井内利彰

競馬に携わってます

激戦を予想

2010-06-30 | Weblog
画像は写真撮影にサービス満点の笑顔で応えたくれたダンテスク担当の野口助手。
馬は「なんや?」みたいな顔をしていますが、ビビリなところがあっただけに、このようなとぼけた顔をできるのも成長の証かな?と思ったりします。

さてそのダンテスクが出走を予定しているのが来週の阪神芝1800m。
ここにはエイシンモンジューをはじめ、すでに好時計を出している馬がたくさん出走を予定しており、激戦必至です。

今朝の動きでその中心を形成することになりそうなのがアルゴリズム。
追い切りは坂路で福永祐一騎手が跨りましたが、時計以上の動きだったようです。

ホーマンフリップの時のように、わざわざその内容を伝えに来てくださったのが安田先生。
あまり時間がなかったため、もっと細かなところまでは聞けませんでしたが、その表情から走るのは間違いないと確信できました。

何度も言っていることですが、このレースは勝った馬だけでなく、負けた馬でも重賞を勝つことができると思っています。

これは現地で見るしかありませんね。

良くなってます

2010-06-25 | Weblog
この画像は昨日の午後、橋口調教師と一緒にグリーンウッドへ視察に行った際に撮影させてもらったカレンナホホエミの立ち写真です。

馬が出てきた瞬間に「えらい良くなったなあ」と感心していたんですが、先生も「暑い時期がいいのかな?見違えったね」と称賛。
来週には栗東へ入厩、7.24の北九州短距離Sで復帰予定ですが、これまでの着順は度外視した方がいいと思いますよ。

グリーンウッドへはカレンナホホエミだけを見に行ったわけではありません。
僕的にはPOG公開ドラフトで1位指名したリフトザウイングスが主目的。

同じくグリーンウッドに入厩している母サファイヤコーストも見て来ましたので、その様子は競馬総合チャンネル「今週の調教Gメン」の来週コラムにて画像付きで紹介したいと思います。
指名された方はぜひお楽しみに。

さて今朝のトレセンでの2歳馬情報を短くまとめて。

ここまで2度のゲート試験に落ちていたリベルタスが今日は合格。
実はその様子を見ることができなかったので、どんな感じだったかを書くことはできませんが、とりあえず良かったですね。

昨日お伝えしたオペラモーヴは大山ヒルズへの放牧が決定。
中竹師の話では「新潟あたりで使えるかも」というくらいですから、ひと息入れる程度の休養と考えておきましょう。

そんな中竹師が「これいいわ」というのがニシノフウウンジ。
今朝はゲート試験ですが、角田助手が「1本目にしては速すぎる」と驚いたとのこと。

先生にオペラモーヴが使わなくなった来週の芝1200mがメンバー手薄と伝えると「ゲート試験が木曜やったら、日曜と水曜に速いところをやって使えたのに」と悔しがっていましたから、それだけ仕上がりがいいみたいですよ。

ダンテスクです

2010-06-24 | Weblog
先週、初めての本格的追い切りでいい動きを見せたダンテスク。
担当する野口助手もご機嫌な新馬で、当ブログに掲載しようと思っていました。

しかし何事もじっくり構えることが必要。
野口さんと「今週も動いたら」ということでブログ掲載は延期していました。

そして今朝。佐藤哲Jが跨ってDPでの併せ馬。
3頭併せの真ん中に入って迎えた直線は1頭だけ持ったままの手応え。
それで11.7秒で上がってきたんですから、掲載しないわけにはいきません。

洗い場での様子を見ていると、まだまだ精神面での成長が必要でしょうが、走る脚は持っているはず。

予定は現2歳世代でも激戦になるだろう阪神4週目の芝1800m。
ここで見せ場ある走りを見せてくれれば、本当に来年が楽しみになるはずです。

あとはお知らせを少々。

POGイチオシだったオペラモーヴは再入厩後に骨膜が出て放牧。
中竹調教師から「ごめんね」とコメントを頂きましたが、これは症状が軽いからこそ。
帰厩してから再度期待させてもらいます。

