井内利彰

競馬に携わってます

すっかり忘れてました

2009-11-27 | Weblog
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いつもなら木曜もブログを更新するんですが、特に大きな用事もないのに更新するのを忘れておりました。

だからというわけではありませんが、今朝聞いた2歳情報をいつもより多めに書いておこうと思います。

まずは先週、新馬が連勝した安田隆行調教師。

「マシュケナーダは放牧に出して、年末あたりに戻して、年明けの3週目あたりを使おうと思います」ということで1.17の京都芝1600mでの復帰が有力。
「ピサノユリシーズはそのまま置いておいて使います」とのことなので、12.27の阪神芝1600mになるようですね。

そして新潟2歳Sウイナーのシンメイフジは順調そのもの。
「体重は458キロだから使っていた時とさほど変わらないし、見た目には特に変わったところはないんですが、動きは本当にいいですね」と先生も驚きを隠せない感じ。
そして「来週は目一杯にやって、使う週はさっと流します」とのこと。

続いては池江パパ。
この時初めて聞いたのがトゥザグローリーの来週回避の件。
「使うのやめとくわ。追い切りまではほんと順調やったんやけど、その後に筋肉痛で。無理しないで様子を見る」とのことで、来週デビューは白紙。
厩舎に置いておいて様子を見るということですから、状況次第では年内デビューも十分可能でしょう。

先週デビューしたレディアルバローザですが「思ってたより体重が減ってた」ということで一旦放牧へ出ることに。そして年末に使えるようにしたいとのことでした。

なお次走朝日杯のダノンパッションは正式にスミヨン騎手に決定しました。

あとシャイニーナイトですが「年内はあと1回」とのことですが、どの番組にするかは未定。
しかし「距離は1800mを使う」と言ってもらったので、次こそ決めてくれるでしょう。

ごちそうさまでした。

2009-11-25 | Weblog
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今朝の栗東は雨こそ降っていませんでしたが、日曜の夜、そして火曜の夜にも雨が降ったので、その影響があると思っていました。

ところが坂路のモニターを見ているとマイエンブレムが51.0秒、ヘッドライナーが51.3秒のラスト12.0秒と動いたので、イメージしているよりも時計は掛かっていないのかな?と思いました。

しかしながらCWはテンから平均ペースで行くとラストが必ず止まるような馬場。
新馬ともなれば一杯に追われても14秒を切るのがやっとという馬も続出しており、坂路とCWでかなり時計が違う印象を受けました。

そんな中でもポリトラックはさすが「オールウェザー」だけあります。
リーチザクラウンの6F78.7秒を筆頭に、それなりに速い時計が出ていました。

それにしてもリーチザクラウンの後方から折り合いのついた走りには少々驚き。
競馬でもあんな走りができれば、G1のひとつやふたつはすぐに勝ってくれると思うんですが。

そんな橋口先生に今日は「祝!増刷記念」ということでお食事に招待していただきました。
本来なら増刷した僕が協力してもらった先生にご馳走しないといけないところ、先生に甘えてしまいました。

お食事中にはいろんなお話を聞かせていただき、またまた勉強になることばかり。
そんな中、現在系の話もあるわけで、先週のシャイニーナイトの話も出ました。
先生と僕の見方はだいたい同じで、もう少し早目に仕掛けていけば少なくても2着はあったという評価。

次走については決まっていないということだったので僕からは「阪神芝1800mを同じ騎手で」というリクエストは伝えておきました。

やっぱりひれ酒は最高です。
先生、奥様、本当にご馳走様でした。

次走も外人?

2009-11-20 | Weblog
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黄菊賞で強い勝ち方をしてくれたダノンパッション。
POGでも上位推奨の馬だけに、これでG1路線に乗ってくれたと思うとひと安心です。

中間にわずか10日ほどですが、放牧に出た効果もあったのでしょう。
そのあたりについて池江パパに聞いてみると「そうやね、だいぶ落ち着きも出ていたし。それと上手に乗ってくれた」と感想をまとめてもらいました。

問題は次走、朝日杯FSの乗り手です。
「スミヨンは次も乗りたいって言ってくれてるみたいやけど、今週の競馬(東スポ・トーセンファントム)次第と違うか。そうなったら誰か探さなあかんなあ」とまだジョッキーは決まっていない様子。
ここから先は未確定情報なので、はっきりとは書けませんが、ニュアンスから察知すると、仮にスミヨン騎手が乗れない場合は他の外人騎手になる可能性が大きいかも知れません。

今朝の追い切りから

2009-11-19 | Weblog
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今朝は久しぶりに追い切りを見て「馬券買いたい!」って思った馬がチラホラいました。

