井内利彰

競馬に携わってます

攻め4本

2011-08-31 | Weblog
画像は火曜日に登坂するダローネガ。

前走後は予定通りの放牧に出たため、今回は中10週の間隔で坂路での追い切りが4本。
しかも、うち2本は15-15ですから、正味は2本の追い切りです。

前走時との比較でも、過去の新潟2歳Sの調教傾向との比較でも、調教予想からはあまり大きな評価はできません。
それでも今朝の追い切りをラスト2Fしっかり動いたあたりは、この馬の能力の高さの証明でしょう。

実際に馬も見てもこれから伸びていく雰囲気満点の大器。
状態は100でないと思いますが、それでも評価すべきなのかも知れませんね。

追い切りの動きといえば、先週紹介したテンペル。
今週はCW6F85秒程度でしたが、ラストの伸びは自ら沈み込むようなフットワークで抜群。
ミキオ先生も「終いが速すぎたんじゃないかと思ったんだけど、全体がこの時計なら大丈夫」とひと安心。
今朝の雰囲気なら菊花賞の隠し玉として面白い存在になってくれそうです。

最後に先週のダート戦で惜しくも2着だったアンビータブル。
安田先生に会うことはできなかったんですが、担当する臼井助手と「勝ったと思ったんですけどね」と談笑。
レースに関しては「ゲートについて行ったので、レースを見てませんでした。実況で名前が呼ばれてなくて不安でしたよ(笑)。ダートの方がいいみたいですけど、距離が短かったんでしょうね。阪神になれば1400mもありますしね。早くひとつ勝たせてあげて、休ませてあげられるように頑張ります」とおっしゃっていただきました。

なんとか次は結果を出してもらって、今後に備える放牧に出ることができればいいですね。

ぼやく先生

2011-08-30 | Weblog
「やっと勝てたわ」

ため息交じりにそう話すのは500勝を目前にして勝ち鞍が止まっていた音無先生。
4週連続未勝利に終わっていたのは間違いありませんが、そんな厩舎はたくさんあるんですけどね。

そして「今週はこれが勝てへんかったらあかへん」というのが画像のネオヴァンクル。
初戦はしっかり脚を使っての3着でしたが「前走は少し太かったかも。今回はいいぞ」と力強いお言葉。
今週、それ以降も勝てるところをきっちり勝って、早く500勝を通過していただきたいと思います。

2歳未勝利といえば、クラヴェジーナ。
先々週まさかの敗戦でしたが、追い切った相手のサンライベガは先週の新潟記念で2着。
やっぱり非凡な能力の一面を見せた追い切りだったことは間違いないんですけど、だからって勝てないのが競馬。
放牧に出ず、10.1阪神芝1800mまで待機するようですから、今度はきっちり決めてくれるでしょう。


栗東2歳馬ニュース110826

2011-08-26 | Weblog
画像はダノンオリエント。
今朝はミッキーヘネシーとともにゲート試験を受けたようですが、結果は未確認。
またお知らせしたいと思いますが、ダノンオリエントは普段からかなり煩い仕草を見せているだけに、もう少し気性の成長が欲しい気がします。

さて今朝はジェームズバローズの近況から。
今週の追い切りを終えて中竹先生からは「順調」と聞けています。
このまま予定通り、9.11札幌芝1800mのデビューになりそうです。
ちなみに鞍上は三浦皇成騎手とのことでした。

また函館でゲート試験を受けたタマラマ、ラファダリの2頭は今朝合格しました。

ゲート試験に合格して放牧に出されていたアシュヴィンが帰厩。
こちらは9.24阪神ダート1800mを視野に入れて調整されるようです。

この阪神ダート1800mには安田厩舎のカレンシュガーレイが出走を予定。
僚馬メイショウバロンはもう少し時間を掛けた方がよさそうということで、デビュー戦は未定です。

安田厩舎といえば、今週は是が非でもアンビータブル。
ここはダートうんぬんではなく、アッサリ決めて欲しいんですが。
そう簡単でもないのが競馬だけに、とにかくスムーズに走ることを願います。

札幌ではデビュー勝ちしたオメガホームランがクローバー賞にスタンバイ。
「デビュー時はまだ重いところもあったようなので、叩いて良くなっているみたいです」と先生。
この馬もすんなりと決めてくれるかも知れません。

責任重大

2011-08-25 | Weblog
Amazonでの購入はこちらから

予想に関しては、いつも責任重大ではありますが、今週は「顔なじみ」のいろんな方が新潟へ、小倉へ競馬観戦に。
事前に「いいレースがあれば、ぜひとも教えてください」と言われているだけに、その責任はいつも以上のような気がします。

