井内利彰

競馬に携わってます

栗東2歳馬ニュース110928

2011-09-30 | Weblog
画像は火曜の坂路を駆け上がるカレンチャン。
いい表情してるでしょ、とても牝馬とは思えない精悍な顔つき。
今のパワーアップした状態を見逃すわけにはいかないような気がしているんですが…。

さて2歳情報へいきましょう。
まずは現在、良血が入厩している松永昌博厩舎。

全兄にマルカベスト、近親にシンゲンがいるマルカファインは「素軽い動きをするよ」と松永先生。
ただあまり長い距離は適していないようで、デビューは10.22京都芝1400を予定しています。

近親にゼンノロブロイがいるナリタスーパーワンは今週の調教後に骨折が判明。
診断は9ヶ月とのことですから、早くてもデビューは来夏あたりではないでしょうか。
セレクトセールでも高額で取引された馬だけに残念です。

マツクニ先生には競馬王POGドラフトで指名したハギノタイクーンについて聞いてみました。
「ここにきて、ようやく実が入ったというか、調教でも動けるようになりましたね。今の感じならそろそろ使えそうですよ」とデビューを示唆する言葉も聞けるようになりました。
具体的なレースに関しては「馬体もムキムキしていて、最初はダートがいいんじゃないかと思っています。これから調教を進めて、また変わってくるかも知れませんが」とのことで、10.16京都ダート1800あたりでのデビューも十分可能性としてありそうです。

最後はミキオ先生。
「伝説の新馬って言われているレースにあえてぶつけてみようと思うんですよ」と話すのがサナシオン。
すでに札幌でゲート試験に合格しているため、あとは速い追い切りを重ねるだけ。期間的には十分間に合うでしょうが、新馬は慎重派な先生にしては珍しいコメントなんですよね。でもそれだけ期待が大きいということでしょうから、10.23京都芝1800に出走してくるようであれば、それこそ注目です。

今シーズン初のG1

2011-09-29 | Weblog
画像はPOGでも上位人気しているテストマッチ(母アレキサンドリア)。
ただ音無先生のトーンがさほど高くはないので、これから調教を進めて、どのような具合に仕上がっていくか、そのあたりに興味があります。

さて今週の競馬予想TV!は第14シーズン最初のG1レース。
週はじめにはほぼ決まっていた本命でしたが、詳しく調べた調教データがその馬を上回ったので悩むところ。
加えて、調教チャートを作成したら、逆にその馬の方が好走する形になり…。

なおスプリンターズS当日は中山競馬場でパワーアップセミナーの講師を務めさせていただくことになっておりますので、競馬場で見かけられた方はぜひとも声を掛けてください。
まだお渡ししていない方には名刺もお渡しさせていただきますので。

京都開催もありそうです

2011-09-28 | Weblog
画像中央、白い帽子の杉村助手が騎乗しているのはアドマイヤレイ。
その後ろに見えるのはジェラルドですが、どちらも厩舎ゆかりの良血。

先に入厩していたのがハワイアンソルトだけに「デビューはハワイアンの方が先ですよね」と友道先生に聞いたところ「いや、そうでもないよ。ハワイアンは少し調整が遅れているから、デビューは2頭の方が早いかも」とのこと。
もちろん具体的なデビュー戦については明言されていませんが、この感じだと4回京都でデビューする可能性も十分にありそうな気がしています。

栗東2歳馬ニュース110927

2011-09-27 | Weblog
音無先生が「この秋の注目馬が上がってきたぞ」と声を掛けてくれたのが画像の2頭。
左がクランモンタナ、右がヒストリカルです。

すでにゲート試験に合格しているクランモンタナに関してはデビュー戦を決めやすいものの、先週金曜のゲート試験に落ちてしまったヒストリカルは明日のゲート試験が重要。

先生は「1800に使うなら明日の試験がリミットやな」と話しますが、そのレースは10.23京都芝1800m。
このレースはクランモンタナ?と思われるかも知れませんが、今のところはヒストリカルの動向もあって流動的。
とにかく今週の試験、そして木曜に追い切る予定のクランモンタナの動き次第でいろんな状況が想定できそうです。

ちなみにダノンヨーヨーの半弟、ダノングーグーは10.16京都芝1600mを北村友一騎手でデビュー予定となっています。

栗東2歳馬ニュース110922

2011-09-22 | Weblog
画像は昨日の豪雨を象徴する一枚としてアップしました。
とにかく雨量が半端なく、その影響で今朝の追い切りはどの馬場も時計の掛かる状態になりました。

さて今朝は久しぶりに中竹先生に会うことができました。
開口一番「勝てせられなくてゴメン」と言っていただいたんですが、敗因は調整よりも他にあったのではないかと先生との意見が一致。
「次は大丈夫」という言葉を信じて、10.1札幌芝1800の秋山信一郎騎手に託しましょう。

帰厩後、順調に調教が進んでいるアワーグラスは「良さそうやね」ということで、当初の予定通り、10.9京都1600牝がデビュー戦。
鞍上は大山ヒルズでも騎乗している佐藤哲三騎手ですが、どうやらこのレース、メンバーが揃いそうですね。

