おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
土曜日(4月17日)に読み終えたもう1冊の本は、角田光代の小説『ドラママチ』(文春文庫)でした。
角田光代の小説については、2009年01月04日のブログの「『森に眠る魚』を読む」 で紹介しましたが、8つの短編小説からなる『ドラママチ』の多くは、日常性の中で非日常性を待ち望む、平凡な女性たちを主役とする物語です。
4月29日の「アドラー心理学ゼミナール」で「男と女の心理学」をテーマにするなら是非この本を、とカミさんから勧められ読みました。
舞台は、東京の中央線沿線(中野から吉祥寺まで)で、脇役として登場する男性は、極めて善意に満ちた人たちです。
それでいながら角田光代の心理描写の巧みさにかかると、それぞれの個性が際立ってくるから不思議です。
8つの短編は、次のとおりです。
『コドモマチ』
『ヤルキマチ』
『ワタシマチ』
『ツウカマチ』
『ゴールマチ』
『ドラママチ』
『ワカレマチ』
『ショウカマチ』
次回は、嫁姑問題をテーマにした『ワカレマチ』を素材にしながら、角田光代の表現力の巧みさを探ってみましょう。
彼女の非凡さがわかります。
◎ご連絡とお願い
4月13日のブログ4月13日のブログ「『勇気づけのリーダーシップ心理学』とゼミナールについて」の2.アドラー心理学ゼミナールで「男と女の心理学」、で 次のとおり書きました。
たくさんのケースを用意して、参加した人がご自分でこのネタで研修ができるよう配慮して進行します。
未婚・既婚に関わりなく男女半々でできればベストなのですが、現在の受講申し込みは女性だけ。
お誘い合わせの上、男性も申し込まれるよう期待しております。
しかし、あれから参加者は増えているのですが、今のところ内訳は圧倒的に女性です。
受講者の男女比が1:1に近ければ近いほどこの講座の満足度が高くなります。
そこで、
(1)男性のお申し込みをお願いします。
(2)お申し込みの女性は、男性連れ(夫でも、彼氏でも、よそのおじさん・お兄さんでも可)をご検討ください。
よろしくお願いします。
進め方は、
ケース提供 → 男女それぞれの立場からの発言 → コメント・ミニ講義
でやって行きます。
豊富な資料を用意しています。
日時:4月29日(木、祝)11:00-13:00
場所:ヒューマン・ギルド 研修室
受講料:2,100円(資料・税込み)
<お目休めコーナー> 池袋駅東口の公園で
(1)サトザクラ



(2)道祖神
