井内利彰

競馬に携わってます

2009有馬記念

2009-12-25 | Weblog
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今年もついに競馬最終週となってしまいました。
2009年は「苦しんだ前半」「喜んだ中盤」「汗ばんだ後半」の三部作でした。

苦しんだ…、は競馬予想TV!での成績。
変な格好良さもある「ミスターゼロ」という響き。
今でもこの言葉を聞くとドキッとするのは気のせいでしょうか。

そんな自体を見事に一転させてくれたのが天皇賞春のマイネルキッツ。
いや、皐月賞のアンライバルドかも知れません。
これが結果的に中盤へとつながりました。

もちろん中盤には新書の発売があり、おかげ様で好評をいただいたことも喜びのひとつ。
競馬予想TV!のシーズン11ではまたも無冠に終わってしまいましたが、やはり大きな馬券を的中させることができたので、それなりの満足感がありましたね。

最後の汗ばんだ…、というのは少し忙しい時間が多かったということを表現したつもり。
具体的には調教時間に時計を採る作業にあえて負荷を掛けて汗ばむようなシーンを自分でつくったこと。

まんねりになりかちな調教時間も少し厳しい課題をつくることでより成績向上につながるのではないかと。

そのおかげで今年は3頭採りが成功したので、来年の目標は4頭採りですね。

あとはラストの有馬記念。
競馬予想TV!でどんな馬券にするかはもう決めました。

最後も叫んで笑って締めることができれば最高ですね。

サタうま

2009-12-24 | Weblog
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佐々木厩舎の皆さんもチェックしてくれている当ブログですが、昨日はついつい更新を忘れておりました。

さて、サタうま出演後、初更新となるので、まずはご覧いただいた皆様、どうもありがとうございました。
結果が伴うことはありませんでしたが、自分にフォローするなら坂路とトラックを併用したローズキングダムが勝ってくれて良かったというところでしょうか。

先週のブログでサタうまの台本通りでなかった点について書きます。

まず僕の登場シーン。
台本では「はじめまして」だったんですが、新喜劇好きな僕はディレクターさんに「はじめての初対面ですって言ってもいいですか」と直訴。
快く台本が変更になって、放送シーンとなったわけです。

そして締めのシーンではランディーズ中川さんが掛布さんのモノマネをすることになっていたんですが、オールザッツで観た「DJをする代打屋中川」が大のお気入りの僕にとってはぜひとも川藤さんで締めてほしかったので、そこも直訴。
ここも快く変更してもらったんです。

今朝、橋口先生の奥様から「川藤さんのモノマネの時、すごく笑ってましたよね」って言われたんですが、同じ感想をお持ちだった方はこれでご理解いただけるのではないでしょうか。

今回は結果が出なかっただけに、次走のチャンスがあるか分かりませんが、すごく楽しい時間だったので、ぜひともまた出演できれば、と思っております。

聞いてきました

2009-12-18 | Weblog
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実は先週の番組収録後、「ヴェラブランカってどうしてるの?」と太組さんに聞かれて、そういや何してるんやろ、と思い、今朝は池江パパにヴェラブランカの話から聞きました。

「内臓面から体調を崩したから時間が掛かってるね。まだいつ入厩できるとかいう段階じゃないね」と復帰を期待する方々には暗いニュースとなってしまいました。

放牧に出たトゥザグローリーは「無理せず馬の体調に合わせていく。山元トレセンで軽い調教はやっているから、そこまで時間は掛からないよ」とのこと。

先週、ダート替わりで初勝利を挙げたバーディバーディの話題になると先生も一気にトーンが上がって「スタートで楽に前へ行って、終いも伸びる、いいレース内容だったね。距離も大丈夫だろうから来週の中京に登録してもいいな」とのことで、中1週の樅の木賞へ向かう公算が大。

入厩して間もないミッキーバラードは「大型だけど素軽い」と評価は高く、ゲートさえ合格すれば1回京都後半か2回京都までにはデビューするはずです。

話は佐々木厩舎のダノンスパシーバに替わります。
今朝、とある記者が「自己条件に回るということは手堅くですね」と質問していましたが、これってあまりにセンスのない言葉ですね。なにが手堅いんでしょう?

