井内利彰

競馬に携わってます

今朝のショウリュウムーン

2011-03-31 | Weblog
画像は追い切り終了後、飼葉桶に顔突っ込んでお食事中だったショウリュウムーンに失礼して撮影したもの。

今朝も先週同様、浜中騎手が跨っての坂路での追い切りとなりましたが、テンの入りはゆったりしたもの。
北岑厩務員はじめ、一緒にモニターを見ていた厩舎の人は「先週より遅いかも」と話していましたが、脚捌きは明らかに先週より機敏。

ひょっとしたらえらい時計が出るんちゃうかなと思っていたら4F50.1秒。
追い切りを終えた浜中騎手は「持って行かれました」と苦い顔をしていましたが、見ている感じでは全くそんな風には見えませんでした。

北岑さんからは「先週やってから飼葉を食べるようになってる」と聞いていたので、馬自身が走れるだけの体になってきたと判断して走ったのではないかと思っています。
それを証拠に、追い切り後にこれだけ飼葉をしっかり食べているんですから、これからぐんぐん良くなっていくはずです。

マイラーズCは牡馬との戦いにもなるだけに、静観と思っていましたが、2週前にこれだけ動ければ、そわそわしてもしまいます。

来週は桜花賞

2011-03-30 | Weblog
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今朝は日経賞、大阪杯といった古馬の一線級の追い切りに加えて、桜花賞1週前ということで、オープン馬が続々と追い切りを消化していました。

その中でも目立っていたレーヴディソール。
今朝はラスト1Fをしっかりと追って「えらいやってるなあ」と思っていたんですが、午後になって骨折の報。

これからのスター候補がこのような形で戦線を離脱するのは残念ですし、馬券的にも非常に難解な一戦になりそうです。

ただ今朝の時点では「やっぱりこの馬すごいなあ」と感じたのがホエールキャプチャ。
ハロー明けを池添騎手での追い切りでしたが、豪快なフットワークでラスト2Fは24.0~11.7秒。
時計の出やすい馬場だったことは間違いありませんが、それでもこの数字と動きは絶好調の証です。

最後にスプリングSが残念な結果だったリフトザウイングス。
「直線に向いてからバランスを崩して走る気をなくしていた」が先生評価。
次走はNHKマイルCになるようです。

ショウリュウムーン始動

2011-03-25 | Weblog
画像は今朝の追い切りを終えた後のショウリュウムーン。
なかなかポーズを決めてもらえなかったので、北岑厩務員にご協力いただきました。

そんなショウリュウムーンですが、帰厩した当初から北岑さんのトーンも抑え気味で「体も毛艶もまだまだ。やっぱりいい頃を知ってるからなあ」とデビューからずっと担当している愛馬を厳しい目で状態を把握していました。

もちろんそれは僕も常々聞いていたことですし、自分でもそう感じていたんですが、今朝の動きを見るとそんなのは払拭されました。

浜中騎手が跨っての坂路で単走。
見た目の動きはゆったり走っていたので54秒そこそこの感じでしたが、実際は4Fは52.5秒でラスト1Fは12.5秒。
やっぱり走るし、調教を終えて馬場から上がってきた時の雰囲気も上々でした。
次走マイラーズCへ向けて好調教でスタートを切ることができました。

そして調教後がこの表情。
調教捜査官として、職業柄「惚れてはいけない」ことは重々承知なのですが、毎日この表情を見ていると、分かっていても惚れてしまいそうです。

う~ん

2011-03-24 | Weblog
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今週の阪神芝2200mを予定していたテンペルがまさかの除外。

どのレースも出走枠の厳しい現状ですが、デビュー戦が青写真通りにいかないというのは、なんとも言えませんね。
テンペルの次走に関しては明日先生に会えたら聞いておくことにします。

話は変わりますが、来月発売の競馬王、トレセンレポートではPOGで上位人気しながら現状放牧に出ている馬の近況報告を主体に構成しました。
特に私が競馬王POGで担当させていただいた厩舎関係が中心になっております。

最後に次走報をひとつ。
フィリーズレビューで惨敗してしまったツルマルワンピース。

橋口調教師が「10キロ減っていた時点で不安だった」という嫌な予感が的中したようで、力を出し切ることができませんでした。
このまま続戦して、次は忘れな草賞を目標にするようです。

全休明けでも

2011-03-23 | Weblog
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今朝は全休明けだったので、追い切りは少ないのかと思いましたが、26日のレースを使う馬を筆頭に、高松宮記念組でも追い切りを消化した馬がたくさんいました。

これについて、いつもお世話になっているベテラン厩務員に聞くと「今は昔と違って、調教前の運動する時間が長くなっているし、角馬場を使って入念にほぐすから、全休明けだからといって気にすることがなくなってるのかな」と教えてもらい、なるほど納得でした。