だって「買い方まで教えてね」ってやつなので、狙った馬が馬券圏内に走っても相手を間違えると終わりですから…。

すでに2Rはネタを仕入れておりますので、あとはその脇を固めるようなレースを探すだけ。
特に小倉12Rは馬券総合倶楽部でも「自信度S」にしようかというくらいの馬です。

さて2歳情報のネタは不足気味。
昨日の追い切りで動いたオリービンの仕上がり具合がめちゃめちゃいいというくらいでしょうか。
後出しPOGみたいなのがあれば、ぜひともこの馬を指名したいくらいです。

ただ実戦で良さそうなのがリュウシンアクシス。
いつもオリービンが目立つだけに、隠れていますが、先生がセレクションした馬で追い切りがこれだけ動くならロジック級(つまりPOG期間中にG1を勝つということ)という可能性は十分あります。

閑散

2011-08-24 | Weblog
今朝の厩務員スタンドはうどんコーナーもお休みということで、人が閑散。
それに伴って、馬もあまり多くないと思っていましたが、後半のCWハロー明けはなかなか忙しい時間帯になりました。

そこで目立った動きをしたのがテンペル。
京都新聞杯11着以降、休養していましたが、復帰してからの動きはなかなか。
今朝は先行するハギノコメント、テラノイーグルに大きく遅れて追走しましたが、直線を向くころには内を通って射程圏。最後は楽に先着して、6F78.0~5F64.0~4F49.7~3F36.5~1F12.9秒という時計。

これには幹夫先生も「速すぎるなあ」と苦笑いでしたが「1000万でも(菊花賞に)出れますよね」と早くも秋のG1を意識している様子。ひとまずは復帰戦の9.3瓢湖特別の走りに期待しましょう。

春のクラシック戦線で活躍した馬も続々と栗東へ帰厩。
画像左は先週木曜に戻ってきたサダムパテック。

ノーザンFしがらきですでに2本速いところをやったとのことで、帰厩翌日から坂路→DPという通常メニューをこなしています。
相変わらず見栄えするキャンターですが、少し落ち着きがあるように思えるだけに、この雰囲気のまま菊花賞へ進めることができれば、と思います。

最後に来週の新潟2歳Sで注目を集めるだろう(ダロー)ネガ。
今朝の追い切り後にはたくさんのカメラマンが厩舎に来ていました。

洗い場に張られたダローネガの表情を見ているとなんだか緊張している感じ。
きっと見慣れない人がたくさんいるので、少し戸惑っていたんじゃないでしょうか。
こんな表情を見ると、馬体は素晴らしくても、やっぱりまだまだ子供なんだなあと思います。

栗東2歳馬ニュース110823

2011-08-23 | Weblog
音無先生が「寝る方とちゃうぞ」と言われて、なるほど、そういう読み方もできるんや、おやじギャグに関心させれたのがダノングーグー。
母フローラルグリーンですから、ダノンヨーヨーの半弟。ノーザンFしがらきから8/17に入厩しています。
ちなみにグーグーの意味は「Good、Good」。その名の通りの走りを見せてくれればいいですね。

新馬の勢いが止まらないのは須貝尚介厩舎。
来週の新潟、小倉2歳Sには有力馬がスタンバイしており「また写真撮りに来る?」と先生に気を使っていただきました。

また次の新馬勝ちを目指す2歳が続々入厩していますが、その中でひと際目についたのが母ショウナンハピネス。
馬名はショウナンマオになる予定ですが、スケートのマオちゃんとは違って非常に大型馬。
ただ重たさはなくて、どちらかというと牝馬らしい柔らかさを持っているので、走ってきそうな雰囲気は満々です。
坂路小屋の目の前で運動している様子を「いい馬でしょ」と見る須貝先生の様子からも期待度は大きいようですね。

また入厩を待っている組では、昨日ノーザンFしがらきに到着した母グローリアスデイズ。
須貝先生が「牝馬の秘密兵器」と期待していますが、こちらは涼しくなってから入厩予定だとか。

満足でした

2011-08-19 | Weblog
昨日はトレセンまつりがあり、ゲストが水木一郎さん。
正直「アニソン」をそこまで愛してはいないので、どんな感じかなあと思っていましたが、水木さんのエンターテイメントなパフォーマンスに1時間どっぷりとアニソンにハマってしまいました。

あんな小さな会場でもできる限りのパフォーマンスでお客さんを満足させる水木さんは「アニキ」と呼ばれて当然の存在かも知れませんね。
そしてライブが終了し、家に戻ってテレビをつけると「トラのアニキ」が豪快な一発。
今日はアニキ祭りかと思いきや…、その後は省略します。

さて画像は左カレンシュガーレイ、右メイショウバロンの新馬。
どちらも一旦入厩していた組ですが、このあと順調に調教が進めば次開催の阪神後半ということになりそうです。

そして残念なお知らせがひとつ。
ダコールの全妹、カレイドスコープが放牧に出ました。
怪我をしたとのことで「う~ん、暮れを目標に」という先生。
その姿を見れるのは当分先になりそうですね。

見てくださいました?

