井内利彰

競馬に携わってます

やっぱり指名しておくべきでした

2011-06-30 | Weblog
画像は小牧太騎手が跨るクラレント。
先週の追い切り以降、ちょっとテンションが高くなってきた印象もありますが、このくらいの気合乗りは当然かも知れませんね。

火曜日に橋口先生に会えなかったので、あらためて今朝、クラレントの印象を聞いてみることに。
「度胸はあるし、素直な性格。今週の追い切りも持ったままだったし、ひと追いごとに良くなっていってる。それもこちらが想像している以上にね」と褒める言葉しか出てきません。

先生が前向きな言葉が多いのは確かですが、攻め馬を重ねていく段階でこれだけ褒めるのはよほどのこと。
やっぱりこの馬を公開ドラフトで指名しておくべきでしたね。

同じノースヒルズ系統で母ファレノプシスの話題。

今朝はゲート試験を受けたようですが「合格したよ」と中竹先生。
今後については「ひとまず追い切りをやってみてから決めるよ。本当は6月生まれだから、ゆっくりやっていきたいんだけど、順調なら無理にペースを落とすこともないからね」と慎重に進めているけど、馬が素直であれよあれよで進んでいる感じです。

栗東2歳馬ニュース110629

2011-06-29 | Weblog
画像は先週ちょこっと紹介した母ファレノプシス。
騎乗しているのは中竹調教師です。

先生にその乗り味を聞いてみたところ「やっぱりいい背中してるわ。牝馬ではトップクラスやね」とやはり絶賛。
その言葉に「POG的にこっちでしたかねえ」と聞くと「牡馬なら母ミスフーバフーバだよ」と聞いて安心できました。

さて今朝は新馬の追い切りもじっくり見ましたが、その中で気になったのは西園厩舎の3頭併せ。

最内にマイネマキアージュ、真ん中エーシンスピーダー、大外はマイネルアルティマ。
マキは酒井ジョッキーだったので、これ一番手応えよく動くかと思いましたが、手応え的にはアルティマが先着に見えたくらい。
西園先生も「動くと思ったから外を回るように指示していたけど、やっぱり動くな」と納得。

ただ問題はスピーダーがかなり遅れてしまったこと。
これには先生も「う~ん」と言葉が出ない感じでした。

まだ本格的な追い切りは初めてなだけにこれからかも知れませんが…。

これがドライチ

2011-06-28 | Weblog
画像は先週入厩したクランモンタナ(左)、競馬王POG公開ドラフト1位指名馬です。
ちなみに右は音無先生が「産まれてすぐに預からせてほしいとお願いした」というフォルトファーレン。

運動では思っていたよりもテンションが高かったんですが、母エアトゥーレですもんね。
これくらいは普通なのかも知れません。

先週はクラヴェジーナがゲート試験に落ちているので、そのあたりを含めて先生にいろいろ聞いてみたかったんですが、牧場視察で会えず。
どこかのタイミングで先生から話が聞けたら、じっくり報告したいと思います。

阪神1400速報

2011-06-26 | Weblog
画像が今日の阪神新馬戦を勝ったニンジャ。

パドックでは周回途中から少し厩務員に甘えるような仕草も見せていましたが、煩いところも見せず、初めてにしては合格点。
また人気を集めたエーシンエムディーも思った以上に落ち着いていたので、上位人気がきっちり結果を出す雰囲気のパドックでした。

レースは人気2頭が並走して流れを引っ張るのを見てニンジャ。
直線は「脚色が違うな」という感じでしっかり伸びましたが、抜け出してからは少し内にモタれて逆手前に。
それでも力強い走りは変わりなく、強いレース内容だったと思います。

2着ピエナアプローズは脚色こそ衰えていないものの、勝ち馬の瞬発力にやられた感じ。

エーシンエムディーは正直、もう少し伸びて欲しかったんですが…。
このあたりは大久保先生に後日聞いてみることにします。



額に手裏剣が入ったメンコのニンジャ。
ちょっと人気が出るかも知れません。

栗東2歳馬ニュース110624

2011-06-24 | Weblog
画像の左が今朝のゲート試験に合格したエーシンスピーダー。
確か競馬王POG公開ドラフトで吉田記者が指名した馬ですよね。

僕的にはGiant's Causewayが引っ掛かって指名しませんでしたが、思っていたような重さはなく、素軽い動き。
ゲートに受かればデビュー戦がすぐに決まる西園厩舎ですが「下(トラック)でも追い切りたいし、2週しっかりと追い切ってから番組を決めたい」と先生。
トラックで動ければ、それこそサダムパテック級の活躍になるかも知れませんね。

ゲート試験ネタでもう一発。
リアルオーナーで2口持たせてもらっているアンビータブルが北村友騎手が騎乗してゲート試験に合格。
ラップは13.6~12.9~13.4秒と決して速くありませんが、ゲートの出は優でしたし、押さないでこの時計なら上等。
向正面の走りを見ていると、わくわくしてきただけに、やっぱりリアルに持つと楽しいですね。

馬体も入厩当初に比べると絞れてきていますし、これから追い切りをやっていって期待ですね。

ちなみに一緒に試験を受けたビキニブロンドは不合格。
ちょっと出が悪かったので仕方ないでしょう。
先生に母モンローブロンドのデビュー前の話を聞いてみると「新馬戦はレコード勝ちでしたが、追い切りではそんなに動いていなかったんですよ。そういうところは似ていますね。この馬も進めていって徐々に良くなってくる感じでしょう。期待の大きな馬ですから、万全の状態でデビューさせたいですね」ということなので、デビューはちょっと先になりそうです。

