井内利彰

競馬に携わってます

来週は2歳S

2008-08-30 | Weblog
いよいよ来週は新潟、小倉の2歳S。

POG取材中には「あの馬もこの馬も」
なんて思っていましたが、結局順調に勝ち上がって出走してくれそうなのは新潟2歳Sのバンガロールくらい。
って思っていましたが、先週の西園2騎がどうやら参戦しそう。

ドリームシグナルは柴山騎手で新潟へ。
エイシンタイガーは新潟小倉のどちらとも決めず、一応出走する予定。
もしここを出走しないようなら野路菊orききょうになりそうです。

いつもお伝えしていた「速報!調教Gメン」の購入馬券ですが、公開内容が来週から変更になるので、今週でひとまず終了。
有終の美を飾れれば。

札幌9 単勝1000
新潟11 単勝500 複勝1000
小倉10 単勝1000

今週の取材

2008-08-29 | Weblog
今朝金曜までの取材の感触から手応えある馬をコンパクトにまとめてみました。

まず木曜の橋口調教師からは「滞在させて間違いなく10キロは増えているはず。連勝を期待している」というツルマルオジョウ(土札幌12)。

続く金曜は庄野調教師が熱く語ってくれました。

「以前は体質が弱くて調教をやり過ぎるとそれで終わっていたけど、今はビシビシ攻めることができる。馬は変わってるよ」というダイシンオレンジ(日小倉7)と「前走は3角で最後方まで下がる不利。岩田君も相当走るって言ってくれてるし僕の中ではこのレースの1番人気」と自信漲るネヴァーロック(日小倉8)。

マックスバリハイ(土新潟7)、ホッカイシーラ(日小倉6)もいいところ。

最後は「入ると思わんかったけど、メンバー次第ではええんちゃう」と白井調教師を札幌入りさせたケイアイプラウド(土札幌9)。

そしていつも金曜に掲載していた調教タイプの重賞データですが、こちらは来週から金曜更新に移動する「速報調教Gメン」として競馬総合チャンネルで掲載することになりました。

よって今週がブログアップでの最後となります。

キーンランドC
☆併せ先着は重要な好走ファクター☆

【過去の調教タイプ】
◇2006年
1着チアフルスマイル
└標準トラック 4人
2着シーイズトウショウ
└馬ナリ平均トラック 1人
3着ビーナスライン
└標準トラック 2人

◇2007年
1着クーヴェルチュール
└軽目トラック 4人
2着アグネスラズベリ
└標準トラック 2人
3着ワイルドシャウト
└標準多め坂路 3人

【過去からの考察】
 昨年は軽目トラックが勝っているレースではありますが、基本的には標準程度の運動量が必要なレースと言えます。また今年の1回札幌芝1200mでも標準トラックが好走している点から、軽目や標準少めは調教適性が低いでしょう。

【このデータに注目!!】
・最終追い切り併せ馬先着
[3-3-1-6]

 今年の1回札幌芝1200mに限ったデータですが、最終追い切りでどんな相手だろうと併せ馬で先着してレースに出走した馬の複勝率は約54%と信頼度抜群。単複の回収率も109%と馬券的妙味も十分です。

 札幌、函館の小回り馬場で追い切られて併せ馬で先着している馬は勝負どころで仕掛けられてからの反応が素早いということ。それがレースでも十分に活かされているからこそ、先着した馬が好走できるのだと思います。

 このデータを更に厳選すれば3頭の1着馬の調教タイプが標準トラックもしくは標準多めトラック。運動量が多いタイプになるので、本命馬は標準トラックの併せ先着から探すことになりそうです。

☆データ該当馬
6.ルルパンブルー
8.コパノフウジン
10.ゴスホークケン
12.トウショウカレッジ
14.プレミアムボックス
16.ピンクカメオ

【今年の調教タイプ】
1.キングストレイル
 馬ナリ平均トラック

2.キンシャサノキセキ
 標準トラック

3.シンボリグラン
 標準トラック

4.アイルラヴァゲイン
 標準併用
5.タニノマティーニ
 標準トラック

6.ルルパンブルー
 急仕上げトラック

7.ウエスタンビーナス
 標準少めトラック

8.コパノフウジン
 馬ナリ平均トラック

9.マヤノツルギ
 標準トラック

10.ゴスホークケン
 標準トラック

11.サンダルフォン
 急仕上げトラック

12.トウショウカレッジ
 標準トラック

13.ビービーガルダン
 馬ナリ平均トラック

14.プレミアムボックス
 標準トラック

15.ペールギュント
 標準坂路主体

16.ピンクカメオ
 標準トラック

アディアフォーン 近況

2008-08-28 | Weblog
7.13の新馬戦2着。
その後すぐに大山ヒルズに放牧に出たアディアフォーンですが、当時の新馬戦3着馬、4着馬が未勝利を勝ち上がったところで近況を報告したいと思います。

「新馬戦を見た時に将来性を感じたから」ということで即放牧。
「わざわざ夏の暑い時期に走らせるような馬じゃない。目先の1勝を狙うような馬じゃないんだから。むこうでも順調だったよ」と橋口調教師。
帰栗は8.29。復帰戦は2週目の阪神芝1400mを武豊騎手で予定。