きっとスパシーバが厩舎期待の馬だから、気を使った言葉なのかも知れませんが、重賞だと2000m、500万下なら1600mという距離の違いがあるんですよね。
それにメンバーが重賞だから強い、自己条件だから弱いってのもどうかと思います。

1600mを使う理由は先生いわく「競馬を教えたい」その一点です。
前走もチグハグな競馬内容になってしまったので、それなら上手に走ることを覚えてから長い距離を使っていこうという計算です。

ですから僕が注目するのは馬場の広い阪神でどんな走りをするのかということ。
もちろん哲っちゃんもそのあたりの意図は伝わっていますから、勉強させてくれることでしょう。その上で結果が出てくれれば最高ですね。

あとは僕の感想ですが、今週の追い切りでも非常にスピード感ある動きで良かったんです。
でももっと道中は力を抜いて走る、直線には爆発的に加速する、こういうメリハリのある走りができれば距離に順応できるでしょうね。

今週ですよ

2009-12-17 | Weblog
藤岡健厩舎のN厩務員から「ブログ見たけど、いつのサタうまなんかちゃんと宣伝しときや」と言われたので、あらためてご紹介を。

今週のサタうま(12月19日・深夜1:25~1:55)に「スペシャリスト」として登場することになっております。ぜひご覧ください。

さて今朝は久しぶりに松永幹夫調教師を発見。
すぐにサンダルフォンが追い切るからだと分かりましたが、その時間を利用しつつ、コードゼットのことを聞いてみました。

「先週、ユタカ君に乗ってもらったら『まだですね』って言われちゃって。手応えが良かったら年内も考えたんだけど、今のところは年明けですね」

秋手前にゲート試験に合格していただけに、年内デビューもあるかと思いましたが、さすが使うからには好勝負できるように、というのが幹夫先生の考えでしょう。
また具体的なデビュー時期が決まればお伝えしたいと思います。

なお、年内ラスト宣言が出ていたシャイニーナイトですが、12.26の阪神1800mへ再び出走の予定。

あと先週の新馬を勝ったオースミダイドウの半妹ナリタブルースターですが、担当する五東厩務員によると、年明けのフェアリーSか1.17の自己条件、京都芝1600mを予定しているようです。

最後に今日のトップ画像にしたアンライバルド。

今朝の追い切りなど含めた「アンライバルドの逆襲」が競馬総合チャンネルで特別コラムとして公開されています。
こちらもぜひ読んでいただき、有馬記念予想の参考にしていただければと思います。

ゴルゴ、再び

2009-12-16 | Weblog
この画像、どこかで見覚えありません?

そうなんです。
再び、昨日の佐々木厩舎忘年会にゴルゴが現れたのです。

実はゴルゴが変身する前は少し古い鼠先輩。
とにかくこのパフォーマーのおかげで忘年会は大いに盛り上がりました。

しかし個人的には助演女優賞、いや主演女優賞級の活躍をしたベビーがいました。
すっごくかわいいんですが、まだ未成年ということで画像を掲載することは控えておきます。

さて今朝は有馬記念の1週前追い切りに加えて、朝日杯FSもあって、なかなか忙しい調教時間でした。
特にポリ、CWで追い切る有力馬も多かったため、あっちを見てはこっちを見てという作業であっというまの4時間が終了。

その後は以前にもお知らせしたサタうまの収録のため大阪へ。
ひょっとしたらとんでもない馬に◎を打ってしまったような気はしますが、すごく楽しくお話させていただき、個人的には満足しています。

あとは見ていただく皆様のご判断と◎の結果次第。
僕の勝手な要望で台本通りでなかったところはあれでよかったのかな?

どこが台本通りでなかったのかの詳細については、放送が終了してから書きたいと思います。

中14週で除外

2009-12-11 | Weblog
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今週の中京初日9Rの芝1200mで驚くべき事態が発生しました。

それは中14週空けて、満を持して出走態勢を整えたドリームクラフトが除外になったことです。

500万下では前走2~5着までに優先出走権があります。
次に未勝利を勝ち上がったばかりの馬、その次に節(間隔)になります。

中3週や中4週で出走できないというならまだしも、中14週も空いた馬が出走できないなんて考えられません。

この調子だと、今週使えた馬でも5着以内にこなければ年明けの中京でも使える保証はありません。

これはなんとかしなくてはいけないのではないでしょうか?