2011-08-18 | Weblog
昨日、スタンドに着くなり、うどん屋のお姉さまが「井内さん、出てたよ」といって見せてくれたのがこのページ。
週刊Gallopに掲載された競馬予想TV!の広告ページなんですよね。

これまでもここに掲載していただいたことはありましたが、今回の内容は「シーズン回収率部門優勝」。
さすがにこの見出しに反応してくれた関係者は多く、厩務員の皆さんから「すごいなあ」と声を掛けていただきました。
さらに今朝、橋口先生のところに行くと「トップを獲ったらしいな」と同様の内容。

いや~、いつもいつも皆様にいろんなお話を聞かせていただいているからこそ出た結果です。
本当にありがとうございます。

そして「井内って当たるんやあ」とトレセンのみんなに思ってもらえたことで広告効果は絶大(笑)
掲載していただき、TV!関係者にもあらためて感謝です。

さて今朝は橋口先生と昨日追い切ったオリービン、リュウシンアクシスの話。
僕は動きを見ることができなかったんですが「2頭ともいい動きだったよ。特にオリービンはセンスを感じる走り」と先生。
新馬に関しては一刀両断的な先生なので、この評価は今後の活躍が大いに期待できる発言です。
もちろんリュウシンアクシスもいい感じなので、POGで心配された方はご心配なく。

そんな橋口厩舎からオススメした今週の未勝利がマリアンデール。
前走のレースぶりで「1つは勝てる」センスがあることは証明してくれましたし、休養明けを叩いて更に上昇です。

最後に気になっている方も多いだろうジェームズバローズ。
中竹先生から「先週の金曜に見てきたけど順調。思った通りの成長曲線を描いてくれているよ。入厩は明日」ということで、予定通り、9.11札幌芝1800mのデビューということになりそうです。

デビュー戦が決定

2011-08-17 | Weblog
先週デビューしたオメガホームラン、ビキニブロンド同様に、初戦から勝ち負けを意識して送り出すアンチュラスのデビュー戦が9.10阪神芝1400m(牝)に決定しました。

鞍上は今朝の追い切りに跨った川田将雅騎手。その時計は坂路4F53.6~1F13.0秒ですから、まずまず悪くない数字だと思います。坂路へ行くまでのEコースでのキャンターの様子を見ましたが、実に力強くて頼もしい感じ。気性的な問題さえなければ、相当楽しみな感じはします。

さて先週デビュー勝ちを決めたオメガホームランは「クローバー賞を使って栗東へ戻す予定です。その前に放牧に出すかも知れませんが」ということなので、ひとまずは来週の走りを見てから。

ビキニブロンドは「距離を延ばしていこうと思います」ということで9.11阪神芝1400m(牝)を引き続き同じジョッキーで予定。いい感じでレースを進めながらも6着に終わったサンライズシャトーは「ダートを使います」ということで9.18阪神ダート1800mを引き続き同じジョッキーで予定されています。

このコンビ

2011-08-16 | Weblog
キャンターで坂路を上がる前の運動をしているリュウシンアクシス。
首筋をなでてあげているのが担当の甲斐助手です。

甲斐さんは以前、野元厩舎にてエイシンデピュティを担当した方。
同じ栗毛ということで、そのイメージに見えてしまいます。

先週、キャンターを見た時の様子もかなり良かったんですが、今朝もいい雰囲気でしたね。
首をしっかり使って歩いたり走ったりしてくれているので、これはかなりいい線いくと思うんですよね。
これはデビュー戦をしっかり観に行かないといけません。

音無先生から気になる情報をひとつ。
クランモンタナが9月中旬あたりを目安に帰厩するプランがあるようです。
そうなると「そやなあ、10月の京都か」とぼちぼちデビュー戦も見えてきました。

ただ9月には秋のG1戦線を予定しているダノンヨーヨーを筆頭にオープン馬の帰厩も重なるため、そのあたりのスケジュールの調整がありそう。
もし帰厩が遅れたとしても馬房の都合だということで、あまり気にする必要もなさそうです。

最後に先週の競馬予想TV!終わりに「井内組総会」が行われました。
以前は数名だった会員が、今では当時の倍に増えていてびっくり。
夜遅くからの会だったにも関わらず、どうもありがとうございました。

またお土産をいただくわ、ごちそうになるわで、ほんと申し訳ありません。
いろんなお話をさせていただくことができて楽しい時間を過ごせましたが、僕的には「瓢箪山の天下一品」についてあれだけの情報を知ることができたのはなによりでした(笑)

今後もどうぞよろしくお願い致します。