井内利彰

競馬に携わってます

2歳近況

2009-08-28 | Weblog
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「いきなり想定みたら『来週とちゃうんか』っていう馬が使ってきたんやからびっくりしたやろうな」というのはリルダヴァルの出走を1週繰り上げた池江パパ。

騎乗した鮫島克騎手も「こんなにいい馬に乗せてもらったのは久しぶりです。ありがとうございました」と大変喜んでいたとのこと。次走は既報の通り、野路菊Sへ向かうようですが、鞍上はまだ未定。

一応「最初はウチパクが乗る予定やったから、そこに戻るってこともあるけど、こっち(阪神)のレースやから、やっぱりユタカかなあ」と決定事項ではないものの、なんとなくの示唆はありました。

なお、9.10とお知らせしていたトゥザグローリーですが、大安の9.17の入厩になったようです。

続いてはアンライバルド、アドマイヤメジャーが帰厩した友道厩舎。

9.20の阪神芝1800mを予定しているサクラエルドールは今週、追い切り時計を出していませんが「まだ時間があるので」という理由で15-15程度の追い切りしかしていません。
僕も何かあったのかと思っていましたが、特に問題はないようです。

そして9.10か9.11の入厩を予定しているのがアドマイヤリイチとアドマイヤジュノー。
「ゲートも合格しているし、やり出せば早いと思う」と友道先生ですから、ひょっとしたら京都開幕週あたりに照準を合わせることができるかも知れませんね。

9月後半には待望のアドマイヤブレークも入厩予定。
先生も「馬体はうちの2歳でも抜けている」と高評価は変わりありませんが、やっぱり気性的な問題がある様子。
しかし入厩直後から福永騎手に調教を付けてもらうという段取りになっているそうですから、競馬で弾ける脚を使える馬になってほしいものです。

次は巻き返し

2009-08-27 | Weblog
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昨日のブログを更新してからまもなくしてからのこと。
新妻さんから「ご無沙汰してます」メールを頂戴しました。
今の担当馬は1000万下の昇級初戦の前走が4着だったテーオーストームです。

今週の出走を予定していましたが、少しアクシデントがあって出走を取りやめるとのこと。
残念ではありますが、大事には至っていないそうなので、また次の出走に期待したいと思います。
うまくいけば、菊の舞台へ立っても不思議ない長距離砲なので、その際はぜひとも応援してください。

さて今朝は橋口調教師にリディルの敗戦についてじっくり。
「もう装鞍所から『ビンビン』で立ち上がったりと煩かったよ。パドックに出る頃には収まったけど、あれだけ集中力を欠いているとだめ」とやはり懸念していた心配材料があったようです。

乗り役は「スピードがあるから短い距離でも」と話していたようですが、今のところは9.13の阪神芝1600m、9.21の阪神芝1800mの未勝利戦での巻き返しが有力です。

未勝利4着だったキラウエアについては先生と僕の意見は一致。
それは「勝負どころで追っつけ通しだったからやっぱりダートかな」ということ。
直線でもスパッと切れるようなところはなかったですし、父と母の現役時代の活躍を考えればダートで強い内容を見せてくれる可能性は十分でしょう。

ただオーナーとの相談もあるということで、先生も次戦ダートは明言しませんでした。

いよいよ秋の気配

2009-08-26 | Weblog
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今週に入ってから栗東は朝晩がすごく涼しくて、今朝は車のフロントガラスが薄く曇るくらいヒンヤリとしていました。
そしてスタンドには北海道に出張していた立山さんや五東さんが戻ってきて、いよいよ秋の気配を感じて参りました。
あとは新妻さんが戻ってくれば、完全に秋モードでしょうね。

そんな涼しさも手伝ってか、今朝の追い切りでは坂路でもCWでも好時計が連発。
坂路は4Fで52秒が当たり前という印象を受ける馬場でした。
CWでも「この馬こんなに動いたっけ?」という馬が6F80秒そこそこで動ける馬場。

こんな時は時計が出ない馬が調子が悪いわけではなく、時計の出る馬がそこまで調子は良くない(馬場が良いだけ)という可能性があります。
前走との追い切り時計の比較ですごいなあと思っても、ひと呼吸置いてからその馬への評価をした方が無難かも知れません。

そんな中でも相良助手が「良馬場なら」と条件を付けたアグネスクイーンは見た目以上に速い時計で魅力たっぷり。馬券的には買いでしょう。

その追い切り前に安田隆先生を見つけたので「おめでとうございます」と声掛け。
「良馬場であの時計で走ってくれるとは強かったですねえ」がレース内容への感想で次走については「同じ新潟の馬場で53キロなら」ということでエルムSへ行くとのこと。
既報ではシリウスSともあったようですが、どうやら最初からエルムSの予定だったそうです。
ちなみに乗り役は騎乗停止にならなければレパードSでも乗る予定だった内田博幸騎手です。

