井内利彰

競馬に携わってます

谷川岳に不気味な一頭が増えました

2009-04-30 | Weblog
今朝は天皇賞春出走組で言うと、アサクサキングスが追い切り。
派手なパフォーマンスかと思えば、実に穏便な、というより物足りないくらいの追い切り。
僕の押した時計は6F87秒で、昨年の天皇賞春よりも遅い時計でした。
これでますます難しくなったのは言うまでもありません。

というわけで今朝の追い切りに物足りなさを感じていたんですが、それに刺激を与えてくれたのが園田帰りのタコと関東から転厩のアンバージャック。
二頭とも佐々木厩舎としての競馬が初になる今週と来週ですが、とにかく動きとしてはどっちもええやん!が正直な感想。

タコは来週のダート1200mでキムタケが「ぜひ乗せてください」と言ったそうなので、その素質の高さは折り紙付きだと思いますが、それを上回る追い切りの動きはアンバージャック。
大きな怪我をしてからちょっと成績が芳しくありませんが、追い切りの動きだけ見ていたら指をくわえて見ていられなくなりました。
つまりマイネルレーニアより買う気が出てきたということです。

内枠ですんなり先行する競馬になったら、ひょっとしたらひょっとして。
調教本数は少ないんですが、新潟芝1400mならこれでも大丈夫でしょう。

落ち着きましたが

2009-04-29 | Weblog
新書の方は火曜日に入稿は終了。
あとはゲラチェックなどを残すのみ。
完全終了となるまではあと少し時間が掛かりますが、ようやく普通の生活に戻りつつあります。

と言いつつもPOG関連の取材はまだあります。
今朝は競馬王用の友道調教師の2歳。
実は袋とじが先週金曜締切だったので、そこで指名した厩舎の馬は先行取材しておいた馬でした。
袋とじの馬と友道調教師取材ページにはなんらかの違いがあると思いますが、そのあたりは実際に読んでいただいて感じていただければと思います。

そして今朝は天皇賞春を中心とした追い切り。
朝から出走予定馬がじゃんじゃん追い切りましたが、アサクサキングスは明日追い切るとのこと。
ひとまず今朝の雰囲気だけでは本命を決め兼ねている状況です。

今週の予想TV!は狙い目でいいのを見つけないといけなさそうですね。

調教馬場なんですが、DWは先週より少し時計が掛かる状態でしたが、他は通常通りといった感じ。
そう考えると、ホクトスルタンとマイネルレーニアの時計って速いですよね。
特に佐藤哲三騎手が追い切り後に「金曜も乗せてもらえますか」と西園調教師に打ち合わせに来た気合入るマイネルレーニアはなんとも不気味な雰囲気が漂っています。

これだけ書いておきます

2009-04-24 | Weblog
今週が本当の新書の山場。
来週から通常通りのブログにさせてもらいますので、今日は明日の京都で「本当に一変するから」と橋口調教師が推奨してくれたテンペスタローザの馬名の明記で勘弁してください。

怒涛の追い込み

2009-04-22 | Weblog
2009.5.22に発売される新書の追い込みが今週。
忙しい日々に喜びを感じつつも、体力的に厳しさも痛感している日々でもあります。
今週を乗り切っても、来週からは本格的なPOG取材の開始。
競馬予想TV!の出演もあって、競馬以外のことを考えるスペースがない毎日ですが、これだけいろんなことをやらせていただいて、ほんと幸せです。

そしてなにより先週の◎アンライバルドの快勝に鳥肌。
馬券の買い方は相当迷いましたが、結局単勝で良かったんだと納得しました。
この調子で少しでも連勝を続けられるように頑張ります。

さて今朝の追い切り。
前日の雨で馬場が悪いと思っていましたが、意外と時計の出る馬場。
CWなんかは普通に6F80を切ってくる馬がいました。

そんな中でもおすすめしときたいのはオーストラリアTのカネトシツヨシオー。
「秋山も太宰も福島で空いてたのが岩田」
とのことですが、それってむっちゃ幸運ですやん。
厩務員は先週の中山大障害で優勝。やっぱり勝負運ってあるんでしょう。

馬場に出てきた姿もずいぶんスリムに感じましたし、動きも馬なりで絶好。
京都金杯の時に見せたような末脚が炸裂しそうです。

少しお疲れでして

2009-04-17 | Weblog
最近、ブログの方が定期的に更新できていません。
特に木曜が空いてしまうことが多くて。
どうもすいません。

原因の第一に5/22の新書発売のために、追い込みの原稿を書いていることがありますが、月曜の遠足や木曜の第3回チーム佐々木杯などイベントが続いたことも更新できなかった要因ではあります。

これに加えて、そろそろPOG取材がありますので、ちょっとこちらで定期的に更新ができないかも知れません。
あしからずご了承を。

ひとまず今日は池江パパにフォゲッタブルのことを。
「まだ腰の力が付いていないから、もうちょっとじっくりとやっていく」ということで今は角馬場だけの調整。
トラック馬場でのキャンターはもう少し先になりそうです。

ですから復帰戦も具体的には決まっておらず、
「5月になったら使うところも決められるだろうね。3回京都の最後あたりとも思ってたけど、次の中京でもいい」
と本当に焦りはないようです。

できれば今週も

2009-04-15 | Weblog
先週の桜花賞。
◎ジェルミナルの複勝で競馬予想TV!は再びの的中。
少しずつではありますが、波に乗れたような気がします。

そして13日には天河大弁財天社へ行ってきましたので、これで運気は間違いないでしょう。
あとは僕自身の努力と実力次第でしょう。

そんな成果が発揮されるのが今週の皐月賞。
また競馬予想TV!にも呼んでいただいているので、正念場とも言える一戦です。

今朝は前日の雨の影響もあって先週に比べると重たい馬場。
そんな中でも皐月賞の出走予定馬はほとんどと言っていいくらい良い動きを見せてくれました。
この感じだと印を打ちにくいんですが、調教データもありますし、週末には答えがまとまるでしょう。