さて、昨日書き忘れていたんですが、ダノンスパシーバは12.27の2歳500万下、阪神芝1600mを目標にすることになりました。

たぶんラジオNIKKEI杯にも登録するとは思いますが「前走の競馬を見ていたらマイルでのびのび走らせてあげよう」と師。

少しメンバーが揃いそうな平場ですが、新馬戦で見せた切れが戻ってきそうな予感です。

恐縮しました

2009-12-10 | Weblog
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今朝はいつもの橋口厩舎でしたが、先客にSスポーツのT記者がいらっしゃいました。

どうやら来週の朝日杯FSの取材だそうで、その後もお二人の記者が来て、その取材を続けていました。

僕はというと、その話を聞きつつも、自分の橋口ノートをまとめる感じで作業していました。

まもなく取材が終わって、先生から「この人はテレビに出てるんだ」と紹介してもらったんですが、「僕、井内さん観たことありますよ。ヒロシさんに連れられて競馬予想TV!の見学に行ったことがあるんです」とのこと。

そうですよね、いらっしゃったことがありましたって言われてから思い出しました。

するとスポーツHのS記者が「僕は本買わせてもらいました」と言われたので驚き。ただただお礼を言うばかりでしたが「参考にさせてもらっています」と言われたのでさらに恐縮でした。

さて、先週の新馬を勝ったドレスアフェアー。
ラジオNIKKEIとホープフルの選択肢があったようですが、ヴィクトワールピサが前者に使うとのことで、出走は後者に。

これは武豊騎手重視でのことですが、ホープフル当日は同馬主のリーチも走るということで問題なくこの番組になったようです。

休養明けだったキラウエアは樅の木賞へ北村友一騎手で。

最後に今朝の追い切りからひとこと。

来週の愛知杯、追い切りを見る限り、絶好の動きを見せる馬が多くて悩んでいるんですが、今朝のデムーロ騎手を背にしたムードインディゴにはたまらないワクワクを感じました。

担当している山田助手に「今週見たCWの追い切りで一番良かったです」と伝えると、「僕、ミルコと相性がいいんですよね」と続けてくれました。

この会話の意味ですが、山田さんは動きが良くても調子が良くない時は「そうですか」と流すんですが、今回のようにプラス材料の会話を乗っけてくる時は馬の調子も良いということ。

ちなみにミルコと相性が良いというのは、伊藤雄厩舎時代にロードプラチナムで条件戦を連勝した経験があるからだそうです。

これで来週も緩めずにやれば僕は迷うことなさそうです。

でもこれだけは伝えさせてください。
Iさん、リトルアマポーラも今朝絶好の動きを見せてくれていましたよ。

楽しかったです

2009-12-09 | Weblog
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6日の話になりますが、大阪で行われた社台グループの謝恩会に呼んでいただき参加させていただきました。

大阪で行われた、ここ2回に参加させていただいていますが、いずれも非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

もちろん今年も充実した時間を過ごさせていただきました。
今回は音無調教師にお酒の席ということもあったので、カンパニーの引退についてズバズバ聞いてみることに。

「ほ~」「へぇ~」と思うようなことをたくさん聞かせていただいていると、河内調教師がやってきて音無調教師になにやら相談。

と言ってもお酒の席のことなので、特に難しい話ではなく(河内師にとっては重要だったかも知れませんが)、笑顔で聞ける話です。

それにしてもお酒を飲んだ河内師ってこんなにも笑顔なんだって初めて知りましたが、そんなことを経験できるのもこの席だからこそですね。

あと謝恩会でお声を掛けていただいた皆様、本当にありがとうございました。
今後も競馬場などどこかでお会いした時はお気軽に声を掛けてくださいね。

ちなみに過去に声を掛けられて一番驚いた場所は月島のもんじゃ屋さんで並んでいる時でした。

さて今朝の追い切りですが、CWは少し重い馬場でしたね。
特にラストが掛かるような馬場で、今週の馬場でしっかり動けている馬はよほど調子が良いと思ってよいのでは。

これにガッチリ合致するのがアーネストリー。
馬場の悪い時間でしたが、あれだけしっかり動かれると初重賞勝ちでも不思議ありません。

最後にお知らせですが、12月19日に放送されるサタうまに出演させていただくことになりました。
ご覧いただける方はぜひともご視聴のほど、よろしくお願い致します。

タコをお忘れなく

2009-12-04 | Weblog
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今朝、スタンドへ行く前に必ず立ち寄る佐々木厩舎の洗い場で高木助手が、

