一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1577   夏川を越すうれしさよ手に草履

2015年09月16日 | 

 先日、A氏より、日経新聞が出している非売品の「日経回廊」をいただいた。「男はみんなわがままだ」副題は「与謝蕪村・遅咲きの芸術家」で、蕪村についてA氏が書いている。

 蕪村が、絵の修行をした宮津の見性寺、掲句を詠んだ与謝野町野田川、京都の自宅跡や墓地などを実際に歩き、文章を書いている。私も是非一度は行ってみたいと思う。「蕪村は、60才を過ぎてからどんどん詩情が豊かになり、みずみずしさを増してゆく・・・・・」というのが蕪村のすごいところだ。私などは、とても真似できそうもないが。

 ところで、30数年前、俳句を始めたころ、森本哲郎の「月は東に―蕪村の夢 漱石の幻」を読んだが、「草枕」は、蕪村の絵画と俳句に惹かれた漱石が、それを小説化したものだ、それどころか主人公の画家は、蕪村自身に違いない、と断定しているのに、驚いたものだ。


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