井内利彰

競馬に携わってます

うれしいお知らせ

2010-08-27 | Weblog
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今朝は競馬王POG公開ドラフトで指名した馬のうれしい知らせを聞くことができました。

「サクラサクⅡが9月8日か9日に入厩することになりました」と安田隆行調教師。

公開ドラフトで指名するか迷った一頭だけに、こんなに早い時期に入ってくれるのはうれしい誤算。うれしくなった僕は「桜花賞タイプですか?オークスタイプですが?」という聞き方をしたんですが「調教を見た感じは距離はあった方が良さそうなストライドの大きな走りをしていたのでオークスタイプだと思いますよ」と先生。

姉がエイジアンウインズだけに短距離もイメージしてしまいますが「1200ってことはないですね」ということ。「460キロくらいで肢長」ということですから、入厩してその姿を見るのが今から楽しみです。

最後に「桜花賞もオークスもこなせるオールマイティーなら言うことないですね」と問いかけると先生は満面の笑みで頷いていました。

続いてのうれしい知らせはオペラモーヴ。
中竹調教師から「もうすぐ帰ってくるわ」と教えてもらったので、僕がよっぽど気にしていることを知っているんでしょうね(笑)

「むこうで15-15もやってるから、阪神で使えると思う」とのこと。番組は芝1600mあたりが視野に入っているようなので、9.26が最有力かな?と思います。具体的には帰厩して様子を見ながらになるでしょう。

坂路モニター

2010-08-26 | Weblog
今朝はトラックで調教する馬の数も多くなかったので、合間に坂路モニターを確認しながら取材を進めたりしました。

ちょうどモニターを見た時に今週予定のノヴェッロとセイシュンノヒビが併せ馬。やや頭の高いノヴェッロよりもセイシュンノヒビの方が走りはよく、ゴールでも先着。

セイシュンは来週デビューと聞いていたので、これは楽しみだなと思っていたら、騎乗していた武助手に聞いてみると「今週使うよ」とのこと。また「ゲートは遅くないし、今日でも一杯ではないからね。初戦から楽しみやね」とトーンは上々。

今朝の時計はエラーでしたが、ノヴェッロが4F53.0秒だったので、52秒台であることは間違いないですし、これは馬券的に楽しませてもらいます。

西園調教師がゲート練習のモニター前に陣取っていたので、隣に座ってエーシンジェイワンがゲート練習初日を見せてもらいました。

ゆったり入って駐立も全く問題なし。初日のため、前扉を開けるまではしませんでしたが「大人しいね、これなら来週にでも試験を受けられる」とのこと。ゲートでの様子を見る限り、堂々として風格まで漂っている感じ。これは楽しみですね。

なおエイシンモンジューは近日中に栗東へ入厩の予定。ただいつでも使える状態というわけではなく、栗東で様子を見ながらの調整ということになりそうです。

そして今朝の坂路モニターで一番驚いたのはウインバリアシオン。
※トップ画像の一番右、8.24登坂の様子です

野路菊Sを使う予定だと聞いていたので、4F54~55秒あたりだろうと思っていたら、テンから少し速い感じ。相手ハナショウブが一杯に追われるところを持ったままの馬なりで駆け上がって出た時計が4F51.5秒。これには担当している竹邑厩務員もびっくり。

ハーツクライも現役時代は坂路で速い時計が出ましたが、そんなところもそっくりなんでしょうか。これなら新潟2歳Sも十分使えそうっていうのが僕の印象です。

最後に短いお知らせ。

ひとつめは以前紹介したジョーアポロン。
今朝、中竹調教師に確認したところ、デビューは芝1500mではなく、9.20札幌芝1800mを丸山元気騎手で予定しているそうです。

ふたつめは昨日紹介したエリモロワイヤルのゲート試験。
昨日よりほんの少しだけ出が速かっただけですが、無事合格しました。

小倉2歳Sに決定

2010-08-25 | Weblog
来週はいよいよ新潟と小倉で2歳Sが行われますが、どちらへ出走するか、ずっと検討されていたドレッドノートが小倉2歳Sを使うことにほぼ決定しました。

佐々木先生は今朝のオンフルールとの併せ馬に佐藤哲三騎手が跨ってもらい、その感触で新潟にするか小倉にするかを決めるつもりだったようです。

そして追い切りを終えたジョッキーから、まだガムシャラに走る部分が大きいから、無理して経験のない競馬場や左回りといった条件を選ぶよりも、現時点では前走と同じ条件を走らせてあげることがよいのでは?という結論になったようです。

もちろん今回の選択が今後の路線を決めるというわけではなく、あくまでその時の馬の状態を見ながらということになりそうです。

この追い切りの後に佐藤哲三騎手が跨ったのが新馬エリモロワイヤル。
※画像がエリモロワイヤル、騎乗しているのは笑顔が素敵な担当の松元助手

少しゲートの出が遅いということで、ジョッキーにしっかり出してもらう意味合いも込めてゲート試験を受けましたが、結果は不合格。

こちらから見ている印象では全く問題なかったようですが、出が遅いと判断されたようです。
佐藤騎手も合格の手応えがあったようで、結果を聞くと唖然としていましたが、続けて明日も受けることになりました。

