井内利彰

競馬に携わってます

デビュー戦が決定

2010-08-05 | Weblog
昨日とは一転して、朝一番に少し忙しかったくらいで、中間から後半にかけてはほとんど追い切りがなかった今朝。あと一ヶ月近く、木曜日はこの状況が続きそうですね。

今朝も松永幹夫調教師を見かけたので、昨日聞けなかったグレイレジェンドの近況について教えてもらいました。
「ゲート試験に合格した後、そのままデビューさせるつもりでしたが、トモを捻ったみたいで、患部が良くなってこないので放牧に出すことにしました」とのこと。

オグリキャップの血統だけにデビューを楽しみに待っていた方も多いと思いますが、その姿をターフで見るにはまだ少し時間が掛かりそうです。

さて今日の画像(撮影は7/27)はリフトザウイングス。
こちらのデビュー予定が9.19の阪神芝1800mで、ジョッキーは武豊騎手に騎乗依頼をしたとのこと。

「開幕週の芝1600mも考えたけど、その週はジョッキーがフランスに行って、いないみたいだから」とこの番組になったことを説明。まだゲート試験に合格していない状況でここまで決まるんですから、師の期待の大きさはお分かりいただけますよね。

本当なら今週ゲート試験を受けてもよいくらいゲートには問題ないのですが「相棒だったフライアウェイが寝違いで少し休んでいたから、それに合わせて試験を遅らせた」ということでした。今朝はレッドシェリフやミッキーマスカットの先導役としてゲート練習したくらいですから、受ければすぐに合格するでしょう。

画像はフライアウェイと併せ馬でのキャンターで右がリフトなんですが、首の位置が低いでしょ。それにフットワークもすごく好感が持てる振り出し系。やっぱり東京競馬場で父級の末脚を使えそうな気がするんです。

ちなみにフライアウェイは9.20の阪神芝1400m、レッドシェリフは9.12の阪神芝1600mでもいい、なんて話も出ました。

うどんコーナーも盆休み

2010-08-04 | Weblog
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函館と札幌に在厩する北海道組、小倉競馬を使ってそのまま滞在組が多いこの時期が最も栗東トレセンで馬が少なくなる時期だと思いますが、今週はうどんコーナー(グラサン師匠の漫画に出てきます)もお盆休みということで、人は閑散とした厩務員スタンド。

しかしながら「時計とってくれるか?」と矢継ぎ早にお願いを受けているうちに、調教時間は過ぎていきました。

そんな中、僕の隣では佐々木師と佐藤哲ジョッキー、そして安達調教師が「秋のプラン」についていろいろな話をしていました。

というのも、佐藤哲ジョッキーはエスポワールシチーで渡米しますが、その時期に天皇賞秋のアーネストリーがいたり、エーデルワイス賞を使う予定のエリモミヤビがいたりで細かなスケジュールを確認していたようです。いろいろと大変そうですが、やっぱり大きなレースを使うと忙しさと楽しさが同居しているような感じでいいですね。

さてその合間を見て、師とジョッキーにドレッドノートのことを聞いてみました。
詳しくは明日の「トレセン裏話」(WEB競馬王、競馬総合チャンネルでご覧いただけます)に書いていますが、次走が新潟2歳Sということだけ明記しておきます。

またトレセン裏話には音無厩舎の未入厩新馬についても少し触れていますので、そちらの方もぜひご覧ください。

ここではサンダルフォンの追い切りをとる前に聞いたクリアンサスについて。
すでに札幌でゲート試験に合格したようで、今週末には再び放牧に出されるようです。

「入ってすぐ助手に『どうだ、乗り味いいだろ?』って聞いたら『そうでもないです』っていうんです。えっ、と思ったんだけど、ゲート練習を進めながら速いところをやっていくうちに『やっぱりいいですね』って評価が一変しました(笑)。すごく順調だし、手応えはありますね。あとは秋に備えます」とのこと。

この話を聞いてPOG公開ドラフトで指名してよかったと思ったのは言うまでもありません。