金剛輪寺は、鈴鹿山脈の中腹に建立されて云々とパンフ等に書かれている。
鈴鹿山脈というと、つい三重県から岐阜に跨る山々といった観念でいたので、湖東のこの地域で目にすると違和感があったのだが、単に私の知識不足であった。
鈴鹿山脈を調べてみると、確かに三重、岐阜、滋賀に渡る大きな山脈である。
この山脈の中腹という事からなのか、金剛輪寺の参道は半端ないものである。
まさに登山のようなものである。
参道両脇の千体地蔵に応援されながら、息も絶え絶えに歩む修行道である。
ご開帳の本尊様を眺めながら、お寺の方としばしお話をさせていただいた。
曰く、滋賀の寺院は、京都というネームバリューの影に隠れてしまい、参拝に訪れる方々が少ないとの事。
京都に劣らず、見ごたえのあるいい寺院が多いので、この現象は残念であると話されていた。
ここ最近は、滋賀の寺院を中心に回っているが、至極当然のお話と受け取った。
寺院の建築構造、建築美、歴史、仏像と本当によいものが揃っている。
本堂や堂内の作り、山の中腹にあるのも西明寺と良く似ている。
三重塔の位置が左右に異なる異なるぐらいであろうか。
境内も大変落ち着いたものであり、弁当持参で一日を過ごすのも悪くない印象である。
最もそれを意識してか、金剛輪寺の山門入り口には、しっかりとお食事処もあるが・・・
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