アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「生涯研鑚」シリーズの第4回目です。

1回~3回にご関心のある方は下をご参照ください。

第1回目(1月24日) 
第2回目(1月26日) 
第3回目(2月2日)  

さて、一昨日(2月20日)の14:00~15:30は、護国寺に

お大師さまの聖語からのメッセージ
(仏教文化の諸相 第2回目)

を聴きに行ってきました。

講師は、大塚慈伸師(大正大学准教授、真言宗豊山派宗学研究所研究員)

弘法大師(空海)の教えを釈尊の教えと対比し、後者が迷いの世界から悟りの世界へと転じる「無我」の生き方を求めるのに対して、弘法大師(空海)は「無我」を否定し、心の中には清浄心(宝蔵)が宿り、外に求めるのではなく、仏として生きることを説いている、というのです。

講演の最後に、大塚師はお大師さまのメッセージを次のようにまとめて終わりました。

・私の煩悩まみれの心中に仏の本質が埋もれていることに気づいて欲しい。

・私の真実の姿は仏さまです。本来の自分に立ち帰り、仏のように生きて欲しい。


私なりの理解をもとにお伝えすると、次のようになります。

1.人生を「苦」とみなし、迷いの世を生きるには「無我」を徹底しなければならないと考えたのが釈尊。

2.それに対して弘法大師(空海)は、彼岸(悟り)の世界を外に求めることなく、私たちの心の中にある仏心にまず気づくことを勧めた。

3.その上で、自分自身が仏そのものであるかのように、いわゆる As If テクニックを用いて、まるで仏であるかのような生き方をしようと唱えたのが弘法大師(空海)。

弘法大師(空海)の偉大さをあらためて認識した、目からウロコが落ちた講演でした。

インドネシア情報局 弘法大師 空海さんと高野山

学ぶことは、本当に楽しいです。

<お目休めコーナー> 護国寺の梅

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