最後に入厩情報として中竹厩舎の母ファレノプシス。
馬場に入っていく様子を確認していたので、先生に入厩したんですね?と聞いてみると「体高は低いけど、幅のあるコロンとした馬。スピードはありそうだよ」とのこと。

僕の感想は毛色はバリバリのタキオン産駒ですが、雰囲気は母っぽい感じといったところです。

今週も速報します

2011-06-23 | Weblog
まず画像はクラヴェジーナ。
少し元気のなさそうな表情を撮影してしまいましたが、いつも元気に坂路を駆け上がっていますよ。

さて今週の阪神芝1400m新馬戦は2週連続新馬勝ちを狙っていた佐々木厩舎のモンサンミーティアが調教中に骨折してしまい戦線離脱。
頭数も少し寂しくなりましたが、エーシンエムディーを筆頭に今朝の坂路で動いたニンジャなど、粒は揃った感じ。
当日はマイル戦のように速報してみたいと思っています。

そんなわけで、今週も日曜は阪神競馬場にいますので、見掛けられた方はぜひ声を掛けてください。
名刺をお渡しさせていただきたいと思いますので。

栗東2歳馬ニュース110622

2011-06-22 | Weblog
画像は名前がやけに野性的なゴリラ。

今年の須貝尚厩舎のラインナップは今週のピエナを筆頭にかなりレベルの高そうな印象を受けていますが、この馬もそのうちの一頭。
馬の様子を見た先生は「もっと体を逞しくしていくために食わし込まないと」と今後のステップアップのための方針を教えてくれました。

まだ具体的なデビュー戦は決まっていませんが、半姉スカイノダンのジャスタウェイともども今後が決まり次第、ここでお知らせできればと思っています。

あとは今朝、中竹先生から聞けたのはアシュヴィン、ルリシュブールの2頭。
前者は攻めの動きが少し物足りないところもあるだけに、当初予定されていた7.3京都芝1800mは使うかどうか思案中。
後者は「うちの追い切る時間帯でこの時計ならいいっしょ」と先生は好感触。こちらは予定通り7.2京都芝1200mにデビューすることになりそうです。

栗東2歳馬ニュース110621

2011-06-21 | Weblog
画像は何度となくここで取り上げている左コーダリー、右クラレントです。

いよいよ初陣が決まったようで、コーダリーは7.10京都芝1400mを武豊騎手、クラレントは7.16京都芝1400mを小牧太騎手で予定されています。
コーダリーは入厩当初から目立っていた煩さが少しは落ち着いたように思えますが、それ以上にぐんぐん良く見せているのがクラレント。

ダンスっぽい遅いイメージはなくて、体は大きく見せるし、スピードがありそうといった本当に大物タイプ。
それだけに1400mデビューに疑問を感じましたが「1800mは初日以外に小倉までないし、1400mに対応するスピードがないわけない」と先生。
仮に適性距離でなかったとしても、楽にクリアしてくれるようなポテンシャルの高さを見せてほしいですね。

今朝は須貝先生がいたので、ゴールドシップについて質問。
「来週の火曜に函館へ移動して芝1800mに使うわ」とのことなので、7.9にはターフでその姿を見ていただけるでしょう。
やっぱり先生の感触はいいようなので、POGで指名しとくべきだったかもという多少の後悔は残ります。

阪神マイル速報

2011-06-19 | Weblog
つい先ほど終了した阪神芝1600mの速報です。
というよりもダローネガの勝利報告になりました。

まずパドックを見た時の印象。
1番人気ディアデラバンデラは思ったより落ち着きがありましたが、なんだか集中し切れていない周回。
初めての場所ですから当然なのですが、断然人気という点を考えれば「どうなんだろう」という感じ。
また体もトレセンで見た時と変わりなく細かったので、馬体的な次走への上積みは微妙に思います。

結果的に1着、2着したダイワメジャー産駒はともに体はスッキリ。
特にダローネガは入厩した当初の「メジャーっぽい」ボリュームがいい感じに研ぎ澄まされていました。

最後の直線でなんとか凌いだところは「交わされたと思ったけど、また伸びたもんな」と佐々木先生も満面の笑みでした。

ちなみに注目していたマイネルアクロスは少し太く映ったので、これを使った上積みはありそうです。
攻めで気になっていたスペリオビーンは3着争いでしっかり伸びていたように、追われて使われて良さそうです。

そしてなにより驚いたのはダローネガが勝った後の北岑厩務員。
「喜びを爆発させる」という言葉はこの人のためにあるんじゃないかと思いました。
周りにいた厩務員もその様子を見守ることしかできないという、今までに目にしたことのないような光景でした。



この画像はその後の様子。
表情が少し硬直しているように見えると思いますが、やっと落ち着いたところなんです(笑)

とにもかくにも新馬勝ち、お見事です。

最終的にこの10頭

2011-06-17 | Weblog
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明日から新馬戦が始まるということで、各所POGはすでにドラフトも終わっているかも知れません。
私が参加するのはnetkeibaのPOG大会のみですが、そこで指名する10頭を列記しておきましょう。

クランモンタナ

アドマイヤバラード

母ラグレスロマニー

母ミスフーバフーバ

母レディミューズ

ハギノタイクーン

ワンサイドゲーム

タイセイシュバリエ

クラヴェジーナ

クラレント

基本的に競馬王POG公開ドラフトで指名した馬ですが、下位2頭を入れ替えました。
すでに入厩していて、どうしても加えておかないと…、と感じる2頭ですね。

やっぱり注目は「クラ三銃士」でしょう。
この3頭がすべて重賞勝ちしてくれれば、言うことはありません。