昨日は、久し振りに強風が吹いた。追い風か向い風かで、テニスボールのスピードや落下点が随分違う。空振りが目立った。木枯(こがらし)2号かな?
さて、俳句をやっていると、必ず歳時記を開く。
ある時、木枯という言葉に出会う。「木を枯らす風のことか」風という字を使わずに風を言う。
うまい言葉を考えついたものだと、いにしえの人に私は感心する。歳時記には、そんな「うまい言葉」が実に沢山ある。
監獄に入る時、「一冊だけ好きな本を持って行っていい」と言われた時、さて、何を持って行くか。
「普通の本ならすぐ飽きてしまうが、歳時記は、飽きなくてよい」ということを、誰かが言っていた。秋元不死男だったかもしれない。
さて、「俳句は写真だ」と思う。映画でもビデオでもない。ある瞬間を切り取った写真である。
この句、木枯によって海が荒れているのだが、どんなにビデオカメラを回しても、沖の白波はかすかにさえ動いていない、と言う。そこが面白い。
雨に濡れない。
小鳥しか食べられない。
透明だから観察しやすい。
制作上気を付けたいのは、
あらかじめ、アクリル板に釘の穴を開ける。
木の板は、厚めが割れなくていいです。