さて3歳馬情報を少し。
先週出走を取り消したエーシンビートロンですが、幸い軽症で済んだため、次開催2週目の東京ダート1300mが濃厚。
ただしウチパクに合わせるなら4週目という線もあるようなので、このあたりは流動的でしょう。

緊急招集です

2009-04-10 | Weblog
今週は競馬予想TV!の出演はなかったんですが、水上さんが体調不良で出演依頼が今日のお昼頃にありました。

突然の連絡で驚いたのですが、これも縁だと思いますし、出演させていただくことになりました。

先ほど水上さんのブログを拝見したところ、幸い移動のない仕事はできると記載がありましたので、大事には至らなかったのだろうとほっとしました。
せっかく頂いたチャンスですし、水上さんの代役をしっかり努めたいと思います。

と言いつつも、新書の準備や月曜の旅のことなどもあって、てんやわんや。
なので今日のブログはこのあたりで失礼させていただきます。

ようやく

2009-04-08 | Weblog
岩田騎手のさすがの騎乗で狙い目の単勝が的中。
ようやく長いトンネルから抜け出すことができました。

ディープスカイが競り合いに敗れ、キャプテンベガの前が開かないことに絶望を感じていましたが、最後にはようやく競り勝ってくれて。
やっぱり決めてくれたのはスパルタだったか、なんて思っております。

これまでも気負っていたわけではありませんが、少しは気楽に番組予想もできます。
かといって安心できる数字でもないので、シーズン終了時には上位争いができるような成績を残していけるように頑張りたいと思います。

さて今週のトレセン。
先週と変わらず、時計は普通に出る馬場状態でした。

G1出走予定馬の特殊ゼッケンが目立ちますが、やっぱり「今出てきた馬とって」とおじさん連中に頼まれると断れません。
なのでG1出走予定馬よりも優先して、未勝利馬の時計を押さえることなんてザラにあります。

けど実際の馬券は意外とおじさんが教えてくれる未勝利馬だったりするわけですから、やっぱり現場での調教取材は欠かせません。

そんな未勝利馬の一頭が西浦厩舎、相良助手が担当するアクアブルースカイ。
ここまで2戦して全く見せ場のない競馬が続いている「こんな馬どうやって狙うの?」っていうサプライズ馬です。

ところが先週からDWでの動きは良くて、今朝も長谷川騎手が跨るパールグレイピアスの内を楽な手応えでラストは12.3秒、柳田助手が相手の手応えを確認するくらいまだまだ余力は残っていたようで、調教の動きからは十分に狙えます。

そして相良助手も「複勝くらいやったらええんちゃう」ということですから、ちょっと買ってみます。

話を先週に戻してバンガロール。

「直前の雨で芝に水がたまる状態で完全に上滑りする馬場やったな。何回も手前を替えてたから、ツルンツルンに滑って怖かったんやろ。しゃあないわ」と佐々木先生。

また立山厩務員は「着いてから尋常じゃないくらい煩かった」ということですから、12キロ減の馬体重は現地での興奮で減ったものだと思います。

そんな状況が重なっての敗戦ですから、これも競馬と思うしかありません。
次走はNHKマイルCに投票して除外になれば、その権利で葵Sを使うというのが予定です。
静かに次走を見守りたいと思います。

そしてタコが今日入厩しました。
検疫の関係で今週入れることができたようなので、近いうちに競馬場で見ることができるかも知れません。

ヒートアップしました

2009-04-04 | Weblog
まずは前々日の訂正から。

競馬予想TV!収録後に「ブログのマツリダゴッホが『マツリダッゴ』になってましたよ」と指摘していただきました。
どうもすいませんでした。

その予想TV!。
今日はたくみさんの突っ込みに思わず「むかつく」という言葉を発してしまいました。
調教マトリックスから誰が見ても納得するはずの馬を本命にしていたので、それがなんでわからんのかなと思って、ヒートアップしてしまいましたが、もうちょっとうまい返しはなかったかなと少々反省。
だって、たくみさんは盛り上げるためにバトルしてるんですからね。

話は変わって今日の競馬。
それにしても雨の2場開催は僕にとって厳しい一日でした。

戦前からテンションの低いレースが多かったこともありますが、久しぶりに複勝しか的中しないという悲劇でした。

この反動で明日が↑になればいいんですが。



今日もタコのお話

2009-04-03 | Weblog
昨日の園田の勝利で話題に取り上げたタコ。
今朝も佐々木先生とはその話になりました。

「アーバニティって曾和さんのところにおったらしいけど、あれよりも上やって話してたもんね」と地方で管理していた曾和調教師のコメントがあったそうです。

そんなタコがJRAで競走できなかったのは、栗東トレセンで調教ができなかったからです。
人を跨らせない、怖がるなど、とても現代の新馬とは思えない状態でした。

そんなことがあったので、育成場で再特訓。
佐々木先生もその様子を見るために牧場に行き、曾和調教師に預かってもらうことになりました。

そんな回り道をしましたが、2週間後に佐々木厩舎へ。
非常に楽しみです。

さて話は3歳馬。
友道厩舎のテーオーティアラはもう帰ってきて3週間ほどになりますが「忘れな草賞はサクラローズマリーを使うので」とのことでフローラSを予定。

「輸送は問題ないと思うし、東京の長い直線でどれだけ走れるか見てみたい」
ということでした。

ダノンフィーバーは「真面目に走ってくれない」とかで中1週の強行軍に。
ダート1400mが2鞍あるんですが、どちらかに使うことになるようです。