そのうちの一頭が今回が初ダートになるランスロットル。
そもそも追い切りは動くタイプですが、今朝はダートのスパーリングとばかりにBコースでセトメジャーとの併せ馬。

相手にはフルキチ騎手が跨っていたとはいえ、先行したので「こりゃ併せ馬にならへんな」と思いきや、さすが前走初ダートで変身した相手、3コーナー手前では内をすくって楽に並びかけてきます。

いつものランスロットルなら併せられるとヤメ気味になるところがありますが、今回は肩鞭を入れられると闘魂注入、外から再び先行する形になります。

その勢いで直線は楽に先着して、ラスト1Fは11.2秒。これだけの動きを見せられて馬券を買わないわけにはいきません。正直、このレースを狙い目にできるんであれば、確実に指定していました。

続いては来週のジャパンカップに出走する予定のアサクサキングス。
こちらは乗り替わりとなる岩田騎手が跨っての併せ馬でした。

えらい手控えた前走とは違い、今週はハードにヒラボクロイヤルを追いかける内容。
直線では相手が手応えで上回り、結果的に遅れましたが、6F80.0秒、そして5Fからは13秒台のラップで厳しい流れを走ったことは必ずプラスに出てくるはず。

騎乗していた岩田騎手の表情は冴えませんでしたが、もし来週も騎乗してくれれば、きっと明るい表情になるはずです。

そしてもう一頭は狙い目にする予定馬なので、ここでの掲載は控えておきます。

今週もポリトラックは大盛況

2009-11-18 | Weblog
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先週は雨降りで馬場が重い影響があった栗東ですが、今週も火曜日が雨だったので、ある程度重い馬場になりました。

その影響もあって、今週もポリトラックはわんさと馬が追い切る状態に。
先週ほどではないにせよ、一頭終わればまた一頭と追い切られていました。

馬場の影響もありますが、それ以上に「ポリでやっても大丈夫」という印象も浸透してきたのでしょう。
開場当初から利用していた佐々木厩舎はもちろん、池江泰寿厩舎あたりも以前のDWを使う感覚でポリトラックに移行していますし、今までDWはあまり使っていなかった宮厩舎あたりもポリトラックで追い切るようになっています。

また競馬でも結果が出るようになっていますから、これからはポリ6、CW3、他1くらいの調教馬場比になってくるんじゃないでしょうか。

そういえば「井内くんのブログで紹介しといてや」と北岑厩務員に頼まれたので、今週の6日目京都芝1400mの新馬を使うショウリュウムーンの名前を挙げておきましょう。

先週の福島芝1200mでデビューする予定でしたが、除外で今週へ。
その分、少し足りていなかった追い切りを消化することができて、今朝の動きも上々。
北岑さんいわく「3~5着に来そう」とのことですから人気がなければ馬券を買ってみてもよいかも。

7歳牝馬

2009-11-13 | Weblog
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いつも金曜は池江パパのところへ2歳をはじめとした取材をするんですが、その場所にはほとんどといっていいくらい、高橋成調教師がいます。
来年が定年の高橋師、再来年が定年の池江パパということで、話も合うんでしょうね(時には噛み合っていない会話を聞くこともありますが・・・)。

せっかくなので、1週前、そして今週の動きが良かったサンレイジャスパーについて師に聞いてみました。

「体調はいいですよ。今まではどこかしこと悪いところがあった馬やけど、今回に関しては本当に順調。目標にしたレースを使うにあたってこれだけ順調で来れたことのない馬やからね。夏馬やけど、今年は夏に使ってないこともあって、今でも絶好調。例年ならこの時期毛艶も悪いんやけどピカピカやしね」と話してもらえばもらうほどプラス材料のコメントしか出てきません。

以前にも師にその週使う馬についてコメントを聞いたことがありましたが、当時の印象では決して強気なコメントをすると思いませんでした。

それがこのコメント、しかも自分で追い切りを見てもすごく良かった印象がありますし、今朝の馬を見た時もすごくええなあって。

さらに「いろんな人から『乗り役空いてますよ』って言ってもらったんやけど、せっかくのG1で好勝負できる馬に乗れるんやから乗せてやりたい」
つまり勝負にならないから難波騎手ではなく、ひょっとしたらの可能性があるからこそ難波騎手を乗せるという親心があることを教えてくれました。

最後には「勝っても驚かへん、そのくらいええと思うんや」と締めてもらいました。

状態が良いからと言って必ず勝てるとは限らない競馬。
けど自分の目でも調教師の目でもこれだけ「良い」ってことなんですから、大波乱を演出する可能性は十分ありそうですよ。

これであかんかったら

2009-11-12 | Weblog
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いつものように橋口厩舎で先週の回顧と今週の好走確率を聞いている時でした。
フライングブイの次走を「11.29の京都芝1800mを小牧で」と先生が話したのでアレ?となりました。

なぜならそのレースはてっきりシャイニーナイトを使うと思っていたからです。
なので「シャイニーナイトはどこを使うんですか?」と質問すると11.22の京都芝1600mとの返答。
そしてジョッキーはルメール騎手ときたではありませんか!