父シルバーチャームはまだ大きな結果を残した馬はいませんが、先生は「走ると思うんだ」とぽつり。母系がエリモエクスパイアが出ているだけに、化けても不思議なさそうな気もしています。

ガルネリ

2010-08-24 | Weblog
今朝はいつも通り、翌週のデビュー馬情報で使用する新馬を撮影するため、

坂路小屋

佐々木厩舎

いつものスタンド(おろしきつねぶっかけ)

坂路小屋

という移動をしながら、馬を見つけてはカメラを構えるという感じ。

ちょうどスタンドへ行く途中で来週使うと聞いていたガルネリを発見。騎乗していた松本助手に「来週ですよね?」ってあらためて確認すると「今週使うよ」とのこと。よって撮影した画像は使う場所がないため、ここで掲載させていただくことになりました。

気性が前向きすぎて調教でも苦労していたようですが「放牧から帰ってきてすぐは煩くて仕方なかったけど、今は随分と大人しくなってきたよ」と同助手。調教量はさほど多くありませんが、気性が気性だけに、逆に早く使う方がよいのかも知れません。

前半の坂路小屋では音無調教師がいましたが「もう2歳を入れんとあかん」と以前にも聞いた言葉が。しかし当時は「北海道から本州へ移動させる」という段階でしたが、現時点ではすでに山元トレセン、グリーンウッドへ移動している様子。

その話をしている途中に「今年はソルデマーヨとフラアンジェリコが走らへんかったらアカンな」と強い口調。つまりこの2頭は大きく期待しているということでしょう。
本当はもう少し涼しくなってから栗東へ入厩させるプランのようですが、今年は9月半ばまで暑いですよって話になると困った表情でしたから、もしかすると近いうちに入厩の可能性もあるかも知れませんね。

なお競馬王POG公開ドラフト上位指名のレッドデイヴィスが「タマトリ」の手術を終えて無事に帰厩。
帰ってきてからは大人しくなったということなので、幾分期待したいと思いますが、なぜソルデマーヨを指名しなかったのかは自分自身の中でも疑問です。

W松永調教師

2010-08-20 | Weblog
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今朝は佐賀のサマーチャンピオンを制した松永幹夫調教師に「強かったですね」と声を掛けた後に2歳について聞きました。

近日中にデビューする馬に関しては原稿をして書かせていただくとして、早くその姿を見てみたいクリアンサス。
すでにデビュー戦は先生の口から「10.23京都芝1600mの牝馬限定戦」と出ており、ここに照準を合わせて栗東へ入厩する予定。

すでにゲート試験には合格していますし、1ヶ月もあれば十分態勢が整うでしょうね。
それにしても先生がこの馬の話をする時は本当に笑顔で印象に残ります。

新馬勝ちを決めたヴェイロンは札幌2歳Sを目標に明日21日に大山ヒルズから栗東へ帰厩。
24日には函館へ移動するそうですが「状態を見てからだけど、良ければコスモス賞を使ってもいいね」と先生。確かに新馬前の追い切りを見ていると、ひと叩きした方が良い結果に繋がりそうな気もします。

続いて松永昌博調教師。

すでに勝ち上がっているエイシンオスマン、エーシンジェネシスの予定について聞いてみると「ジェネシスは京都の初日(10.9りんどう賞)を使う予定だから、9月中旬くらいに帰厩させるつもり。オスマンはもっと成長して欲しいから帰厩は先になるかな」とのことでした。

ちなみにウインバリアシオンは新潟2歳Sを使う気十分だったようですが、新馬戦で跨った福永祐一騎手はホーマンフリップに騎乗し、その他の騎手で候補を探してはみたものの、見つからなかったため、野路菊Sまで待機するようです。

次はダート

2010-08-19 | Weblog
画像は17日に登坂するザルグーン。
今朝はゲート試験だったようですが、そのラップは12.9~13.2秒で上々。
出も決して悪くなかったので、きっと合格しているでしょう。

ちょっと試験に手間取ったようですが、合格していれば来週あたりから速いところをやり出すでしょうから、その動きを楽しみにしたいと思います。

さてタイトルにした「次はダート」なのが、先週新潟で勝ち上がれなかったアルゴリズム。

安田先生から戦前に「パンパンの良馬場で走らせたい」と話していたので「雨馬場が影響しましたか?」と敗因を聞いてみましたが、

「そうじゃないみたいですね。ユーイチ君が小倉のモニターで競馬を見てくれていたんですが『攻め馬と全然違う走りをしている。ふわふわしている』と言ってました。とにかく集中力がないですよね。芝はこなせないことはないと思うんですが、このままでは結果も出ないので次はダートを使います」とのこと。