そして今朝はDPで橋口2歳勢が続々と追い切り。
なかでも目立ったのはダーズンローズ。
軽い走りで追ってからも味がありそうな走りを見せてくれており、POG公開ドラフトで指名できなかった悔しさはありますが、10傑に入れて正解だったと思います。

デビューは4週目芝1400mですから、それまでにエンジンは温まるでしょうね。

今週も不合格

2010-06-18 | Weblog
今週は福永祐一騎手を背にゲート練習をしていたリベルタス。

試験も同騎手で受けたのですが、1度目の出からどうも怪しい雰囲気。
ただこの程度なら2度目にしっかり出れば大丈夫という感じでした。

ところが2度目の出も今ひとつ、そしてダッシュも不足。
別に競馬に行ってなにか問題のありそうな素振りは一切ないのですが。

基準の緩い時期であれば、きっと合格していたと思いますが、今時期はちょっと厳しいんでしょうね。今朝もゲート試験は不合格でした。

しかしゲートから3Fほど追われてもケロっとしているのがこの馬。
やっぱり大物っぽいところはありますが、とにもかくにもゲートは受かりません。

さていよいよ明日から新馬戦。
そんなわけで、netkeibaで指名予定の10傑を挙げておきましょう。

・リフトザウイングス
・ホーマンフリップ
・エイシンモンジュー
・エイシンオスマン

ここまで4頭はあっさり決まりました。
問題はここから先。

・ダーズンローズ
・トツゼンノハピネス
・アルゴリズム
・コティリオン

このあたりは公開ドラフトでは全く指名する気配もなかった馬。
しかしここ最近で指名するしかない気持ちになってしまいました。

残りがあと2枠ですよね。

・ソーラーセイル
・オペラモーヴ

実はオペラモーヴ、指名するのを忘れかけていました。
しばらく姿を見ていないとこんなことになってしまうんですね。

そしてやっぱりソーラーセイルは譲ることができないディープインパクト産駒でした。

想像以上の仕上がり

2010-06-17 | Weblog
タイトルのような言葉が適切なのが、画像のエイシンモンジュー。

まだ入厩して、そんなに日が経ったわけではありませんが、今週水曜の追い切りが坂路4F52.6秒。
今週の競馬を使おうという馬でもこんな時計を出していないのに、軽い感じでこれですから、スピードの絶対値が違うのでしょう。

この馬の存在を知ったのは、公開ドラフトの前でしたが、入厩するまではモンジュー産駒ということで調教師も半信半疑でした。
ところが普通キャンターを乗った時点で「これは違う」と大絶賛。そこから今週の時計を出すまではそう遠くありませんでした。

これは10傑に入れるしかないでしょうね。

あと今週の火曜日に音無調教師から「リンカーンそっくり」と聞いていたレールスプリッター。
馬体のつくりや顔なんかそっくりらしいんですが、「すごく大人しい」ところは煩かった父とは正反対だとか。

これをどう判断するかですが、馬の雰囲気はすごく良かったですよ。

そろそろ最終決断

2010-06-16 | Weblog
画像は左回りの15日(火)にCWでキャンターを乗ったヴェイロンの様子。

そう、今週末からいよいよ2歳新馬戦がスタートします。

つまりほとんどのPOGでは今週末にはドラフト会議が終了しているわけです。

その最終決断にもなりえるのが、今週の追い切りです。

ヴェイロンはCWで追われて遅れてしまったものの、6F80.5秒という数字は古馬でもなかなか見られないもの。
直線での走りを見るかぎり、下地が芝であれば、もっと走れそうな印象があるだけに、遅れたことよりも、食い下がろうとした闘争心を評価したいと思います。

