今週はチャレンジ国語&英語教室に福岡のギフテッドスクールの下津浦校長が見学に来て下さいました。
国語を見てもらうのは初めてだったのですが
「とても子どもたちの様子が良かった!」
とほめて頂けて、ほっ。
先生が私の指導で特にほめて下さったのは
わたしの雰囲気と、声でした。
「村上さん、あなたはオーラはまっかっかで燃えてるけど、
子どもの前では、ほ~~んと、
うまくだませてましたよ~!!
子どもに警戒心を持たせない雰囲気でしたよ~~!!」
先生、だますってひどいです!!!(笑)
「でも、大事なことなんです!」
と先生。
特別支援に来る子どもたちは、本当に敏感です。
次にほめてくれた”声”もそうなんですが、
わたしはこの子達には絶対に出さない種類の声、トーン、大きさがあります。
出しちゃ行けない声は、例えば
自分の子どもを叱るときに声を低くして脅かすような声・・・。
大声でどなる、早口でまくし立てる・・もダメだなあ。。
ほかには、ピンと張りのある声も意外と長く続くとつらいようです。
こういう声は、子どもの心に警戒心を持たせてしまうようです。
警戒心は心の壁を作ってしまって、
せっかく届けたい内容が届いてくれなくなってしまい、
結局、教える側の意図とは逆の効果になります。
だから、本当に伝えたい、届けたいと思うときは
やさしく、やさしく、
特に注意なんかするときや、子どもの間違いを訂正するとき
つまりその子にとって嬉しくないだろうなあと思うようなことを言うときは
丸くて、なるべくふんわりした声になるように気をつけています。
子どもにとって、
「どの声で話すか」は、
意外と見落とされているのかもしれませんが、
子どもに、
「お母さんのどんな声が好き?(嫌い?」なんて聞いて見ると
即答で返ってきますよ!
お母さん/お父さんの「好きな声」って言われたトーンで話すといいですよ。
雰囲気も同じです。
子どもがのびのびできる雰囲気を作るには、
笑顔であるのが一番大切。
間違ってもいいんです、失敗してもいいんです、
っていう顔。
でも、ちょっと笑えないようなことを子どもがするときありますね、
そのときは、無表情で十分です。
あるいは悲しい顔です。
怖い顔は,怖がらせるだけで、心を閉ざされてしまいます。
下津浦先生とその後いろいろ特別支援の教室に来る子どもたちのことや
特別支援に関わる先生に大切なことをお話しているときに
そんな話になりました。
またほかにもこんな事をおっしゃっていました。
「この子達は、普通のクラスや普段の生活でもう十分に叱られてきている。
だからここにいるんじゃないの。
そういう子達をさらに叱ってどうなるの。
この子達はここで沢山ほめられて、自信を持てるようにならなくちゃ
他のどこでほめてもらえるの?
誰がほめてくれるの?
親がほめるんじゃだめなんですよ。
先生や第三者にほめられてこそ、自信になっていくんですよ。
そういう場所にならなくちゃいけないんですよ。」
との言葉には、とても同感しました。
指導する、と思うと、
方法はどうするのか、どんな教材や教具を使うのか、に気を取られますが
そうではなくて、
前から思っているのですが、
教室環境を整えることが一番大切です。
教材、指導法というのはその内側にあるものです。
外側をぐるりと、安心できる、暖かい空気でくるんでおくのが必要です。
もしこれが冷たくて、痛い空間であれば、
どんな教材や指導を持って来ても、子どもが変わらないのです。
北風と太陽と同じですね。
太陽になってこそ、子どもが心を開き、
先生と二人三脚の学びが始まるのだと感じています。
苛立ちや、なんで分からないの!と感じたときに
無意識で低いトーンになり書いてあることになってます。
声のトーンに、
注意には顔の無表情で十分効果的の文で
娘が苦手とする男性が苦手な理由にたどり着けた
気がしました。
来年度から情緒学級へといきますが、
苦手な男性が担任で男性から習うことは
娘にとって学習環境が整ったとは言えないかも
担任の先生のことは、校長先生に相談するなどしても難しいようでしたら、せめて担任の先生に娘さんが音に敏感であることはお伝えするとか・・・くらいしか思いつきません。このあたりは、情緒学級へ通わせていらっしゃる保護者の方の意見が一番参考になりますね・・・。お知り合いはいらっしゃいませんか。
情緒学級の担任は前任が養護学校という女性先生で
今のところすべての時間を過ごしている普通学級の担任が男性となりました。
どこまで理解してくださるか分かりませんが
必要性が出てくると、算数国語だけ通級のように情緒学級を利用したり、すべての時間を過ごしたりできるようなので、 活用していきたいです。
将来、情緒障害になる可能性がある宣告を教育相談で受け、そんな教育が小学校で行われているのも残念ですが…
まだ主人は情緒学級在籍に反対で説得中
情緒障害になってからは遅いですものね
担任の先生の理解はとても大きい影響力があると思いますので、娘さんがうまくなじめるといいですね・・・。
公的教育もやはり大きい組織だけに限界があるのはわかります。
保護者の力の差(知識、経済力など)が子供の将来を変えてしまうのが現状です。これはどこの国でもそうですが、日本はまだまだ知識すら浸透していないので、大変なのはもう、お約束なのです。
でも大切な子供のため。
がんばりましょうね。