「まあ、今度が新馬戦みたいなもんだけどあっさり結果を出してくれるわ」ということですから、どれだけの走りを見せてくれるか、本当に楽しみな一戦です。

ちなみに今週末は札幌で競馬にならなかったクラウンプリンセスの全弟リーチザクラウン、父ジャンポケのジャングルケイが入厩してきます。
「クラウンプリンセスは馬体の小さくて出世が遅れているけど、弟は530キロ近い体があるし、クラシックで活躍できる」と期待度は大。

今朝の動き

2008-08-27 | Weblog
人気なので書くまでもないんですが、あまりにも絶好調なので取り上げたいのはテイエムアンコール。
調教に乗っている人の話を聞くと「重たい」のひと言にまとめることができる馬場で14秒台のラップを踏みながら、ラスト1Fは12秒0。全体は81秒6。
これだけしっかりした動きをされては逆らえません。

逆に好時計も信頼度が低いのはダイシングロウ。
6F83秒7でラスト1F12秒1で伸びも鋭く見えましたが、かなり内を回っての時計。
好調なのは間違いありませんが、前走以上の期待はどうかと思います。

それなら2歳未勝利のマルセイユシチー。
今までならこんな重い馬場ではからっきし走れなかったんですが、今朝は外にハリケンアスリートを置いて、馬なりで先着。
時計は平凡ですが、アグネスタキオン産駒らしい、しっかりしたストライドで走れていたのが印象的。

最後はニシノヴァネッサ。
前走は坂路で追い切りましたが、今回はBコース。
「パワーはあるけどスタミナがないから」と担当の森助手はBコースで追った理由を説明してくれましたが、テンから飛ばして6F78秒2、終い11秒8なら文句ない動き。
前走の好走で人気してしまうと思いますが、これも逆らえそうにありません。

札幌記念

2008-08-24 | Weblog
発走1時間前ではありますが、調教チャートの形があまりにキレイなので掲載しておくことにします。

中3週、芝2000mで調教タイプは一杯平均トラック。
ここまで同じで調教チャートはひとまわりの強化ですから、重賞でも負けないはずです。

土曜は意気消沈

2008-08-23 | Weblog
先週までの勢いはどこへやら。
土曜日はカスリもしない馬券道でした。
それでもしゃあない日曜日は大丈夫っていう自信が心のどこかにあります。
これが3連単の威力、そんな風に考えてます。

速報!の資金配分です。

札幌9 単1000
札幌8 単1000
小倉9 単500 複1000

大穴は小倉9。
一気の逃げ切りを期待しています。

強いで、新潟2歳

2008-08-22 | Weblog
木曜までは小倉2歳Sへの参戦を表明していたカヴァリエですが、今朝、池江先生に話を聞くと
「サクラバクシンオーでも距離は問題ないし、引っ掛かるような馬じゃないから。先々を考えたら1200よりも1600の方が魅力やし、そういうことで新潟にした」
ということでした。

「この馬は自分から前向きに走る馬じゃなくて、鞍上の指示のままに動ける馬。自転車みたいなもんや。自転車は自分が進みたい時にこいで、止まりたい時はこがないやろ。こいだらこいだだけ進むし、融通が利くんや」

と例えてくれた先生に目を輝かせながら話しに聞き惚れると、
「乗ってたからな。こんな感覚が話せるんかもな」
と満面の笑みを浮かべてくれました。

新潟外まわりに標準多め併用あたりで出走してくれば、チャリンコパワー全開の末脚が見られることでしょう。

ちなみに鞍上は藤岡佑介。
「この馬のためならどこでも行きます」だそうです。

さて今日も札幌記念の調教タイプの重賞データ。
再来週からはコンテンツでの提供となります。
また詳細が決まりましたらご報告します。

【クイーンSの調教タイプ】
2005年
①ヘヴンリーロマンス 乗込トラック 9人
②ファストタテヤマ 馬ナリ平均トラック 12人
③コイントス 軽目トラック 13人

2006年
①アドマイヤムーン 標準少めトラック 1人
②レクレドール 馬ナリ平均トラック 9人
③マチカネキララ 乗込併用 2人

2007年
①フサイチパンドラ 急仕上げトラック 5人
②アグネスアーク 標準トラック 12人
③サクラメガワンダー 標準トラック 3人

【過去からの考察】
2005年はレース直前の大雨で大波乱、2007年はインフルエンザで開催日繰り下がりと過去3年に絞ると、サンプルとしてはややイレギュラーなことが起こっています。
それだけに過去に好走した調教タイプから的を絞ることはやや難しいレースと言えるかも知れません。

【このデータに注目!!】
『中10週以上の軽目トラック』(1.1.1.0)

過去5年という範囲に広げてみると、意外なデータが浮き上がってきました。
今年の札幌芝は「今週の調教Gメン」でも書いたように一杯平均トラックが好走している馬場だけに、それと正反対の調教タイプを取り上げると矛盾があると思われるかも知れません。
しかし軽目トラックという調教タイプはただ単純に調教本数が足りないというわけではなく、スピード能力が高い馬が馬なりの調教でも十分に仕上がるので軽目トラックになってしまうという場合があります。
それだけスピード能力に長けていれば、勝てないまでも複勝圏内を外すことはないというのが札幌記念というのがこのデータからの見方です。

