源氏物語宇治十帖の最終になります。
源氏物語52帖(宇治8帖)は蜻蛉の巻きですが、この碑は意外と見つけ難いところにあります。
これまで書いているように、源氏物語の碑など宇治市では特別の整備などしていません。
普通の道端にポツンとあるだけなのです。
もう一度行けといわれると、迷うこと間違いなしです。
51帖の浮舟で、浮舟が入水したようだと噂があり、52帖ではその騒ぎの様相が描かれています。
この状況を、蜻蛉の駒札の最後に歌でかかれています。
源氏物語53帖(宇治9帖)は手習ですが、京阪宇治駅とJR宇治駅の中間くらいの位置にあります。
この碑も国道の道路脇ですから、見つけることは簡単です。
しかし、石碑と駒札だけですから感動はなしです。
この巻きでは、浮舟が横川の僧に助けられ、出家をしていく模様が描かれています。
一説には、この横川の僧は源信との話もありますが、定かではないようです。
源氏物語最終章の54帖(宇治10帖)は、夢の浮橋で宇治十帖の出発点橋姫の碑の近くにあります。
京阪宇治駅から宇治橋を渡ったふもとにあります。
紫式部を模した像がありますから分かりやすいです。
源氏物語の最後、浮舟が薫にかえした歌がこの章の内容と一致しており、私はなかなかいい感じの終わり方と感じています。
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