学習障害と英語指導を考える

特別支援の視点から。
どの子もハッピーになるような指導を。

チャレンジ教室 小学生はじめての書き取りチャレンジ

2017年03月08日 | チャレンジ英語教室(読み書き困難)

今日はチャレンジ教室・・・LDのある小学生2名ですが、ずいぶん成長したなと感じました。


これまで音韻意識の操作を音節、ライム、オンセット−ライム、音素と進んできて、今日は音素の分解と、書き取りまでをやってみました。アルファベットは5月から始め、7月には一通り終わりましたが、定着までにはまだかかりそう。

音素に分ける分解活動は、CVCの単語を私が言うのを、生徒が3つの音素に分けて言います。
例:/tip/→ /t/ / i/ / p/

いくつかの単語を分解したのち、
今度は書き取りに挑戦です。教科書を使っているわけではないので、単語は適当に選びます。

まだ文字はあやふやなものがあるので、
アルファベットシートは見て良いことにしました。

単語を聞く

3つのマグネットをタッチしながら3音素を1つずつ言う

書く

です。
よくできました!


写真は、書いているところ、そして書き終わったホワイトボードをお母さんに見てもらって、「ほめほめタイム」です。(アルファベットが上手にかけたり、初めての〇〇ができたら、別室の保護者にわざわざ見せに行きます〜〜)
「小文字は書くのも絶対に嫌!って言ってたのに・・・こんなの書けて、本当にすごいねえ」「わあ、こんなのお母さんも書けないわ!」とめっちゃ褒めてくれていました。

特に母音で迷うので、母音だけは取り出して何度も練習してきましたが、このあたりは個人差が大きいなあと感じています。
また、日本語にない子音(th, l, rなど)の習得も個人差がありますね・・・発音に必要な口や舌の動きは、微細運動とも関連するようです。私は発音指導の専門家ではないので、どう指示したらうまく息が出せたり、舌が動かせたりできるのかなあ、なかなか難しいなあと感じてます。

今週末は関東での第一回英語UD研究会で、
発音指導も少ししてもらえるかもしれないので楽しみです。


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