最後に佐々木厩舎の2歳馬。
明日入厩するのが母レースカムのダノンスパシーバ。
前回は入厩前日にアクシデントがあっただけに、今回は無事に、の気持ちですが、ドリームクラフトが差し切りを決めて厩舎の運気も上昇しているから大丈夫でしょう。
入厩してからの様子はまた報告します。

今週こそは

2009-08-21 | Weblog
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「今度は大丈夫だと思うんですよ」と安田隆先生が教えてくれたのはオーセロワ。
ここにも何度となく登場していますが「追い切りは相変わらず動きますし、今度は出鞭を使わなくても行けると思いますし」とのこと。
前走は直線でフラつくところがありましたが「左鞭を入れたら過剰に反応して内埒にぶつかった」ということですが、今度はそんなこともないはず。

「稍重までなら辛抱できると思います」は新潟ジャンプのビコーフェザー。
この馬は何週も前から「新潟は直線が長いし、いいと思います」と教えてもらっていた馬。
至極順調に調教も進んだようなので、非常に楽しみです。

そして再来週は新潟2歳にシンメイフジ、小倉2歳にダッシャーゴーゴー。
乗り役は岩田康誠、佐藤哲三騎手になります。

やっぱり気になったのはシンメイフジなので詳しく聞くと「ちょっとソエが出かかった時期がありましたが、今は大丈夫です。前走は厳しい競馬で最後はよく差を詰めてくれましたね」というですから、長い直線に替わって本領発揮となるのでは。

祝800勝

2009-08-20 | Weblog
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今朝はいつものように橋口先生のところへ行ったんですが、800勝お祝いのお花で埋め尽くされていました。
先生も「700勝の時はこんなに来てなかったのに。やっぱり800勝って重みがあるのかな」としみじみ話していました。

今週はリディルがデビューですが、一緒に追い切っていたゴーンハリウッドが「今朝のゲートはスムーズだったから来週試験を受ける」とのこと。
一応、順調なら9.20の阪神芝1800mでデビューすることになりそうです。そしてジョッキーは今のところ武豊騎手を予定。

リディルよりも「やっぱり大物の雰囲気を持ってる」というツルマルスピリット、シャイニーナイトはまだ調教を開始したばかり。ただ「牧場でもある程度やってるから」ということなので阪神後半でのデビューも十分可能性アリでしょう。

続いてが久しぶりの友道先生。
「北海道から帰ってきたばかりでごめん」と言いながら机を整理してくれたんですが、明日も札幌へ行くとのことで本当に忙しい様子でした。

こちらはサクラエルドールがデビュー間近かと思いましたが「追い切り時計を見たら十分使える内容だけど、ユーイチがもう少し調教を積んだ方がいいと進言してくれたので」ということで、9.20の阪神芝1800mを使うことになりそうです。

なお9月には函館でゲート試験に合格したアドマイヤリイチ、アドマイヤジュノーが栗東へ入厩予定です。

今朝はネタがなく

2009-08-19 | Weblog
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今朝は2歳馬の情報も聞けていないので、ブログのネタ不足です。
そんなわけで追い切りの雰囲気を書いておきますね。

坂路もCWも時計の出やすい馬場状態で、軒並み動きの目立つ馬が多かった印象を受けました。
ただそんな馬場でも「疲れ?」と思うような重苦しい動きをする馬もおり、やっぱり夏場に使い詰めの疲れもそろそろ出てくるのかも知れません。

そんな中で目立ったのは2歳未勝利のニシノマナザシ。
今朝はシゲルカブトヤマとの併せ馬でしたが、直線は瞬発力の違いで大差先着。
先週のシャイニーコートのように過剰人気になる傾向がある須貝尚厩舎だけに、馬券的妙味は当日のオッズを確認しなくてはいけませんが、動きはまず文句ありません。

サマーチャンピオンとの関係

2009-08-14 | Weblog
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今朝は松永幹夫先生とゆっくりお話しさせていただく時間があったので、新馬を中心にお聞きしました。
以前から「期待度は大きい」と話していたフィールドペガサスが函館でゲート試験に合格して昨日栗東に入厩しました。
普通なら阪神開幕週あたりに間に合いそうな感じですが「じっくり仕上げたい」ということで阪神後半か京都のデビューになりそうとのこと。
徐々に調教のピッチを上げていくでしょうから、追い切りでどんな動きをしてくれるか楽しみにしています。

あとはサマーチャンピオンの可能性も十分あるダンスアジョイ。
先生いわく「右回りの調教では4コーナーで左手前に替えるけど、直線半ばでは右手前に替えたがるので、左回りの方が合いますね」ということですから、新潟記念は前走以上に適性の高い馬場になりそうです。

