まもなく9月になるというのに、一向に暑さが納まらないなか三井寺を訪ねた。
円珍の再興とされる寺院のようだが、さすが延暦寺と雌雄を争っただけの事はある。
なにもかもがとても大きい。
今回はピンポイントで観音堂。
信仰すれば、福徳、出世がかなうといわれる衆宝観音が立つ参道を行くと、観音堂へと続く石段がある。
石段には隙間無く「南無観世音菩薩」ののぼりが立つ。
石段を上りきると正面に、手水舎が見え隣に売店が・・・・
まず暑さしのぎに売店に飛び込み涼を得る。
眺めは結構なものである。観音堂横からちょっとした展望台に行けるようである。
さて、観音堂であるが、本尊は如意輪観音である。
観音堂に上がると、左右に引き戸がありお堂の中へ入ることができるが、ご本尊様は33年に一度御開帳の秘仏とのことのようである。
いつも如意輪観音様を見ると女性?を感じてしまうのは私だけだろうか。
片膝立ちのお姿はなんともお色気があるのだが・・・・・・
そうそう、数年前TVドラマは韓流ブームであったが、韓国の時代物を見ると、女性はよくこの片膝立ちの座位をしている。
仏教伝来はインド、中国となるが、韓国のこの慣習も案外関連しているのかもと思ってしまう。
もうひとつ、観音堂の天井はかなり低いものである。表から見ると白壁になっている二階部分には何があるのだろう。