「次は穴あけるからな」とは先生。
馬券的に儲かることも大切ですが、橋口厩舎ではイチオシのPOG推奨馬だけにせめて未勝利で終わらないで欲しい。
そんな思いがあるだけに、今回のルメール起用は大賛成です。

ちなみに先週新馬に使ったキタサンボルケーノは「脚元が不安だったからダートに使ったけど、砂を被って全然競馬にならなかった。今は脚も大丈夫だから次は芝で」ということで11.28の京都芝1600mを使うことになります。

そしてファンタジーSで惨敗したカレンナホホエミですが「ジョッキーは直線に向いてやめていたと話してる」とのことですが、このあたりの気難しさが攻めでも走らないところなんでしょうか?
既報されている福島2歳Sは母も勝ったレースですから、そこで見事に復活してほしいですね。

大盛況のポリ

2009-11-11 | Weblog
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今朝の栗東は前夜からの大雨が引き続き降り続いている状況。
そんなこともあって、どの陣営もここぞとばかりにポリトラックで追い切りを行う馬が続出しました。

いつもは坂路で追い切られる橋口厩舎ですが、今朝は一頭も坂路で追い切っていないはず。
すべてポリトラック馬場に出て追い切りを消化していました。

聞くところによると、この状況には調教スタンドも大慌てだった様子。
ですから一人で作業している僕はもっと大慌ての状況でした。

しかしいつも通り「あれとって」「これとって」の状況は変わらないわけで、さすがに今日は少ししんどさを感じてしまいました。

そして調教もようやく疎らになってきた頃、安田隆行調教師が「おはようございます」。

個人的にはトランセンド勝負だったので、こちらについて真っ先に聞くと「やっぱり疲労が抜け切っていないみたいです。JCDは賞金不足だし、思い切って放牧してゆったり休養して年明けから始動します」とのこと。

しかし先生が僕に話したかったのは「正直負けたくない」と話していたレディルージュのことでした。
ちょっとここには書けない暴走気味の言葉も出ただけに、どうしても勝ちたかったんだなあというのは伝わってきました。ちなみに次走は京阪杯です。

そこから今週の話になってダッシャーゴーゴー。
「正直具合が良すぎます」とのことで、今朝の追い切りも抜群だった様子。
ここ3週勝ち鞍がない厩舎だけに、今週はこの馬でひとつと考えているようです。

最後に阪神JFを目指すシンメイフジ。
「思ってた以上に良くなって帰ってきました」ということで成長が著しいのでしょう。
「今朝の重い坂路でも全くノメルことなく駆け上がってきましたから、パワーも相当ついていますよ」ととにかく笑顔でした。

JC戦線異状アリ?

2009-11-06 | Weblog
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「リーチザクラウンがJCに出走できないかも」

そう聞いたのは昨日の橋口厩舎でのこと。
もちろん出走できない理由は馬自身の問題ではなく、賞金面でのことです。
この馬が出走できないなら、イコピコなんか論外?と思っていたんですが、このことを西園調教師に伝えると「大丈夫やろ」と気にしていませんでした。

実際のところはどうなんでしょう?
アンライバルドは完全に行かないと聞きましたが、結構行くつもりの馬が多いようですね。
池江パパもフォゲッタブルをできることなら出走と考えているようですが、こちらはイコピコよりも賞金は下ですから、どうも難しそう。

フタをあければ、みんな出れた、ってことになるのかも知れませんが、いまのところはみんなヤキモキしている状態です。

次は距離延長

2009-11-05 | Weblog
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見せ場のあった初戦に比べて、スタートこそ良かったものの、まったく見せ場がない競馬に終わった先週のシャイニーナイト。
やっぱり距離なのかなあと思っていましたが、橋口先生からは「ソエが出てたみたい」と主たる敗因を教えてもらいました。

「歩様は全く問題ないんだけど、触ると痛がる」とのことで、これが原因で全く走らなかったのではないかと考えられます。
しかし昨日も坂路で乗られており、治療しながらも休めず調教中。

注目の次走ですが「3週くらい空けて」ということですから、有力なのは5回京都の最終週。
距離はもちろん「最低でもマイル以上で」ということで、11.29の京都芝1800mあたりになるでしょうね。

なお無事勝ち上がったカスクドールは11.29の白菊賞。
鞍上は武豊騎手が京都不在のため、小牧太騎手の予定です。