井内利彰

競馬に携わってます

来週はレッドディザイアです

2009-09-30 | Weblog
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先週はスリープレスナイトの特別コラムを担当させていただいた競馬総合チャンネルでしたが、来週からは秋華賞特集ということで、レッドディザイアの特別コラムを担当させていただくことになりました。

そんなこともあり、松永幹夫調教師にご挨拶。
写真も撮影したい旨を伝えると「明日はプールだけど、金曜は馬場から上がってくるからまたその時に教えてあげるよ」と言っていただきました。
どんな写真が撮影できるか、来週のコラムをお楽しみに。

そして先週、ヘヴンリーロマンスの初仔コードゼットがゲート試験に合格したので、そのことについて聞いてみると、
「合格して放牧に出したよ。ずっとゲートをやってて、その疲れがあったからね。だけど2~3週間で戻す予定だから、5回京都の最後か5回阪神ではデビューできると思う」とのことでした。

また来週を予定していたフィールドペガサスなんですが「日曜に速いところをやったら併せた馬の首を4回ほど噛みにいって。ちょっと集中力が足りないから一週延ばします」ということで10.18の京都芝1600mに延期することになりました。

この10.18のレースに使いそうなのが今朝CWで速いところをやったダノンスパシーバ。
ダノンジュピターが先行するところを抑え切れない手応えで追走。内から他厩舎の2歳が潜り込んだことで直線は3頭併せの形に。

最後まで引っ張ったままでしたが、その時計は6Fで82.5秒。先生の予定では85秒程度だったので、時計が出すぎた点には苦笑いでしたが、それだけ能力が高い証拠でしょう。
今のところ、デビューは10.18の京都芝1600mになる可能性が高いと思います。

そして今週デビューのサクシードはディアブラーダと一緒にゲートから。
ゲートの出はスムーズでスピードに乗ると2F目は僕の計測で11.6秒。
「まだ余力があったから手綱を緩めたらもっと速かったと思う」は騎乗していた佐藤哲ジョッキーですから、ダッシュ力は相当なもの。
芝1200mは短いかと思いましたが、父タイキシャトルの速力が十分に発揮されていいかも知れません。

センス抜群

2009-09-25 | Weblog
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最初に告知させてください。
競馬総合チャンネルにてスプリンターズSに出走予定のスリープレスナイトに関するコラムを書いています。
カメラマンとして撮影した画像も掲載されているので、ぜひともご覧ください。

さて今朝のトレセン。
今日は運よく、トゥザグローリーとゴールスキーのゲート練習を見ることができました。
どちらも素直に入って、出るのも上手。特にゴールスキーの方が非常にスピード感あるダッシュを見せていました。

トゥザグローリーは市川厩務員が担当していますが、この一族を担当しているだけに「血統的にはゲートで駐立が煩い馬もいたけど、この馬は素直だね」とゲートに対して問題ないことを教えてくれました。

そして馬場から上がってくる様子も見ましたが、やっぱり良い馬ですよね。
ゴールスキーなんて細手で今週の新馬にも使えそうな体。そりゃあゲートを出てスピード乗りが違うはずです。

そんな印象を池江パパのところへ行って話すと非常にうれしそうに「うちの4番、5番やからな。2頭ともセンスがいいやろ」と自慢してくれました。
リルダヴァルの故障は残念でしたが、戦線離脱してもまだまだ期待できる新馬がたくさんいるので、ほんと駒が揃っています。

さてそんな話をしている時にヤマニンウイスカーが坂路を1本上がったんですが、予定を聞くと1週目の大原Sとのこと。
ここで勝ってくれれば、菊花賞へ向かうということですから、3頭出しになる可能性も十分ありそうです。

ちなみにイネオレオは少し遅れたということで自己条件を使うことになりました。

やっと合格

2009-09-24 | Weblog
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木曜日は通常なら追い切りはあまり行われませんが、今週に限っては変則開催ということもあって、水曜日がなかった分、おもいっきり集中しました。

