学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

2014年度チャレンジ教室4回目

2014年05月29日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)

 

昨日は4回目のチャレンジ教室でした。

 

新しくPCでの教材(天神)を導入したので

それに慣れるのに2、3回かかりました。

 

これまでは、ipad、個別指導、全体指導というような指導形態でしたが

今年はそれに加えてPCでの個別課題も加わりました。

 

6名1クラスで、

5年生1人、6年生1人、中学2年生3人、高校2年生1人と

年齢もバラつきがあり、それぞれ抱えている弱さも異なります。

小さい集団ですが、

いかに効率よく学習できるか、

それぞれの個別の目標に到達できるか、

というのは毎年頭を悩ませます。

 

ですが今年は2名の補助の学生が来てくれているので

とてもありがたいです。

 

毎回、授業プランを表にして立てています(ものすごくシンプルなモノですが)

120分のなかで、

  1. 全員で一緒にできる活動、
  2. ニーズの同じ子が一緒にする活動、
  3. 個別でする活動

 

と分けています。

それを3名の指導員でぐるぐる回す感じ・・・。

 

大きな流れとしては、

全体→個別/小グループ→休憩全体→個別/小グループ

が今のところうまく行きそうです。

 

 

 

例えば、昨日の流れをご紹介します。

 

まず最初に、全員が伸ばしていかなくてはいけない、

英語の音韻認識活動。

これは私が担当して、全員で一緒にやります。

 

その後、入ったばかりのAくんと、前回休んだBくんは、

それぞれ補助の先生についてもらいながら、

Aくんは英語の文字の音と形の練習をipadで、

Bくんはフォニックスの本の音読をします。

CくんはPCで設定された課題を始めます。

D、E、Fさんたちは、

私と、疑問詞のつく疑問文の練習。

その後、D,E,Fさんたちは、それぞれPCの課題に向かいます。

 

50分経ったらみんなで一斉に15分の休憩、

おやつ食べたりゲームをしたりして楽しく休みます。

 

後半スタートで、

AくんとBくんは、私と漢字の覚え方の活動、

Cくんは補助の先生と、国語の漢字練習、

D,E,Fさんたちは、補助の先生と英語の前置詞の練習。

 

その後、

AくんとBくんはフォニックスの音の足し算のアプリを二人で一緒に(私と)、

CくんはPCで課題の続き(補助員さんと)、

Dくんは明日のテストの対策をPCで(補助員さんと)、

Eくんはアプリで英作文の練習(私と)、

Fさんは国語の自由作文の課題(私と)、

 

 

という流れでした。

課題や活動ごとに、一緒にする生徒が異なるので

いつどこにどれを入れたらうまくまわるのか・・・。

 

こういう風に一人の先生が同時に見れる生徒の数は、

ニーズに合わせるという観点からも、

最大3名までかなと感じます。

 

スケジューリングがうまくいけば、

どの子も、無駄がない時間を過ごせると思っています。

そのためには、

いまこの子に何が必要か、ということをいつも念頭において、

どの活動をどういう風に積み上げるかの計画が欠かせません。

 

これが、個別の指導計画というものなのですが、

中長期的な計画表と、

一ヶ月、一日単位の小さな計画とあり、

ここも先生の時間があればあるほど、

丁寧な計画が立てられます。

 

授業の成功は、準備が9割、実際の指導は1割程度。

 

教員がいかに沢山の時間を準備に当てられるか、

その時間を確保することが自分にとっての課題だな、と感じています。

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