エイシンオスマンは芝で併せ馬。
こちらは少々物足りない印象も残りましたが、時計的には十分ですし、今週末の激戦マイルも制してくれるはずです。

他にもいろいろ気になる馬はいますが、最終的に金曜あたりにはnetkeibaのPOGで指名する予定の10頭のラインナップを掲載したいと思います。

ゲートは不合格

2010-06-12 | Weblog
画像手前の緑ゼッケンがリベルタス。

昨日11日にゲート試験を受けましたが、出遅れ、ダッシュ不良ということで不合格。

確かに速くはありませんでしたが、一緒に受けた白井厩舎2歳が速すぎた感じもあります。

入りは悪くないので、来週には合格するでしょう。

来週から新馬戦

2010-06-11 | Weblog
画像左は友道厩舎の即戦力クローバーリーフの登坂ですが、当初はこの馬も指名する気満々で、POG公開ドラフトでは指名させてもらいましたが、取材を重ねていると、どんどこ指名してくなる馬が増えてきました。

その筆頭が「抜けてイイ」と西園調教師が語るエイシンモンジュー。
「動かすまでは自信がなかったけど、追い切りを見て確信できた。POGでもオススメ」と2歳に関してここまで強気にコメントすることが少ない先生が言うんですから、指名枠を空けるしかなさそうです。

また今日、芝コースに入れたのがソーラーセイル。
ディープインパクト産駒ですが、個人的には話題のシュプリームギフトよりもこちらのフットワークが好き。

今週のCWでもディープっぽいフットワークを見せていましたが、芝だとよりその感じが深まりました(ディープだけに)。

ただ乗り手の話では「まだ素軽さがない」とのことで、良い言葉は返ってきませんでした。
でも逆にその方がこれからのノビしろが楽しみ。


キミニアエタキセキ

2010-06-10 | Weblog
今日は木曜なので、橋口調教師にいろいろと2歳話を聞きました。

本当は火曜の坂路小屋で聞く予定だったのですが、牧場に行っていたということで先生に会えませんでした。

しかしその分聞けるのが牧場にいる馬たちの動向です。

もちろん一番聞きたかったのは公開ドラフトでも1位指名したリフトザウイングス。

でも聞く必要はありませんでした。
なぜならすでにグリーンウッドへ移動しているからです。

なんとも早い時期の移動ですが「10月、11月に使うつもりで8月下旬に連れてくると、暑い時期の移動になるし、もしゲートで手間取ったりしたら、12月のデビューなんてこともあるから早めに使える馬は使うことにした」と理由を説明。

もちろん大物ではなくなったから早く移動するわけではないことをご了解ください。
常々、この馬の話をするとダービーの話題も出てくるくらいですから。

順調に行けば、7月中旬から下旬には栗東へ入厩することになりそうです。

そして画像はキミニアエタキセキ。

公開ドラフトでは指名しませんでしたが、これもいいみたいですね。
カレンナホホエミ以上の活躍が約束されている?ようですよ。

それにしても来週の新馬戦までにnetkeibaで選ぶ10頭を決められるかどうかが心配になってきました。

決められません

2010-06-09 | Weblog
画像は左、大久保助手が跨るのは昨日撮影したチアフルアイズの登坂の様子。

そのチアフルアイズが今朝DPで併せ馬を行った相手がシュプリームギフトです。

チアフルアイズがかなり先行して、それをシュプリームギフトが追いつく流れ。

ペースは半マイルを過ぎて一気に上がりましたが「新馬戦って前半スローで、後半一気にペースが上がるでしょ。そのイメージで」とは大久保助手。

ペースが上がった一瞬は離されかけたシュプリームでしたが、少しアクセルを踏むと前を捕まえに行く雰囲気が出てきました。

そして直線で馬体を併せましたが、カーブで脚を使った分、脚色はチアフルが優勢にも見えました。
それでもシュプリームも決して一杯な感じはなく、非常に効果的な併せ馬になったのではないかと思います。

この動きを見せられては、エイシンオスマンを即戦力に指名した僕としてはちょっとビビリモード。

それにしてもシュプリームギフトは本当に注目度が大。
今週のサタうま!でも紹介されるようですし(撮影風景を見せていただきました)、応援したいところですね。