてもいい」「だましだましでもいい」ということ。
そして「逃げるということは恥ずかしくないが、大事な人を見失っちゃいけない」ということ・・・・。
みくり「うまくいかないとき、待ってくれる人。信じてくれる人、見失っちゃいけない」
「逃げ恥」は、大切なものは何だろうと、考えさせてくれる物語なのです。
各章の構成は、次のようです。
第1章 「逃げ恥」が明らかにした家事労働の経済価値
第2章 「逃げ恥」が象徴する現代社会の結婚
第3章 育児の対価はいくら?「雇用型」から「共同事業型」へ
第4章 生存戦略としての結婚2.0は「共同経営責任者」
第5章 二人の将来像シミュレーション(2人の対談)
この本は、毎日新聞出版でこの本を編集された 久保田 章子さん から贈呈を受けました。
久保田さん、いい本をありがとうございました。
また、毎日新聞出版では、10月29日(日)に下記の広告を出していました。
かなり力を入れているようですね。
<お目休めコーナー>11月の花(2)
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