一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1707   来世はありやなしやの蝉の声

2016年07月12日 | 

 昨日、若い頃は美しかったであろう、上品なおばあさまの来客があった。85才というが、60才台にしか見えなかった。さて、彼女の言葉を要約すると、

 「私の夫は、35才で亡くなりました。病気で死を覚悟したらしく、真顔で『あの世で会おう』と言いました。あれから50年。二人の子もそれなりに暮らしていますから安心しています。私も、いよいよあの世に行く年齢に近づきました。死ぬのは怖くないけれど、あの世で夫に会えるかしら。会えたとしても、若い夫は、こんなおばあちゃんになった私に、がっかりしないかしら、と心配です。」

ハギ(萩)


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2 コメント

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来世 (紗衣里友人)
2016-07-16 22:46:15
 「来世」って何なんでしょうね。私は行けません。
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あの世を信じて自爆した? (issyok)
2016-07-18 11:53:02
紗衣里友人さま

前世・来世・天国・極楽・地獄・・・・・人間は、あの世を色々考え出しましたが・・・・・
自爆テロの実践者も、あの世を信じて自爆したのでしょうか?
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