地底探検ミュージアム「龍Q館」Ⅰ(首都圏外郭放水路)

【ちょっと一息】

私の住んでいる綾瀬川と中川に挟まれた埼玉県東部(地図)は、昭和、平成になってからも水害に悩まされていました。
このエリアは、関東平野の中でもお皿のように土地が窪んでいることから、雨が降ると水が集まり、川に流れ込むこと、そして、急激な住宅開発で、田畑が減り、水を貯める機能が減少したことが洪水を発生させている原因です。
そこで国土交通省は、中小河川の水を江戸川に流し込む放水路を地上に作る(地上河川)ことを検討したんですが、土地の買収や街が分断されることなど困難なことばかりだったことから、国道16号の地下50mに地下放水路を建設する計画が立てられ、日本が世界に誇る最先端の土木技術を結集し、完成し、平成14年から稼動しはじめました。

それが、「首都圏外郭放水路」です。

水量が増えた大落古利根川、幸松川、倉松川、中川の水を巨大な立坑(直径30m、深さ60m、5本)から地下の水路に落とし込み、総延長6.3kmのトンネル、巨大水槽、排水する強力なポンプ(排水機)を通じて江戸川に流し込ませる、世界最大級の洪水防止施設です。

紹介ビデオを見る

水害があったことは、聞いたことがあったんです。近くの東武伊勢崎線、松原団地駅にボートがあるんです。駅周辺が完全に水没し、駅と団地間をボートで人を運んだそうです。が、もう10数年、このあたりに住んでいるんですが、このような施設があることを全く知りませんでした。

その施設を紹介する地底探検ミュージアム

「龍Q館」

が、春日部市の庄和排水機場にあり、行ってみることにしました。

続く。







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