一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

開き直りこそが秘訣  その4

2011年01月25日 | つぶやき

あと10日で立春。しかしそれは、あくまで暦の上でのこと。まだまだ、寒い日は続く。

『「三寒四温」という季語がありますが、「春ですか?冬ですか?』と問われたら、大概の人は「春」と答えるのではないかと思います。3より4の方が多いのは、子供だって知っていますから。しかし、実際は冬の季語です。こういう納得しがたいことも結構あります。

さて、今回の兼題は、「冬萌」です。こんな言葉と出会うと、日本人に生まれて良かったなあとつくづく思います。 

 

 

・野良猫の冬萌の庭すうと抜け      2gawa
・冬萌の枝の高みに飛行雲
・冬萌の枝の張りけり素脚の娘

 


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2 コメント

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難しい~~ (2gawa)
2011-01-26 00:49:06
冬萌、、初めて知りました、なんて素敵な言葉!
早速庭へ出て確認、たしかに!もう芽はふくらんでいるではありませんか。。そこで、、、
『冬萌』
・野良猫の冬萌の庭すうと抜け
・冬萌の枝の高みに飛行雲
・冬萌の枝の張りけり素脚の娘

すあし=素足、は足首から下のように辞書にあるのですが、俗にナマ足というストッキングのない脚は何というのでしょう。
調べても判らなかったので素脚(スアシ)としてみました、、無知の大胆で。。。

縮こまっていた私には難しかった冬萌でしたが、この言葉から前向きな気分を得ました。

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素足?素脚? (issyo k)
2011-01-26 08:12:36
2gawaさま

「素足」は、確かに畳、板の間、砂浜の砂、など足裏の感触がありますね。夏の季語です。

それに対して、ストッキングのない脚を「素脚」、これは歴史が新しいから歳時記にはないけれど、いい思い付きです。

忘れられてゆく季語もあれば、作らなければならない季語もあります。やはり、夏の季語でしょうね。

「ナマ足」というのも初耳です。ちょっと生々しいですが、世に流通している言葉ならば、うまく使えば「なま足」でもいいかもしれません。
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