「サンライズシャトーおめでとうございます」と声を掛けさせてもらったのは安田先生。
「ダート馬だって言っておきながら負けていたら恥ずかしいですからね。ひとまず勝ててほっとしています」ということでしたが、引き続きダート参戦ということで、次走はもちの木賞。間隔が空くということで、明日放牧に出ます。

速報阪神芝1800m

2011-09-19 | Weblog


今日の阪神芝1800mでデビュー戦を迎えたリュウシンアクシス。
下見所では観客側を周回するとチャカつく仕草を見せていたんですが、極端にイレ込んだというわけではありません。

担当する甲斐助手は「装鞍所ではアクビをしていたくらいなんですよ。そういう馬って下見所へ行くと意外と煩くなるので、このくらいなら問題なかったでしょうね」とゲートインするまでの様子を教えてくれました。

そして返し馬なんですが、実にキレイなフットワーク。
橋口先生も甲斐助手も「いいキャンターするなあ」とあらためて関心していました。
それだけにレース直前の雨はリュウシンアクシスにとってプラス材料ではなかったでしょう。

レースは3番枠もうまく外に出してセンスあるレースぶりを見せたエタンダールが勝利。



下見所でも闘志を内に秘める感じで周回していたので、鞍上の意のままに動くことができたのには納得です。



レース後のリュウシンアクシスですが、やっぱり小牧さんも悔しそう。
詳細は聞けていませんが、パトロールを見ると、ステッキが入って内にヨレていたみたいですね。

正直、直線に向いた時は勝利を確信したんですが…。

また次に期待しましょう。

人気も背負ったモンテエクリプスですが「えっ、これがモンテクリスエスの兄弟?」って思うくらいのまとまり。
今日は閉じ込められたままレースが終わったような感じなので、次走でどんな飛びを見せてくれるか注目してみたいですね。

今朝はゲート練習

2011-09-16 | Weblog
画像右は今朝、ゲート練習をしたヒストリカル。

その様子を音無先生に聞くと「まだまだかな」との返答。
しかし「来週練習して、再来週には試験を受けたいな」と見通しを教えていただきました。
どうやら順調に行くと、次開催での京都デビューということになりそうです。

そういえば、今朝見たダローネガですが、一度使われて確実に良くなってますね。
申し分ない馬体なので、これで負けては欲しくないといった感じ。

そして同じダイワメジャー産駒の栗東へ帰厩したオメガホームラン。
馬場入り時の姿も確認しましたが、こちらは使う前より随分バランスの良い体になっています。

安田先生は「輸送で体が減ってしまったんですが、飼葉をバリバリ食べるので今では元に戻りました。これなら芙蓉Sを使えますね」とのこと。

あと、ビキニブロンドの次走が9.24阪神芝1200牝になるとのことでした。

栗東2歳馬ニュース110915

2011-09-15 | Weblog
画像は今朝のゲート試験に合格したサダムアンビション。
父と母父の配合が厩舎の先輩シルポートと同じです。

その感触を西園先生に聞くと「いい馬だよ。ゲートも速かったしね。パテックのように活躍してほしいね」とやはり期待は大きい様子。
来週あたりになれば、具体的なデビュー戦も見えてくるでしょう。

残念そうに「あのくらいの不利なら凌いでほしかったんですけどね」と安田先生が振り返るのはビキニブロンド。
次走については「京都の開幕週あたりでしょうか」と10.9京都芝1400(牝)あたりを示唆されていましたが、10.2阪神芝1400を次走に予定しているアンチュラスとの兼ね合いなどもあるようなので、今後の調整次第ではレースは変更されるかも知れません。

アンビー放牧

2011-09-14 | Weblog
「先週は全滅でした」と苦笑いして振り返るのは安田先生。
勝負事っていうのはやっぱり難しいですね。

なかでもアンビータブルは「レース後、両前にソエが出ました…、すいません」ということで放牧に。
レース前はソエは大丈夫ということだったので、実戦で出たんでしょうね。
出るものは仕方ないですし、休養してしっかり治してから復帰してほしいですね。

栗東2歳馬ニュース110913

2011-09-13 | Weblog
画像は9月8日に栗東へ戻ったリディル。
むこうでもしっかり乗っていたんでしょうね、放牧明けとは思えない雰囲気。
馬体も成長しているような感じを受けましたし、次々とライバルが出現していますが、やっぱりこの馬の魅力は十分です。

さて先週の新馬戦で2着に敗れたオリービン。
敗因について「やっぱり一度くらい、ビシッと追っておくべきだったな」と橋口先生。
追わなくても時計が出るので、結局、強めすら追わないままデビューしたことが2着になったというのが先生の分析です。

そういった意味では今週デビューのリュウシンアクシスは毎週のようにオリービンと併せて遅れていましたが、こちらは追われることに慣れています。
そんな強みが今週のレースに出てくれるんじゃないかと思います。

ちなみにオリービンの次走は10.2阪神芝1800mになりそうです。

一番敗因を聞かないといけないジェームズバローズは中竹先生に会っておりませんので、聞け次第、こちらで報告します…。