幽霊子育飴、六道でいただく。



【ちょっと一息】

京都、六波羅蜜寺を訪れた後、付近をぶらぶら歩いていると、ちょっと怪しげな看板が目に入りました



幽霊子育飴場所は、iタウンページ!

お店に入ると、お店の女性の方がこの飴の由来を語ってくださいました

取材やらが多いようで店内には記事が掲載された雑誌などが並べられていました。



要約すると(間違っているかもしれません)

身ごもっていた女性が亡くなり、土葬された。その後、近所の飴屋さんに、夜な夜な飴を買いにくる婦人がいた。店主がその婦人の後をついていくと墓地の中に入っていった。墓地からは赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。掘り起こしてみると、お腹の赤ちゃんは飴を食べて育っていた。その婦人は亡くなった後、幽霊となって自分の子を育てていた、その後、その子は成長し、立本寺の高僧になったとのこと。

今の飴は硬いんですが、水飴だったとのこと。

幽霊子育飴を調べるなら、goo!

ということで、買って帰りました。



由来の紙が入っていましたので書き写します。

「今は昔、慶長4年京都の江村氏妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の泣き声あるをもって掘り返し見れば亡くなりし妻の産みたる児にてありき、然るに其の当時夜な夜な飴を買いに来る婦人ありて幼児掘り出されたる後は、来らざるなりと。此の児8才にて僧となり修業怠らず成長の後遂に、高名な僧になる。寛文6年3月15日68才にて遷化し給う。
 されば此の家に販ける飴を誰いうとなく幽霊子育ての飴と唱え盛んに売り弘め、果ては薬飴とまでいわるるに至る。洵に教育の上に、衛生の上に此の家の飴ほど良き料は外になしと今に及んで京の名物の名高き品となれりと云う。」

このお店のある付近は、まさに六道の辻、現世とあの世の境界。怪しげな不思議なエリアです。晴れていたのに急に曇ってきて雨が降ってきたんですよね、びっくりでした

そうそう、味は黄金糖のような感じですね。おいしかったですよ。

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