9.19の阪神ダート1800mでの変わり身を期待することになりました。
なおジョッキーは新馬で乗った福永祐一騎手へと戻ります。

ツルマルレオン

2010-08-18 | Weblog
画像は先週入厩したばかりのツルマルレオン(母カストリア)の17日の登坂の様子。

前運動から坂路を駆け上がるまでの様子をじっくりと見ていた橋口調教師でしたが、この駆け上がる姿を見て「いい走りする」とトーンの高いコメント。確かに重心が中心にあって、推進力のあるフットワーク。新馬にありがちな無駄の多い走りとは違いました。

でもやっぱり先生の高い評価はリフトザウイングスで、その走りを見るたびに「ハーツクライに似てる」と呟いています。

さて続いては18日の調教。

今朝の追い切りで最も目についたのはサンレイジャスパー。

担当している三浦厩務員から「84~85くらいしかやらへんよ」と聞いていただけに、軽くやる程度と思ったら、馬の方がやる気満々。直線では難波騎手が手綱をしぼって抑えていましたが、CW6F82.6~5F67.6~4F53.0~3F39.0~1F12.6という普通の追い切り時計が出ました。

自らハミをとって、力強く走るフットワークはこの馬本来の機敏な動き。
これなら新潟記念で◎を打ってみたいな、そんな追い切りでした。

予定変更

2010-08-12 | Weblog
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新潟2歳Sでほぼ決まりだったドレッドノートでしたが、変更されて小倉2歳Sに照準を合わせることになりました。
個人的にも新潟と小倉なら迷うところですが、メンバーを考えれば、やっぱり小倉なのかも知れません。

ただ今朝、西園調教師から「小倉に3頭出しする」と聞いただけに、こっちもそれなりにメンバーが揃いそうな印象です。

その筆頭は先週の新馬を快勝したムジョウでしょうが、乗り役はホワイト帰国で丹内騎手。
ちょっと思ってもいなかったジョッキーが配されたので驚きですが、前走の勝ちっぷりを考えれば、大した問題ではないかも知れません。

佐々木厩舎といえば、函館のゴールドルースターも気になるところですが、先生から「動きが良かったみたい」と教えてもらいました。
随分と前向きになってきたようで、来週の芝1500mを予定。これは一変する可能性も十分ありそうなので、馬券を買って応援したいと思います。

軽く2歳情報

2010-08-11 | Weblog
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今月発売の競馬王に記載されていましたが、10月末に新書の第二弾が発売されることになりました。

現在発売中の新書(画像)もまだたくさんの方に支持していただいているらしく、アマゾンでの競馬部門での売上は1位。本当にありがとうございます。

第二弾も皆様に愛していただけるような中身の濃いものを仕上げたいと思いますので、どうぞお待ちください。

さて今朝は中竹調教師からお話を聞くことができたので、そのお話。
ゲート試験にも合格したアンシャンタンですが、すでに函館へ入厩したようです。
てっきり小倉で使うと思ったら、9.4の札幌芝1200mでデビューするとのことでした。

函館に入厩といえば、ジョーアポロンが入っているのでこれについても聞いてみると「今はゲート練習中だけど、受かればそのまま札幌で使いたい。中距離が良さそうだけど」と言いながら番組表を見ていると候補になりそうなのは9.5の芝1800mですが「ここは間に合わないだろうな」と言いながら、9.11の芝1500mになりそうと教えていただきました。

そして一番聞きたかったオペラモーヴの帰厩については「もう少し後で」とのこと。たぶん8月末か9月くらいになるんじゃないでしょうか。まあ、焦らずに待つしかありませんね。

帰ってきてます

2010-08-06 | Weblog
画像はアルゴリズム。
これは8/3の登坂を撮影したものですが、実に雄大で雰囲気あるキャンターで上がってくるんですよね。

このまま終わる馬ではない、そう信じて復帰戦になるだろう8.22の新潟芝1600mを待ちたいと思います。

さて今朝は安田隆行調教師に聞いたお話。

来週はダッシャーゴーゴー、ホーマンルッツが小倉を予定していますが、POG的に注目はフェニックス賞のルッツでしょう。
ダートで勝っているだけに芝がどうかというところですが「帰って来てから僕が乗っていますが、いい動きをしますね。走りから芝はむしろ向いていると思うんです」と師。

同じ阪神の新馬を勝ったホーマンフリップは来週帰厩の予定。本当なら今週帰ってきているはずだったんですが、馬房の都合で遅れています。

ただ問題は乗り役。
「先週のウイン(バリアシオン)は強かったですよね、あの馬は新潟ですか?」と師に質問されたんですが、知ってるかぎりの情報では新潟2歳Sのようなので、そう答えると「ユーイチ君はどっちに乗るんやろ?」と心配していました。

そもそもの先役はフリップでしょうが、どうなるんでしょうね?
また分かり次第、報告させていただきます。

あと北海道でゲート試験に合格したウォーターデュークはそのまま8.28の札幌芝1500mあたりに使うとのことでした。