物好きな話でして、曜変天目茶碗を見に奈良まで出掛けてきました。
世界に三碗しかないといわれる曜変天目茶碗、勿論国宝ですが、この三碗が同時に公開される奇跡の公開などという誘い文句にうまく乗せられました。
まず初めの場所は、奈良国立博物館です。
こちらから出かけるとなると、奈良が一番立ち寄りやすい場所となります。
いつもですと、関空からJR特急のはるかで京都まででますが、今回はリムジンバスで奈良へ直行です。
奈良国立博物館では、大阪の藤田美術館所蔵の曜変天目茶碗が展示されています。
展示期間は5月9日まで。
京都では5月15日が葵祭なのですが、展示が9日までなのでやむなく日程を9日に間に合うように組みました。
奈良国立博物館着は15時過ぎでしたが、思ったほど人は多くはありませんでした。
しかし、流石に曜変天目茶碗鑑賞の通路は多くの人が並んでいましたが、展示箇所までの時間はそれほどかかりませんでした。
暗い、暗い、展示場所に茶碗の上からスポットライトを当て、文様が際立つようにされていました。
まぁ、紅葉でもライトアップをすれば綺麗に見えますから、これで綺麗に見えなければおかしいですよね。
自然光での鑑賞かと思っていましたので、ちょっとガッカリといったところです。
自然光で茶碗の模様がどのように見えるのか、これを古の茶人達はどう感じたのか、少しは雰囲気を味わえるかと思いましたが当て外れでした。
展示箇所では、立ち止まらずに鑑賞するようアナウンスされていました。
観終わっては、再度並びなおし鑑賞を・・・・
茶碗はさておき、凄かったのは快慶作の地蔵菩薩立像でした。
湖東三山西明寺にも重文の快慶作の阿弥陀三尊像がありますが、やはり快慶の感性は凄いようです。
鑑賞後は、近くの春日大社参道を散策しました。
最近は運動不足で、一気に歩数を稼ぐと後が怖いので、本殿まではお預けでした。
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