ただ問題はミヤビランベリ、サクラオリオンの札幌記念での結果。
先生が「ここで頑張ってもらわないと」というのがブエナビスタです。

そうかぁ、レッドディザイアがいつも差された相手が今度は援軍となって古馬を撃破してくれないと困るということですよね。
もしミヤビかサクラが勝つような結果になると、ダンスアジョイが勝ったとしてもチャンピオンになれないだけにビエナの役割は大きいわけです。

逆に万が一、ここで良い結果が出なくて「秋は国内専念」なんてことになると、再びブエナが強敵に変身するので、そうなると松永幹夫厩舎にとっては踏んだり蹴ったり的なことになります。

なんだかブエナビスタと松永幹夫厩舎の因縁を感じるお話でした。

いよいよ入厩

2009-08-13 | Weblog
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8.12に橋口厩舎へシャイニーナイト(母スプリングネヴァー)がグレナディーンとともに入厩しました。
今朝は2頭で軽く坂路を駆け上がっていましたが、ひとまずは無事に調教初日を終えたというところでしょう。
デビュー予定どころか、ゲート試験を受けることから始まるので、今のところは先生にあれやこれやと聞かずに見守ろうと思います。

もうすぐデビューが先週お伝えしたリディル。
詳しくは今日あたりに更新されるサラブレモバイルの開催注目馬に書きましたので、そちらをご覧ください。

追い切り後の先生があの笑顔をしてくれるとデビュー戦が本当に楽しみになります。

そのリディルと併せたゴーンハリウッドですが、まだゲート試験を受ける段階までは行っていません。
入りが少し悪いそうですが「9月には間に合うから大丈夫」ということで、今の様子だと追い切りを先に進めて、試験に合格次第、番組を決めることになりそうです。

#ブログを見てくれているS助手
MAXさんから聞いたかも知れませんが昨日の追い切り時計、書き間違えていました。
そして「小さな親切大きなお世話」かも知れませんが、お詫びにサラブレモバイルの注目新馬に取り上げておきましたので。

馬券になりそうな休養明け

2009-08-12 | Weblog
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「6:50から追い切るから頼むわ」と言い残して調教スタンドの試験官のもとへ去っていった内田厩務員から頼まれたのはシャイニーコートの追い切り時計。

去年の11.16の東京競馬場で直線で外にぶっ飛んで、その後骨折が判明して休養していた未勝利馬です。
そんなわけで調教再審査を受けた上で、合格すれば競馬に使えるということになっています。

戻ってきてからずっと見ていますが、内にもたれる様子はほとんどなく、1週前の追い切りも今回の追い切りもほぼ同じような感じでした。
騎乗したナベちゃん(渡辺騎手)によると「少しはモタれましたけど」ということでしたが、見た目には全く問題なかったと思います。

それよりなにより動きが抜群でEコースでしたが、6F74.8秒が文句ない動き。
今の未勝利ならモタれるようなことがなければまず勝てるでしょう。

先週もお伝えしたプロスアンドコンズは今日も時計的には文句ありません。
ただキャンターを下す場所を変えたにも関わらず、窮屈な姿勢で走る様子は先週と変わりありません。
このあたりが解消してこないと、新潟の長い直線をこなすのは難しいような気がします。

競馬総合チャンネルにて僕のインタビューが公開されていますが、そこに登場していた「オヤジ」からメールが入りました。
実はオヤジがミホノブルボンが好きだった理由は中山美穂のファンだったからだそうです。
メールを見た瞬間「えっ、そんな理由やったん?」って思いましたが、新事実を知ることが出来てよかったです。

金曜取材の続き

2009-08-08 | Weblog
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最初にお知らせです。
来週の競馬総合チャンネル「おじゃ馬します」に登場致します。
内容については僕のしゃべったことなので面白いかどうか判断できませんおで、ぜひご覧の上、ご判断ください。

さて金曜に取材した内容でお伝えしておきたいのがリルダヴァル。
デビュー予定は当初お伝えしていた小倉から新潟(8.30芝1800)に変更していました。
そして乗り役も内田博幸騎手になったようです。

そしてPOG情報で強力にプッシュしていたトゥザグローリーが9.10に入厩予定。
日付に関しては変わる可能性は十分ありますが、やっぱりこの時期に入厩してくれるとひとまずはほっとしますね。

あと庄野厩舎のクラシックアートが入厩しています。
馬を見たんですが、なんとも艶があってきれいな馬ですね。
「気性は前向きだけど、距離は融通が利くと思うよ」とは庄野先生。
このまま順調なら4回阪神でデビューすることができそうです。