「いうちさん!!」

と大きな声で呼ぶので何かと思ったら、

「勝つのはタコですよ」

と前日のブログで挙げたワールドワイドに待ったをかけられました。
そういやあ、2/11の抽選をくぐり抜けたタコも出走していたなあとその時に気付きましたが、ワールドワイドの動きがあまりに素晴らしかったから書いただけ。
タコとの力比較はしていませんでした。

高木さんはこれをブログに載せないでほしいと言っていたんですが、せっかくタコが勝ったらこんなことがあったって後から言っても遅いので載せましたよ。
あとは読者の皆様に馬券の判断はおまかせします。

さて今朝は先週から会えていなかった友道調教師をはじめとして、数多く厩舎取材ができたので2歳情報をサラリと書いておきたいと思います。

まずは友道厩舎から。

個人的に気になった話題はクリスティロマンス。
以前に『オークス向き』と聞いていた期待馬ですが、現在もその期待度は変わらぬようで「つい最近も見たけど、シングライクバードをひと回り大きくした馬体で雰囲気はいいよ」とのこと。うまくいけば年内に入厩する予定もあるそうです。

ちなみに昨日入厩したところではデルマプロティナ、今日入厩したところではグリッターウイングがいます。

そして先週使ったサクラルーセントは12.19の阪神芝2000m、「競馬に集中できていないみたい」というラプリマステラは放牧へ。
帰って来た時にはブリンカーの着用も視野に入っているそうです。

続いて白井厩舎からアグラフェーナ。
追い切りの動きが芳しくなかったので、どんな感じなのかなあと思って師に聞いたところ、

「放牧に出したわ。追い出してからトモの甘いところがあって、少し時間を掛けなあかん」とのこと。また追い切りのパートナーだったピサノジュメイラも「ひ弱い」とのことで、デビューの目処が立っていません。

前走が「太かったし、下見所でも覇気がなかった」というエースインザホールは芝への転戦。
「問題ないと思うし、前走の敗因を改善できるような調教内容にしたから大丈夫」と師は巻き返し宣言でした。

池江パパは会うなり「もう知ってるやろ。終わったことは言うても仕方ない」とダノンパッションの故障を嘆いていました。

今年の2歳は走る馬がことごとくアクシデントに見舞われている印象ですが、同じくレース前日にアクシデントになったゴールスキーが入厩してから順調にメニューを消化しています。

どうやら12.20の阪神芝1800mか12.27の阪神芝2000mにサクラエンブレムと使い分けをするようですね。
そのサクラですが「まだ前向きさが足りないから、あと2本くらい追い切りをやれば」ということで、来週末にはどちらをどちらに使うか決まりそうです。

たっぷり橋口

2009-12-03 | Weblog
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いつも通り、木曜の橋口厩舎へ行くと先生から「アンタの顔見たくなかった」と言われたんですが、その原因は9頭使って掲示板に載らなかった先週の成績。

もちろん走らなかった原因を僕のせいにしたわけではなく、取材してもらっても結果が出なかったら言いたくない、そんな先生の気持ちがこの発言につながったわけです。

そんな出迎えではありましたが、すぐに「アンタにコレをやろう」と言って奥様が持ってきてくださったのがブレザー。
なんでも先生が調教師になりたての頃に仕立てた逸品だそうで、今は肩幅が入らないとのこと。
「冬服の整理をしていたら出てきたんだけど、その時に君の顔が浮かんだから」ということだそうです。

早速、袖を通させていただくとサイズはぴったり。
奥様も「派手やと思ったけど、着たら似合うわ」と喜んでいただけました。

そんなわけで、このブレザーをどこかでお披露目しなくてはいけません。
きっとどこかのテレビ出演時になると思いますので、僕がブレザーを着ていたら「これや」と思ってくださいね。

さて先週使った馬たちの次走ですが、

芝で少し変わったキタサンボルケーノが12.20の中京芝1800m。

着順ほど負けた印象のないナイスミーチューはデムーロ騎手に手綱が替わって12.19の阪神芝2000m

そしてリーチザクラウンは予定通りの有馬記念となります。

今週の馬券ではワールドワイド。
今朝のPでの動きを見ても負けそうにありません。
持ったままで6F78.8秒、連下相手にスパルタ系統を選べば3連単も頂けそうです。