そのおかげで前半も後半も大忙し。
本当なら来週予定されているボーリング大会の話を進めておきたかったんですが、そんな隙間は全くありませんでした。

忙しさで時間はあっという間に過ぎてしまい、いつもの橋口厩舎へ行く時間に。
今週はリーチ、来週はスリープレスといった注目馬がいるので、もっと厩舎が騒がしいかと思ったら、意外と閑散。

いつもなら今週の予定馬の話を聞くところですが、さすがにジャイアンツ優勝の翌日とあって、その話題が大部分を占めました。
そこにサンスポ、デイリー、報知の記者の方が加わったものだから、更に野球話に拍車が掛かり…。
まあまあ、リーチザクラウンの話もちゃんと聞いてますから大丈夫です。

さて2歳馬なんですが、まずはゲート試験でご心配をかけているダノンスパシーバ。
再びの試験ですが、結果は無事合格。
今日の出なら合格にしてくれないと困るよってくらい、ちゃんと出てました。
12.7秒、12.5秒というラップは決して速くありませんが、合格すれば言うことはありません。
これでようやく目処が立つというところです。

そして橋口厩舎の新馬もデビューは決まりました。
すべて4回京都ですが、10.10の芝1400mに小牧太騎手でシャイニーナイト。
同じく10.10の芝1800mにはツルマルスピリットで上村洋行騎手。
10.11の芝1600mの牝馬限定にはカスクドールですが、こちらの騎手は未定です。

少しくらい馬のことについて聞いておけば良かったんですが、前述の通り、野球の話がメインを占めたため、とりあえずの予定しか聞いていません。あしからず。

スリプレに密着

2009-09-23 | Weblog
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先週が変則開催だったことがあり、今朝は全休明け。
よって追い切りは明日という厩舎がほとんどでした。

これを見越して、今朝は競馬総合チャンネルで金曜日に公開される予定の特別コラムのため、カメラを首から下げてスリープレスナイトに密着しました。

その内容や感想については金曜までお待ちください。
ひとつだけ書くとすれば、何度も見たスリープレスナイトの馬体、惚れ惚れしました。

今朝の2歳馬情報

2009-09-18 | Weblog
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「高木さんの名前は出るけど、俺の名前はサンバレンティンから出てないもんなあ」とぽつりは赤池助手。
そんなわけで、今回は赤池助手の担当する2歳新馬フレシータについて。

半姉キングスベリーは芝の短いところで3勝を挙げた馬ですが、それ以上に赤池助手に縁があるのは生産牧場。
日進牧場は赤池助手がトレセン前に勤めていた牧場で、日進の血統にはめちゃめちゃ詳しい頭脳派です(もちろん日進血統以外も詳しいですよ)。
半兄エルプレジデンテを勝たせることはできませんでしたが、その悔しさも込みでフレシータでの活躍に期待しましょう。

そして今朝はハンターワディとサクシードがCWで併せ馬でしたが、その時計が6Fで81.1秒。
これには佐々木先生も苦笑いで、少しオーバーワークを心配するくらいでした。
良い方に考えれば、それだけ走れる能力があるということですから、今後が順調に進むようであれば、2頭ともに初戦から動けそうですね。

あと今朝ゲート試験だったツルマルスピリット、ゴーンハリウッドは無事ゲート試験に合格しました。

最後に西園厩舎の新馬。
すでに入厩していたエーシンアマテラスですが、先週の追い切り後に調教ができない状態になってしまい、放牧へ出すことに。

非常に残念ですが、今週になってファンドリアスカ、マチカネベンセイ、タムロスカイの3頭が入厩。
「この3頭が西園厩舎の屋台骨になってもらわないと困る」と西園先生ですから、その期待度は相当高いのでしょう。

反響がすごい

2009-09-17 | Weblog
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今週の「週刊Gallop」の裏表紙、見ました?
僕の顔が豊さんよりも大きく掲載されていましたね。

トレセンでもその反響は大きく、立山さんや新妻さんはもちろん、いつも時計をとっている顔見知りの厩務員全員といっていいくらいの人から声を掛けられました。
恥ずかしいけどうれしい、そんな感じでしょうか。

そして見出しには「乗るも乗らぬもあなた次第」なんて書かれている以上は乗っていただいても沈まないような予想をしなくてはいけません。
特にセントライト記念は回収率まで表記していただいていますから、良い結果を出せるように勉強したいと思います。