そんな中で動きが目立ったのは、新規開業の高野厩舎に転厩したサカジロキング。
和田ジョッキーが跨ってのDP追いでしたが、その動きは抜群。

これまでは坂路オンリーの調教でしたが、今回のようにトラックで追うことが加われば、もう少しコーナーリングが上手になって、馬券に絡んでくるはずです。

出直します

2011-03-19 | Weblog
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タイトルはもちろん24利殖のこと。

今日の結果から、対象馬を公表して皆様に掛けている迷惑を考えたら、そろそろ限界ではないかと考えました。

またあらためて、褌を締め直した時にやってみたいと思います。
その時は「必ず」利殖できるようにします。

来週が楽しみ

2011-03-18 | Weblog
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このところ、テンペルの話題ばかりをお届けしているような気がしますが、今日もそのテンペル。

今朝一番に先生と話す時間があったので、新馬戦に投票して除外になったことを聞くと「除外になっても権利はないから、入ってもいいつもりで投票しました。結果的に入らなかったけど、これで予定通り来週使うことになると思います」とのこと。

その番組は3.26阪神芝2200mで横山典弘騎手です。

この時に昨日追い切ったクリアンサスについても深く聞きました。
「みんなオーバーワークじゃないかって心配してるみたいだけど、追い切った後もすぐ息が入ったし、全然平気だよ」と先生。
やっぱりこの馬、いいと思います。

さて、24利殖。
あと僅かな期限しか残されていませんが、可能な限り、やり遂げてみたいと思います。

1回阪神7日目8R
10番ハートフルボディ 複勝10000円

前走で復調の兆しが見えた、と思っていましたが、それは調教師も同じ考えでした。
そして今週の追い切りはやっぱり絶好の4F51.4秒。
坂路でこの時計が出るなら、平坦の小倉よりも坂のある阪神の方が良いはずです。

自ら騎乗

2011-03-16 | Weblog
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今朝は追い切りラッシュで目まぐるしいくらい忙しい時間でしたが、美浦の現状を考えると、このように充実した環境の中で仕事できることは本当に幸せだとあらためて実感させられる時間でもありました。

さて、先週からスポットライトのように取り上げているのが未出走のテンペル。

CWでの追い切りの様子は先週お伝えしましたが、今朝もCWで追い切られました。
その動きはまさに本物、時計は極端に速いわけではありませんが、あれだけ道中楽に走っているのに、6F83.5~5F67.9~4F51.5~3F37.1~1F12.5秒という数字は優秀です。

そういえば、いつもいるはずの先生が周囲にいなかったと思うと、後半の時間帯に先生が来て「今朝は僕が乗ったんですよ」と先生。
最近は先生が乗ることはほとんどなかったんですが「期待が大きいからご自身で手応えを確かめたんですね」と聞くと笑顔の先生。時計を先生に伝えると「手応えは楽だったんですけどね。やっぱり走りますね」と素質の高さを再認識されたようでした。

予定していたデビュー戦がどこになったのか、聞くのをすっかり忘れていましたが、来週になることは間違いないでしょう。また聞くことができれば、ここでお伝えしたいと思います。

後半の時間帯に先生が来た時に追い切ったのは来週の高松宮記念を予定しているサンダルフォンでしたが、こちらも動きは抜群。
道中の楽な走りから6F86秒くらいかなと思ったんですが、実際はCW6F83.1秒。これには僕も先生も驚きで「阪神に替わるのはいいし、暖かくなってきたのもいいんでしょうね」とこちらも手応え十分でした。

今朝の状況

2011-03-15 | Weblog
画像は本来なら今週、中山競馬場で行われる予定だったスプリングSへの出走予定だったリフトザウイングス。

現時点では来週の開催に組み込まれることが発表されていますが、今朝の3月中の中山開催中止という状況ではスプリングSの施行が流動的でした。
これに困惑していたのは管理する橋口調教師。今週行われる若葉Sに登録することも視野に入れた上で「スプリングSはどうなるだろうか」という感じ。

結局は時間の流れとともに解消された問題ですが、今の状況からこのような事態は今後も十分考えられるでしょうね。

そんな中「まだやっぱり弱いわ」というのはパッションダンスの友道調教師。

当初は毎日杯を予定されていましたが、それが延期とのこと。
もしかして番組が変更する現状からなのかと思いましたが「デビュー前もそうだったけど、まだ体がしっかりしていない」ということで延期するようです。

今のところ、予定では4.16アルメリア賞だそうです。

今週より

2011-03-14 | Weblog
東日本大震災により、被災されました皆様に対しまして謹んでお見舞い申し上げます。

まだまだ震災の影響が大きい状況ではありますが、これまで通り、私が当ブログを読んでくださる方が求めていらっしゃるだろう、栗東トレセンでの情報を掲載していきたいと思います。


早速になりますが、先週の段階で松永幹先生から聞いていたのがテンペルのデビュー戦。
当初に考えられていた3.27中山芝2000mを横山典弘騎手で予定しているとのこと。

9日の追い切りについては「いい動きだったよね。なんとかトライアルに使えないかな」とすでに目指しているのは大舞台。
ひょっとしたら今週もCWで追い切るかも知れないので、その時はきっちり動きを見守りたいと思います。