(該当馬)
4 マツリダゴッホ

【今年の調教タイプ】
1 マイネルチャールズ 標準少めトラック
2 コンゴウリキシオー 急仕上げトラック
3 フィールドベアー  一杯平均トラック
4 マツリダゴッホ   軽目トラック
5 タスカータソルテ  標準トラック
6 アドマイヤタイトル 標準少めトラック
7 シルクフェイマス  標準坂路
8 メイショウレガーロ 標準多めトラック
9 オリエンタルロック 急仕上げトラック
10 ヴィータローザ   標準トラック
11 マンハッタンスカイ 標準トラック

最後にあしたの単勝

小倉5◎キャナレット
3連単1着固定⑧-①⑥⑪

小倉12◎タイインテンスリー
3連単1着固定⑩-②⑨⑫

今週も橋口

2008-08-21 | Weblog
「強かったねえ、安心して見ていられた」と橋口調教師が語るのはスリープレスナイトの北九州記念。
戦前から「レース内容次第ではセントウルSをスキップする可能性があるかも」と示唆していましたが、それが現実のものとなった感じです。

「中3週でのセントウルは全く問題ないけど、そのあと中2週での中山が微妙。これだけ強いって分かってるんだから、悔いを残したくない」ということで現時点ではほぼスプリンターズSへ直行することになりそうです。

こうなればセントウルはカノヤ対ダノンの一騎打ちムード。
これに竹邑厩務員が「走れるようになった」というマルカフェニックスがどれだけの食い込みを見せるか。
ちなみに春のスプリント王、ファイングレインが流動的ながら使ってくる可能性を見せていますが、調教Gメン的にはトラック調教馬なので完全な消し。

それにしてもキーンランド、セントウルの結果次第では橋口4騎が上位5番人気までを制圧してしまいそうなスプリンターズS。
もしチャンスがあれば、競馬予想TV!の特別インタビューを敢行してみたいですよね。
僕が話しを聞くだけで4頭から選ぶと、必ずハズレを引きそうな気がするので…。

さて橋口厩舎から今週のおすすめはTVQ杯のツルマルツイモツイ。
「人気はないと思うけど、前走は直線入口の肝心なところで不利。それであれだけの脚を使えるんだから1000万下での目処は立った。それで53キロなら魅力があるよ。好走確率は50%」
という先生の自信は馬券を買ってみたくなるコメントですし、実際にもう一度レースを見直していただければ、買いたくなると思います。

あとはweb競馬王のコラムに書いた札幌の2頭。
「前走は出遅れがすべて」という3歳上500万下のリリカルヴァースも好走確率は50%です。

動きの良かった馬を列挙

2008-08-20 | Weblog
DWで絶好の動きを見せたのがNSTオープンのマイネルフォーグ。
ちょっと速いかな?と思わせるラップを踏むもラストは11秒8の鋭い伸び。
馬なりで80秒7は相当スピード能力が高いということでしょう。

「牧場でも乗ってたみたやけど、今日の動きはバケモンやな」と担当の立山厩務員。
放牧明けで本数は少ない印象ですが、急仕上げトラックで谷川岳Sを勝っているだけに、本数が少ないことは気にする必要はないかも知れません。

9戦目にして、ようやく初勝利となったのがメイショウグラード。
これまで勝てなかったことが不思議なくらいでしたが、1つ勝ったことでなにかが吹っ切れた様子。
今朝のDWでの動きも目立っており、昇級初戦でも関係なしに勝ち上がってくれそう。

先々週のウォーターセレネ、先週のニシノヴァネッサと毎週のように穴馬を提供してくれる田所秀厩舎から、今週のオススメはアルディラダ。
休養明けになるので調教本数がやや少ないのは事実ですが、先週今週とBコースで鋭い動き。
メンバー次第になると思いますが、覚えておいて間違えのない一頭。

速報!の回顧

2008-08-17 | Weblog
本日も回収ゼロというひどい結果に終わってしまった速報!調教Gメンの注目馬。
反省の意味も込めて、レース直後に回顧をすることにしました。

札幌9 エフティマイア 5着

増えた馬体重は軽目トラックだったことを考えても仕方ないでしょうね。
5着に後方からのアドマイヤスペースが差してきたことを考えると、札幌芝追いの馬はやっぱりこのレースに調教適性はあると思うんですが。

小倉10 エムオーウイナー 12着

トラック軽視でクールシャローンを消したのは計算通りでしたが、肝心の◎の選択間違い。
素直にスリープレスナイトにしておくべきだったのか…。

新潟11 カゼノコウテイ 5着

上がりはメンバー3番目とはいえ34秒0ではこの馬にとって平凡。
今の新潟芝で33秒前半の末脚を使うためにはエイシンブイダンスのようにスパルタ坂路の調教タイプでないといけないのかも知れません。