さてそんなうれしい話題ばかりなら良いのですが、悲しいお知らせもお伝えしないといけません。
今年のPOGで「間違いなく走りそうな安定株」と思って推奨していたシャイニーナイトの走りがどうも芳しくありません。

昨日の追い切りはローザミスティカと併せて武豊騎手が跨ったんですが、時計はご存じの通り平凡、というよりも物足りない数字でした。
この動きに橋口先生は豊ジョッキーに「乗らなくていい」と言ったようです。つまり来週は使わないということ。

先生は「ユタカは『まだ緩い』ですねって言ってたし、少し時間を掛ける」とのことでデビューは早くても次開催の前半でしょう。

先生に「期待度は下がりました?」って恐る恐る聞くと「うん」の即答。
攻め馬走ってこその橋口厩舎だけに、カノヤザクラ4着以上のショックを受けました。

もちろん競馬で走って結果が出ていないわけではありませんから、まだまだ分かりません。
ただ今までのような期待感を持ってゲートオープンを待っているとショックが大きいので、現時点でそういった可能性もあるということを考えておきたいと思います。

そしてダノンスパシーバは今日もゲート練習。
担当する田重田厩務員は「最初は大人しい馬が徐々にゲートなんか悪くなるとほんと時間掛かるよね」とこぼしていましたから、すんなり事は運ぶようにも思えません。
今朝の練習でも最初は入るんですが、あとからゴネたりするので、こうなったら根気との勝負になりそう。

同じ時期に試験を受けたハンターワディは今朝ゲートから出しましたが、ややロケット気味の素早さがありました。
騎乗していた谷口助手も「センスがいい」と評しているだけに、デビュー予定の阪神芝1600mでも楽しみな競馬になりそう。
以前にもご紹介しましたが、担当する高木助手はパドックで応援してもらえるとすごくうれしいそうなので、もし当日現地へ出向かれる方は応援のほどよろしくお願い致します。

痛恨

2009-09-16 | Weblog
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ザレマ◎の京成杯AH。
番組内でもしゃべりましたが、3着マイネルスケルツィは押さえることはできる馬。
ケイアイライジンが差していれば文句なしに的中でしたが、なんとも後味の悪い結果となってしまいました。

これを競馬予想TV!のHPでは「大ファール」と評していただきましたが、狩野のように大ファールの後でも走者一掃の二塁打を放ちましたが、僕も同じような結果を次回に出せるかどうか。

先週の番組終了後なんですが、市丸さんが三冠の祝賀会を開いてくださいました。
実は市丸さんには先週の木曜にも慶州で焼肉をご馳走になっていて、本当に申し訳ない限りでした。
どちらの宴も非常に楽しいお話をたくさん聞かせていただくことができ、有意義な時間を過ごすことができました。

これも市丸さんのおかげ、本当にありがとうございます。

さて先週までのことはこのくらいにして今朝。

CWは相変わらず時計が出る状態でやっぱり6Fで1秒くらい速いと見ていいでしょう。
坂路はリーチザクラウンが50.5秒の一番時計でしたが、他はそこまで速くないので、馬場差は0.5秒くらい遅く見ていいかも知れません。

そんな中で動きが一番目立ったのはアプレザンレーヴと併せたヴィジレ。
この馬、追い切りでいつも良く見せるのは分かっているんですが、相手がアプレザンにも関わらず持ったままで相手に先着。
常に末が甘いこの馬が新潟外回りをこなせるとは思えないんですが、きっとこの動きのイメージを捨てることはできないのでしょう。

続いて2歳。
ダノンスパシーバが再びゲート試験に挑戦しましたが、結果は×。
僕が見ている感じでは合格しても不思議なかったんですが「駐立と出があかんらしい」と佐々木先生。

確かに出が悪かったといえば、それまでですが、あれくらいならねえ。
先生も相当がっくりきていたようなので、ちょっと時間を掛けた方がいいかも知れません。

しかし朗報もあります。
サクシードがようやく帰厩しました。
CWでのキャンターの様子を見ましたが、やっぱりなかなかの雰囲気を感じさせる馬。
仕上がるまでにはさほど時間も掛からないでしょう。

