少し気温の上下が激しいようだが、立夏もすぎ季節としては良い時期になってきた。
週末は葵祭だが、当方は残念だがいくことかなわない。そこで今回は新緑の金戒光明寺を取り上げた。
金戒光明寺は浄土宗の宗祖法然に由来する寺院のため、そのいわれには「光」がともなう。
法然に関する逸話には、大原談義の「証拠の阿弥陀の放った光明」はじめ、粟生光明寺の紫光と「光」が多い。
金戒光明寺の由来も漏れなく、法然が金色の光を見た事によるとされているようである。
金戒光明寺は街の中の高台にあり、とても環境の良いところであり。京都に詳しい人であれば、幕末の会津藩の本陣であり、当時守護職の松平容保が新撰組を束ねた事は承知であろうと思う。
境内に入ると、とても気持ちのよい山門を構えているが、掲げられている額は後小松天皇から賜ったもののようである。
山門の奥には御影堂が建つが、拝観は浄土宗のお寺共通で無料である。御影堂からは京都の街を見おろすことができる。
天気の良いときには絶好のながめになること間違いなしである。
このお寺は街中にありながらとても静かで、心落ち着くお寺のひとつである。
このあたりが、黒谷さんと呼ばれて親しまれる所以かもしれない。
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