こちらも不合格

2009-09-11 | Weblog
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今朝は橋口厩舎のグレナディーンとツルマルスピリットがゲート試験を受けましたが、合格したのはグレナのみ。
僕もその様子を見たわけではないだけに、合否以上の内容について書くことができませんが、気が悪いと話していたスピリットはゴーンハリウッドと同じような道のりになるのかも知れません。
そのあたりは来週にでも聞いてみようと思います。

あとはサラブレモバイルの10頭指名に掲載していたバンブーヴィーナス。
今週初めて追い切ったら、馬なりでランドタカラに先着する動き。
これには安達調教師もびっくりでした。
「タイキシャトルだからマイルまでだと思うけど」と距離適性の上限を挙げながらも「ゲートが遅いから」ということで9.27の阪神芝1600mがデビュー有力。

ただこのレースはメンバーが揃うと思ったので、先生には9.21の阪神芝1400mをおすすめしました。

最後になりましたが、北海道から帰ってきたN厩務員に朝おにぎりの具に最適な鮭フレークを頂戴しました。
さっそく来週から具にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。

残念でした

2009-09-10 | Weblog
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鞍上に佐藤哲三ジョッキーを配して万全を期したダノンスパシーバのゲート試験。
しかし波乱は坂路を駆け上がる前から始まっていました。

坂路の頂上にある馬場で乗っていると、ジョッキーを落としたスパシーバ。
すぐに捕まったので事なきを得ましたが、順調ではなかったのは確かです。

坂路で時計になったのは馬を叱る意味も込めて15-15程度やった感じです。
そのフットワークを見ていても、やっぱり走りそうだなあと印象は変わりません。

しかし今朝の重要課題はゲート試験の合格。
1回目は入りがひと息、ダッシュもひと息でしたが、2回目が普通なら合格するかなという感じでしたが、結局は2回目もそう変わらずで不合格。

「すぐ受かると思うけど、もう少し練習した方がいいね」とジョッキー談ですから、この際焦らず騒がずゆっくりと仕上げていけばよいのでは。
ジョッキーも今日乗ったことで癖も掴んでくれたようですし、今後に向けて心配することは特にないと思います。

続いては橋口厩舎のシャイニーナイト。
こちらは先週のゲート試験に合格したため、順調に予定が立っていっています。

まずは来週の追い切りに武豊騎手が跨り、その動き次第では9.27の阪神芝1600mでデビューする予定。
先生のトーンからは確実にこのレースというわけではなさそうなので、ひょっとしたら1週延びた1800mなんて可能性もあるでしょう。
とにかく来週の動きを見守りましょう。

以前に来週の芝1800mを予定としていたゴーンハリウッドですが、もちろんゲート試験に合格していないので、予定は延期。
一応、来週の試験を受ける予定なので、早ければ10.3の阪神芝1800mには使うことになりそうです。

ただ橋口先生も「まだ真剣に決めていない」ということですから、予定は未定かも知れませんね。
ちなみにカスクドールは次開催の京都、ツルマルスピリットとグレナディーンは明日ゲート試験を受けて、その結果次第で次開催の京都ということでした。

ファン募集中

2009-09-09 | Weblog
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今週から5時半調教になったので、一番の追い切りも視界良好。
北から南から戻ってきた人々の多さに比例して追い切る馬の数も多いので、この明るさでないと本当に苦戦するところでした。

おかげさまで開始から終了まで実にスムーズに仕事を終了。
あとはこの成果を馬券で示すだけです。

さて佐々木厩舎期待のダノンスパシーバのゲート試験は明日予定通りですが、先週の時点で合格したハンターワディが新馬3着のマイネルラディウスと併せ馬。
その動きはとても初めてとは思えない素軽いフットワークで、6F84.0秒。
ラスト1Fも12.3秒で手応えは楽々でしたから、この動きには担当する高木助手もニンマリ。

「動きの良さを報告して、ハンターのファンになってくれる人を募集しておきますね」と伝えると「お願いします!」とのことだったので、ぜひとも応援のほどよろしくお願い致します。
ちなみにデビューは9.27の阪神芝1600mになりそうです。